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Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン レビュー - 耳をふさがない爽快感が最高!スポーツ中にも使えるIPX8の防水性能も魅力です

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン
Oladanceのオープンイヤー型イヤホン「OWS Sports」のレビューです。ウインタブが知る限り、最近各社からリリースされている「オープンイヤー型」イヤホン、ウインタブでは以前Oladanceの「OWS Pro」、SOUNDPEATSの「GoFree2」を実機レビューしています。これら2機種は左右分離型(いわゆる完全ワイヤレス型)であったのに対し、今回レビューするOWS Sportsはネックバンドのついた左右一体型です。また、IPX8の防水性能を備えており、メーカーでは「スポーツイヤホン」と称しています。

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なお、このレビューではメーカーからレビュー用にサンプル提供していただいたものを使用しています。

ここがおすすめ
・耳を塞がないので装着感が素晴らしい
・周囲の音が聞こえるので、屋外でも安全に利用できる
・製品の構造を考慮すれば素晴らしいと言える音質
・設定アプリで音質やボタン操作割り当てをカスタマイズ可能
・カラフルな筐体色をラインナップ
ここはイマイチ
・製品価格は高め
・構造上やむを得ないが、騒音には弱い
関連サイト
Oladance OWS Sports オープンイヤー スポーツイヤホン:Amazon

1.製品概要

トップ画像を見ていただくと「骨伝導イヤホン?」って思いますよね?しかし、オープンイヤー型のイヤホンは骨伝導イヤホンとは構造が異なります。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 特徴
骨伝導イヤホンが「骨を振動させる」のに対し、オープンイヤー型イヤホンは「耳元に高品質な超小型スピーカーがある」という構造です。ただし、ウインタブでは骨伝導・オープンイヤーいずれのタイプもレビューしたことがありますが、使用感はそんなに変わりません(私が鈍感なのかもしれませんけど)。例えば骨伝導イヤホンは「骨を振動させるのなら音漏れはしないよね」って思いますけど実際は音漏れしますし、オープンイヤー型イヤホンの音漏れについては言わずもかな(ただし、イメージするほど大きな音漏れではありません)です。

また、装着方法について、あちこちのサイトに小難しいことが書いてありますが、結局はどちらも「耳に引っ掛ける」方式ですし、耳をふさがないので外部の音が聞こえ、屋外でも安全、という点は変わりません。あと、私の家族が骨伝導イヤホンを使っていて「軽い頭痛」を感じたことがあり、この点は(体質にもよりますが)骨を振動させる構造による影響とされています。ちなみに私は骨伝導イヤホンで頭痛を感じたことはありません。

また、音質については骨伝導イヤホンよりもオープンイヤー型イヤホンのほうが優れている、とされます(Shokzの公式サイトでさえ、そのような記載をしています)。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 装着イメージ
これが装着イメージです。骨伝導イヤホンと比べるとやや耳の穴に近いところにスピーカー部分が来る感じですね。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン カラーバリエーション
OWS Sportsは4色展開で、ご覧の通りデザイン性に優れていると思います。今回のレビュー機の筐体色は画像左端の「シルバー」ですが、個人的には右端の「イエロー」が好きですね。

また、デザイン性だけではなく、形状記憶チタン合金製のネックバンド(ワイヤーフレーム)は強靭で超軽量です。メーカー側では重量を開示していませんが、レビュー機の実測重量は26 gと非常に軽く、左右一体型であることによる重量面のハンデを感じさせません。

では外観を見ていきます。

2.外観

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 同梱物
同梱のペーパー類は取扱説明書(左上)、Oladanceの企業案内(左下)、保証に関する説明(右)です。取扱説明書は日本語化されており、Webからダウンロードすることもできます。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン ケース
ケースです。私の手も一緒に写っていますのでサイズ感はイメージしていただけると思います。「ハードケース」で表面がフェルト製です。スリムな印象のあるOWS Sports用としては大型で、本体を衝撃からしっかり守ってくれますが、バッグに入れると少々かさばりますね。このあたりは完全ワイヤレスイヤホンとの比較ではデメリットと言えます。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン ケース
ケースの中はこんな感じ。見るからに「守られている」と感じられます。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン ケース
ケースの中には充電ケーブルが入っていました。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン ケーブル
充電ケーブルですが、一方がUSB Type-AでOWS Sports本体に接続するほうの端子形状はメーカー独自のものです。そのため、ケーブルを無くしてしまうと大変…。メーカーに頼んで別途売ってもらうことになると思います。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン
本体です。骨伝導イヤホンによく似ていますよね。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 柔軟性
ネックバンドは非常に柔軟です。形状記憶チタン合金製ということで、よほど無理な力を加えない限り変形する心配はないと思われます。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 右側面

右側

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 左側面

左側

左右の側面です。右側にボタンが2つ、左側にボタンが1つついています。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 各部名称
右側が音量/電源ボタン、左側が多機能ボタンです。

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Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン ボタン操作イメージ
左側の多機能ボタンは一度押し、二度押し、三度押しのそれぞれに機能を割り当てることができます(後述するOladanceアプリで設定)。デフォルトでは一度押しで「再生/一時停止」、二度押しで「次の曲」、三度押しで「前の曲」が設定されていました。特に「二度押しで次の曲」というのは他のワイヤレスイヤホンでもおなじみの動作なので、戸惑うことがありませんでしたね。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン スピーカー部
これ、右側面の内側です。このようにスピーカーがあります。OWS Sportsは23 × 10 mmという、ワイヤレスイヤホンとしては超大型の振動板(ドライバー)を搭載しています。

3.アプリ

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 設定アプリ

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各種設定はスマホアプリ「Oladance(Google Play/App Store)」を使います。このアプリはOWS Sports専用ではなく、他のOladance製品でも使える汎用のもので、すでにこのアプリを使っている方は新たにインストールする必要はありません。

たくさんの機能を備えたアプリですが、ここではその一部をご紹介します。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 設定アプリ

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まず音質調整ですが、画像左にあるプリセット項目があり、一番下の「カスタム」を選ぶと画像右にあるイコライザーも使えますので、お好みの音質に仕上げることができます。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 設定アプリ

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多機能ボタンの操作割り当てもOladanceアプリから行います。音楽用、通話用それぞれに複数の選択項目があります。

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン

クリックで拡大します

それと「接続」について注意していただきたい点があります。Oladance OWS Sportsはマルチペアリング(2デバイス)に対応します。また、高音質なコーデック、aptX HDにも対応しますが、両者は「どちらかしか使えない」です。初期状態ではデュアルデバイス(マルチペアリングのことです)が選ばれており、この状態でaptX HDに対応するスマホと接続してもSBCかAACが選ばれてしまいます(Google Pixel 8で接続したところAACで繋がりました)。この画像の画面でデュアルデバイスからaptX HDに切り替えると初めてaptX HDでの接続ができます(Pixel 8の場合、自動的にAACからaptX HDに再接続されました)。

AACよりもaptX HDのほうが明らかに音質が上がりますので、お使いのスマホがaptX HDに対応している場合はaptX HD接続をおすすめします(そのかわりマルチペアリングを諦めなくちゃいけませんけどね)。

4.装着感と音質

装着感

Oladance OWS Sports オープンイヤー イヤホン 装着イメージ
装着イメージです。モデルはうちの次女で、身長150 cmと小柄です。髪の毛を後ろでひとつ結びにしているのでネックバンドの位置が下になり、メーカーサイトのイメージ画像よりも耳の後ろの部分が垂れ下がって見えますね。

私もかなり長時間Oladance OWS Proを装着していますが、まず「耳を塞がない」というのが素晴らしいですね!長時間の利用でも耳が蒸れたり痛くなったりしません。一般的なイヤホンにはない装着感で、これが大きな購入理由になると思います。ただし、メガネをかけている人の場合、メガネのツルとOWS Proが位置的に干渉しますので、人によっては、またお使いのメガネによっては装着感を損ないます。個人的には、というか私の使っているメガネとの併用では多少違和感がありました。そんなには気にならないのですが、メガネを外したときのほうがすっと快適でした。

なお、ネックバンドの長さはかなりの余裕があり、アンドレ・ザ・ジャイアントとかミッキーの着ぐるみ着用時などを除けば長さが足りないということはないと思います。

音質

外観とか耳を塞がないという仕様を考慮すると、音質はとても高く評価できます。ただ、これは別製品のレビューでレビュアーを努めてくれた吟遊詩人さんも書いていたことですが、カナル型とオープンイヤー型のイヤホンの音質比較にあたっては「環境」の違いを考慮する必要があります。つまり、「密室で音楽を聴く」「耳の穴に直接音を放り込む」ような音になるのがカナル型、「シアターで音楽を聴く」「周囲の音も拾い、耳たぶで反射された音も含んで耳に届ける」音になるのがオープンイヤー型です。

なので、重低音とか繊細な高音なんかはカナル型のほうが効きますし、生活環境に近い自然な音、という点ではオープンイヤー型のほうが心地よく聴けます。

それと、レビュー期間中、屋外でOWS Proで音楽を聴きながら歩いていると、近くをバスとかトラックが通るともう音楽は聞こえなくなります。あと、通勤電車の中などでも音楽は聴き取りにくくなると思います。なので、通勤時とか騒音が気になる場所で「じっくり音楽鑑賞する」ような製品ではありません。

一方でリモートワークなどで使う場合とか屋外でランニングなどスポーツをする場合だと「最強」でしょう。これらのケースでは外部の音が聞こえる、というのは非常に大きなメリットになります。というか屋外で使う場合は「安全」でもありますよね。

音漏れ

それと、気になる「音漏れ」ですが「します」。でもイメージするよりはずっと小さいです。例えば電車の中だとつい音量を上げがちになりますが、音量を50%くらいまで上げると隣に座っている人に聞こえてしまうくらいです。それほど騒々しくはない、多少の生活音のある場所で適正な音量(30%くらいでしょうか)で使う場合はほとんど音漏れは気になりません。

5.レビューまとめ

Oladance OWS SportsはAmazonで販売中で、通常価格は26,800円ですが、Amazonプライムデー(7月17日まで)で30%OFFの18,760円で購入できます。

一般的なカナル型イヤホンよりも格段に装着感がよく、それだけ高い装着感がありつつも音質面で妥協していない、期待を上回る音質である、というのがこの製品の大きなメリットだと思います。ただし、「ガチな音質」という意味では高品質なカナル型イヤホンには及びませんし、そもそもそれらの製品と同じ土俵で比較すべき製品でもありません。

最もおすすめしたいのは製品名にあるように「ランニングなど屋外での軽スポーツ、また散歩など」と「リモートワークなどの作業中のBGM」ですね。逆に通勤電車の中など、騒音が半端ない場所での利用はおすすめできません。また、IPX8レベルの防水性能がある、というのもありがたいです。屋外で急な雨に打たれるくらいなら故障の心配がありませんからね。

6.関連リンク

Oladance OWS Sports オープンイヤー スポーツイヤホン:Amazon

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