こんにちは、ゆないとです。今回は、やっと日本での正式な発売が決定した左右分離型Bluetoothイヤホン「Pixel Buds」をご紹介します。このイヤホンは昨年の2019年10月15日に発表された”Pixel 4”シリーズと同時に発表されていた製品で、2020年春頃の発売を予定していて海外では今年の4月に発売されていました。
8月4日、Googleスマホのニューモデル”Pixel 4a”の発表に合わせて、日本での発売日が8月20日であることが公開された形になります。気になるPixel 4aの方は紹介記事を既に公開中ですので、併せてご覧ください。
Google Pixel 4a - Pixelシリーズの最新ミドルレンジモデルが登場!カメラはハイエンドクラスです!
1. スペック
Google Pixel Buds | |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 |
バッテリー |
イヤホン単体:最大5時間(通話最大2.5時間) 充電ケース込:最大24時間(通話最大12時間) |
防水・防塵規格 | IPX4 |
サイズ |
イヤホン:20.5 x 19.5 x 18.2 mm 充電ケース:63 x 47 x 25 mm |
重量 | 充電ケースのみ:56.1g、充電ケース+イヤホン:66.7g |
入出力ポート | USB Type-C、Qi |
ドライバー/span> | 12mmダイナミックドライバー |
カラー | Clearly White(白)、Almost Black(黒)、Quite Mint(薄緑) |
”Google Pixel Buds”という名称ですが、このモデルは”Google Pixel Buds 2”と言ったほうが良いでしょう。
実は”Pixel 3”発売当時に、このような従来のBluetoothイヤホンタイプのモデルが”Google Pixel Buds”という名称で発売されていたりします。そこから進化して、トレンドの左右分離型としてグレードアップしました。
バッテリー持ちは良好で、イヤホン単体で最大5時間、充電ケース込みで24時間の使用に対応しています。また、10分の充電で2時間の使用が可能となります。通話を行った場合は、もう少し使用時間が減少します。
防水・防塵規格の等級は「IPX4」で、生活防水程度です。流水に浸けることはNGですが、汗や雨などの飛沫程度であれば問題ありません。IPX4であれば、スポーツでも安心して使えますね。
重量は、充電ケースのみで約56.1g、イヤホンを収納しても66.7gと軽量です。単純に考えて、イヤホンだけの重量は片側約5g程度だと予想できるので、装着感も期待できます。
入出力ポートはUSB Type-CのみですがQiを搭載しているため、ワイヤレスでもワイヤードでも充電ができるようになっています。
その他の情報として、ANC(アクティブノイズキャンセリング)は搭載していませんが、後述する音声認識の機能のため、顎の動きを検知する加速度センサーや骨伝導で本人の声をクリアに捉えることができるようなセンサーを搭載しています。さらに、イヤホンの表面(フェイスプレート)の部分にはタッチセンサーが搭載されており、タッチでコントロールが可能です。
2. 外観など
カラーは3種類あり、Clearly White(明らかな白)、Almost Black(ほとんど黒)、Quite Mint(かなりミント)と、他のGoogleのモバイル製品と同様にエッジの効いたカラーの名称となっています。
イヤホンで言うシェルの部分は共通のカラーですが、フェイスプレート部分が各色に分かれています。丸い形状がポップで、耳に入れても違和感なくフィットしてくれそうです。中心には”G”の刻印がありますが、光に加減でわかるような控えめな印象です。この部分でタッチによる操作を行います。
この画像を見る限りだと、一般的なシリコンタイプのイヤーピースに見えます。個人的な想像ですが、ホールのサイズさえ合えば他のメーカーの好みのイヤーピースに交換して、音質変化を楽しむこともできそうです。イヤホンの形状は数千人の耳の形をスキャンして、多くの人にフィットするようになっているようです。本体がずれないようウイングチップのようなものが付いていることがわかります。
この製品はANCには対応しておらず、むしろ外部の音を適度に拾うようにベント(空気孔)が空いている、セミオープンタイプのイヤホンのようです。その分、音が不自然に籠もらず開放感のあるクリアな音質が期待できると同時にアンビエントなリスニング環境を提供することが目的です。個人的にこのアンビエントなリスニング環境を体現しているのが、SonyのXperia Ear Duoではないかな…と思っていますが、それに近いイメージだと思います。
一番の特徴は、リアルタイムで翻訳をしてくれる機能です。おそらく多言語対応のため(日本語もここに含まれる)、発売が遅れるところもあったのでしょう。現在では、約40カ国の言語に対応しているようです。昨年の”Made by Google”イベントでデモがありましたが、非常に精度の高い翻訳だと思います。ただ、どれだけネイティブなレベルで変換してくれるのかは試してみないとわかりません。
ただこれが実現すれば、海外に行って咄嗟に言葉が出なくとも、フレーズを調べるよりは非常に簡単にコミュニケーションが可能になるかもしれませんね。
実行には「OK Google、英語に翻訳して」のように言った後、会話モードになるので日本語で発声をすれば、スマホから英語で音声が出力されます。
リアルタイム翻訳の利用方法(Googleのヘルプページ。動画は英語音声です。)
4. まとめ
販売日は8月20日で、日本のGoogle Store(オンライン)を初め、Amazonや家電量販店などで販売されます。価格は税込20,800円です。
左右分離型イヤホンですが音楽リスニングが”主”ではなく、スマートフォンでの体験を向上させるような”アシスタント”機能を強調する製品です。
適度の外音が取り込めるようなタイプのため、長時間つけていても圧迫感はそこまで強くないと思います。形状も大きすぎず小さな耳の人にもフィットしそうです。そのため、スマートウォッチと同じようなウェアラブル製品としても役に立つでしょう。また、家電量販店などでも発売されるため、事前に試してみることも可能です。
既に発売済みの海外での評価はそれなりに良さそうなので、個人的には気になる製品です。何よりGoogleらしい製品だなと、デザインや機能、コンセプトから感じているので、日本での評価が楽しみな製品ですね。
5. 関連リンク
Google Pixel Buds(Google Store)
Google Pixel 4a - Pixelシリーズの最新ミドルレンジモデルが登場!カメラはハイエンドクラスです!
リアルタイム翻訳の利用方法(Googleのヘルプページ。動画は英語音声です。)