2019年にライターのnatsukiさんがレビューしたノイズキャンセリングヘッドホン「Mu6」に後継モデルが登場です。Mu6はnatsukiさんが「2019年ベストガジェット」に選定した製品です。音質評価がガバガバな私と違い、natsukiさんはクラシック音楽にも造詣が深い人なので、Mu6の品質の良さがうかがえますが、後継モデルの「Mu6 Space 2」は当然のことながら多くの部分でMu6に改善を加えたものになっています。なお、前身モデルのMu6については、こちらのレビュー記事をご覧ください。
ノイズキャンセリングヘッドホン「Mu6」レビュー - ダイナミックレンジの表現力が素晴らしく最高の没入感を約束するノイズキャンセリングヘッドホン(実機レビュー:natsuki)
スペック表の前にこの比較表からご説明します。Mu6からの変更点として、「3D Touch機能」「折りたたみ対応」「有線接続対応」そして音質およびノイズキャンセリング(ANC機能)の改善が挙げられます。
3D Touchというのは、このようにイヤーカップをタッチもしくはスライドすることによって音量調整や曲送り、再生/停止などの操作を可能にするものです。Bluetoothイヤホンなどでこの機能を実装している製品はありますが、Mu6にはなかった機能です。
また、この点は結構重要なのではないかと思いますが、折りたためるようになりました。スマホとペアリングして移動中に音楽を聴くというのもこの種のヘッドホンではよくある使い方だと思いますので、歓迎すべき改善点だと思います。
これが同梱物ですが、しっかりキャリングケースもついています。旅行のお供にも良さそうですね。ただし、Mu6に付属していた「かなりカッコいい充電スタンド」はついていません。ここはちょっと残念な気もします。
これですね。Mu6の充電スタンド。これは残してほしかった…。
実機を試してみないとANCの性能がどのくらい向上したのかはなんとも言えません(上の比較表だと数値面でかなりの改善がなされているようですが…)。しかし、ANCだけでなく、Mu6 Space 2は装着感も大きく改善されているようです。イヤーパッドには通気性の高いナイロン生地を採用し、イヤーカップやバンドの形状も吟味、メーカーいわく「ZERO Pressure」の装着感を実現しています。
これがスペック表です。対応コーデックにはaptXとAACも含まれていますので、AndroidでもiOSでも遅延のないサウンドが楽しめそうです。Mu6からの変更点として、バッテリー容量が少し小さくなっています。これに伴い、稼働時間も少し短めに変更されています。スペック表の稼働時間が実際に確保されていれば特に問題ない水準だとは思いますけどね。
Mu6 Space 2 ANC ヘッドホンは近日Makuakeでクラウドファンディングが開始される予定です。3月9日現在、日本語のキャンペーンサイトが開設されていて、そのサイトによれば「最大40%OFFの16,200円から」購入が可能とのこと。おそらくこれは「超早割価格」だと思いますが、前身モデル Mu6については、ウインタブとして非常に高く評価していますので、音楽好きの人はクラウドファンディング開始を楽しみにしておきましょう!
関連リンク
ステージにいるような音楽体験 ノイズキャンセリングヘッドフォン Space 2:メーカーによるPRページ(Gadegetplus内)