株式会社Taurus(株式会社トーラス、東京都にある日本企業)がポータブルSSD「Monster Storage PicoGo」を発売しました。ストレージのジャンルについてはライターのnatsukiさんがよく記事にしていて、先日もポータブルSSDのレビュー記事を掲載しています。
natsukiさんの記事にもありますが、SSDに関してはAliExpressの怪しいショップで購入したり、Amazonであっても全く知らないブランドの激安品を購入するのは避けるほうが無難です。偽物とか詐欺まがいの容量偽装品が大量にあるので、「せめて名前を知っているメーカーの、『そこそこに割安』なセール品を、Amazonなどの信頼できるECサイトから買う」のが安全ですね。
Monster Storageは比較的新しいブランドですが、運営が日本企業ですし、Web上の評価もよく、このPicoGoについては・メーカー直販サイトでの販売で製品保証も1年ついていますので心配はいりません。また、後述する価格についても「異様に安い」わけではなく「普通にかなり安い(変な日本語ですみません)」くらいです。
PicoGoの特徴は「サイズ」です。ご覧の通り超小型で、接続端子がUSB Type-CなのでPCでもスマホでも使えます。スティックタイプのUSBメモリースティックとかポータブルSSDをスマホで使うと「折ってしまいそう」に感じられますが、PicoGoの形状ならいくぶん安心かと思います。
スペック表です。データ転送速度は読み込みが最大450MB/s、書き込みが最大400MB/sなのでSATAの数値です。とはいえ、USBメモリースティックなどよりはずっと高速ですし、NVMeよりも発熱が抑えられるので、ポータブルSSDジャンルに向きます。というか、「スマホで撮影した写真を数十枚PCに入れる」とか「数MBとか数十MBのデータファイルを転送する」とかであればSATAとNVMeの体感差なんてほとんどありません。
利用イメージです。PC、スマホ、タブレット、ポータブルゲーム機などで使えます。接続端子がUSB Type-Cなのもいいですね。なお、(PCでは最近あまり見かけませんが)スマホやタブレットのUSB Type-CポートがUSB 2.0規格の場合はデータ転送速度が遅くなります。USB 2.0の転送速度は最大480Mbps(60MB/s程度)で、スマホやタブレットのUSB Type-CポートはまだUSB2.0規格のものが多いので、この点は注意してください。
Monster Storage PicoGoはMonster Storageの直販サイトで販売中で、5月23日現在「特別価格」で購入できます。価格は下記の通り。
128GB→特別価格¥2,980
256GB→特別価格¥4,480
512GB→特別価格¥7,980
※おひとりさま1点のみ
※数量限定
この価格は市場で最安値とは言えませんが、非常にコンパクトなポータブルSSDというパッケージングと国内メーカーの保証付き製品であるという点を考慮すれば「安い」と思います。SSDなので容量が大きいに越したことはないのですが、デバイス間でちょっとしたデータを移動するような「USBメモリースティックの代替」的な使い方であれば128GBでも十分かと思います。
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2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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