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INSCAPE Puzzle Box|古代文明の謎を解き明かせ!立体パズルゲーム レビュー - 木製のデザインが映える、冒険心をくすぐるパズルボックス

INSCAPE Puzzle Box
こんにちは、natsukiです。クラウドファンディングサイト「Kibidango」でプロジェクト開催中の、ドイツ発のパズル「INSCAPE Puzzle Box|古代文明の謎を解き明かせ!立体パズルゲーム」のレビューをお届けします。こういう木製パズルは、ここ数年、私がハマっているジャンルです。例えばROBOTIMEブランドはお気に入りで、レビュー記事もいくつか書いてきました。

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さて、このINSCAPE Puzzle Boxですが、もう、ひと目見てそそられます、イイですね!仕組みとしては、いわゆる箱根細工で、パズルを解いて箱を開けるというもの。そして、そのデザイン、ギミックともに、とても凝ったものとなっています。はい、大好物です。なお、このレビューはきびだんご株式会社より提供していただいたサンプル品によって行っています。この機会をいただいたことに、この場を借りてお礼申し上げます。

それと、以下の記事中では、解法のネタバレはしないようにしていますので、その点は安心してお読みください。

クラウドファンディングのページはこちらです
提供:きびだんご株式会社
立体パズルゲーム「INSCAPE Puzzle Box」
(Kibidangoのクラウドファンディングで3月28日まで支援受付中)

1.イントロダクション

ラインナップ

lineup
INSCAPE Puzzle Boxは、「マヤの伝説」「ファラオの謎」「シーザーの財宝」の3つがラインナップされており、今回レビューするのは、そのうちの「マヤの伝説」です。

世界観を楽しむ

story
Kibidangoの製品ページには、各パズルそれぞれのバックストーリーが載っています。こういった「背景」を含めて、その世界観を楽しむのも、このINSCAPE Puzzle Boxの醍醐味の1つです。「マヤの伝説」バックストーリーに出てくる「フ・ナプとイクスバランケ」は、実際のマヤ神話から録られています。他のエジプトのファラオや、ローマのシーザーに比べれば知名度は低いので、より「未知への探検」感が増すバージョンですね。モチーフとなった神話についてはWikipediaにも項目があるので、パズルに取り組む前にそのあらましを知っておくのも一興でしょう。

フンアフプーとイシュバランケー:Wikipedia

2.実製品

INSCAPE Puzzle Box
お待ちかね、実際の製品を見てみます。

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同梱品です。カードには、Kibidangoにも書かれた背景のストーリーが記されています。ドイツ語と英語ですが、内容はKibidangoの紹介ページに載っているものと同じです。QRコードのリンク先の公式サイトは、記事執筆現在、日本語はありませんが、ブラウザの翻訳機能でも十分に読めるでしょう。

MAYAS-MYTHS
MAYAS-MYTHS
MAYAS-MYTHS
MAYAS-MYTHS
そして、見よ。細部まで作り込まれた、この造形美。

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3.謎解き

number
実際の謎解きのネタバレは伏せさせていただきますが、6面それぞれを見ると、すぐに何をすればいいかだいたい分かる面が、いくつかありますね。とりあえず、式やダイアル、スライドなどから、何らかの数字を導き出すことが必要そうだというのは予測が付きます。ちなみに、スライドの数字は、本物の「マヤ数字」です。この辺も「ガチ」。

start
ともあれ、まずは比較的分かりやすい面からはじめていくと、芋づる式にヒントが現れます。はじめの状態ではどうすればいいのか見当もつかない部分が、他の謎を解くことで、なるほどこうすればいいわけね、とつながっていく。この、次々にカラクリを解き明かしていく感覚はたまりません!

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余談ながら、個人的にはメソアメリカの文明というと、翡翠や黒曜石といった石細工の印象を強く持っています。上の写真は昨年に開催された展覧会で私が撮影したものですが(写真撮影可の展覧会でした)、この「マヤの伝説」にも、基本木製でありながらこのような石細工を彷彿とさせる要素があり、ニヤリとさせられました。もっとも、他のラインナップに組み込んだ方が文化的整合性はあるかなというギミックもありましたが……おっと、あまり言うとネタバレになるのでこのくらいにしておきます。

info
「マヤの伝説」は、難易度レベルが「3.5/5」で、3つのラインナップの中では真ん中の製品です。所要時間は、約60分~90分とのこと。で、私の場合、実際どうだったかというと、解きながら情報を総合して「予測」がついて解錠はできたのが1時間強。謎解きを完全にクリアしたのが2時間弱といったところでした。もっとも、レビューのために写真やメモをとったりしながらだったので、謎解きに集中すればもっと速かったと思います。負け惜しみじゃないですよ(笑)。中学生と小学生の子供二人でも、相談しながら解いたので、注意深く考えれば、まあ、大人であればまったく歯が立たないということはないかと。難しすぎたらどうしようというところまでは、心配しなくてよいでしょう。もちろん、それなりの発想と手間は必要なので、うまくいったときには、思わず歓声が上がるような出来です。

ちなみに、ギミックそのものは単独で完結している製品ですが、おまけ要素として3種類すべてが揃うことで分かる最後の謎があり、コレクション要素も備えます。

4.まとめと支援価格など

INSCAPE Puzzle Boxは、クラウドファンディングサイト「Kibidango」にてプロジェクトを開催中で、すでにプロジェクトは目標を達成しています(プロジェクトは3月28日まで)。

まず、この製品の見どころは、木の素材による造形美。私は、木製パズルをかなり色々買っていますが、それらのコレクションと比べても、このINSCAPE Puzzle Boxの美術性は、デザインセンス、細部の作り込みともに高く評価できます。まさに「宝物」として、手にとってじっくり眺めていたくなる魅力を備えています。

そしてもちろん、パズルを解き明かす達成感。難易度に対しての感想は個人差が大きいかもしれませんが、私の感覚では、「ひらめき」の難易度は易しめであると感じました。つまり、注意深く観察すれば、完全に行き詰まって詰む、という心配は低いかと思います。そして、「作業」がそれなりに必要になっています。そのため、解き明かしているときは、次に何をすればいいかまったく分からなくなるということはなく、手を動かすことで次から次へと謎解きに没頭していけます。この辺の難易度と「導き方」も、実にうまいと感じました。ながめて良し!解いてよし!デザイン性でも、パズルでも、十分に満足できる、クォリティの高い製品です。

価格(支援額)については、クラウドファンディングの性質上、割引率の違うプランが複数あり、記事執筆現在で20%~14%引きのプランが残っています。「マヤの伝説」「ファラオの謎」「シーザーの財宝」バラ売りと、「古代の謎3種」セットがあり、当然、セットの方が得な設定となっています。個別だとおおむね約8,000円から約10,000円です。なかなかの価格になりますが、すでにある同様のコンセプトの製品と比べても、精巧なカラクリと、そしてデザイン性、芸術性への評価を考えれば、相応なところでしょう。なお、海外での販売価格をみると、Kibidangoの価格設定は十分に良心的です。

5.関連リンク

提供:きびだんご株式会社
立体パズルゲーム「INSCAPE Puzzle Box」
(Kibidangoのクラウドファンディングで3月28日まで支援受付中)

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