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モバイルモニター、AUZAI M16の実機レビュー - 大画面なのに軽量、まさに「モバイル」なフルHDモニター

PCと繋げた状態
こんにちは、チャハ一ンです。今回はAmazonで「ベストセラー」に輝く15.6インチのモバイルモニター「AUZAI M16」をレビューします。モバイルモニターというジャンル、価格はネックですが少々気になっていました。そんな中でのレビューですが、当初の予想よりもずっと実用的・魅力的な製品ジャンルではないかと感じました。なお、今回のレビュー機は、メーカーのAUZAIにサンプル提供頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。

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1.スペック

まずは製品ページの情報を交えながら、カタログスペックをご紹介します。

  AUZAI M16
画面サイズ 15.6インチ
ディスプレイ方式 IPSパネル
リフレッシュレート 60Hz
コントラスト比 1000:1
解像度 FHD(1920×1080px)
視野角 178°
スピーカー 1W×2
端子 USB-C×2,mini-HDMI、オーディオジャック
バッテリー なし
サイズ 335.7×229×9.4mm
重量 649g

15.6インチサイズで解像度はFHD(1,920 × 1,080)、IPS液晶と、サイズ、画質の数値とも申し分ないですね。また、特にUSB-Cでの映像入力・給電に対応している点はうれしいです。対応している端末であれば、USB-Cケーブル一本だけで使うことが出来ます。

競合製品と比較すると、重量も軽めですし、ベゼルも相当細いです。ただし、タッチパネル非対応でバッテリーは内蔵されません。それでは実機を見ていきましょう。

2.開封

外箱
開封していきます。箱はApple製品のような高級感があります。箱の構造もスマホにありがちな、「重力でゆっくり落ちてくる」あの箱です。そのちょっとした手間がさらにワクワクを高めます。

アクセサリ一覧
同梱物です。

・本体(スタンド兼保護カバー)
・USB-C to C、HDMI to mini-HDMI、USB-A to Cケーブル
・保護フィルム、マイクロファイバークロス、説明書
が同梱されています。ケーブル類は相当充実していて、わざわざ買う必要はありません。保護フィルムにマイクロファイバークロスと、その他のアクセサリもかなり充実しています。

説明書
同梱の説明書ですが、ややフォントはおかしいものの量も内容もしっかりしています。大手でもこのあたり適当なメーカーもありますが、30ページほどの充実した内容です。接続方法も丁寧に書いてあるので、詳しくない方でも大丈夫だと思います。

3.筐体

カバー付きのモニタ
筐体を見ていきます。最初からマグネット式のカバーに包まれた状態で届きます。このカバーがすごく手触りが良く、少し感動しました。ただ後述しますが、やや使いづらいところもあります。

モニタ本体
本体を確認してみます。三辺のベゼルはとても細く、2、3mmといったところでしょうか。下部のベゼルは25mmほどで、メーカー名が入っています。

コインとの薄さ比較
厚みは製品ページでは0.9cmとなっていますが、これは端子やスピーカーのある本体下部のもので、他の部分は4mm弱しかありません。身の回りのものだと、スマートフォンの半分程度の薄さといえば分かりやすいでしょうか。かがくの ちからって すげー!

本体一周外観
重量は製品ページでは649gとなっていますが、実測値は604gと、カタログよりも軽かったです。見た目が15.6インチと大きいこともあって、とても軽く感じます。付属のカバーを取り付けると重量は1,060gになります。ノートPCと合わせると少し重いですが、持ち運べないことはありません。

スタンド角度
カバーを開いて自立させた状態です。二段階の角度調整が出来ます。このカバーなのですが、少し難点があります。というのも本体とカバーは磁石で貼りついているだけで、カバーが重いせいもあり時々ズレてしまい、冷や汗が出ました。またカバーの使い方自体少々分かりにくい点も残念です。質感は非常に良いので、今後構造が改良されるとよいかなと感じました。

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本体左側
本体左側です。上から順に電源ボタン、電源や輝度の操作ボタン、オーディオジャックです。この二つ目のボタン、説明が難しいのですが「上下に動かせるレバーで、なおかつ押し込める」というのが一番近いです。色温度や輝度、音量などの調整はほとんどこのボタンで行えます。調整項目も充実していて操作もわかりやすいと感じました。

本体右側
右側です。上から順にmini-HDMI、USB-C(映像出力&給電)、USB-C(給電のみ)の3ポートです。一番下に給電のみのポートがあるのは、HDMI接続の際に電源を必要とするためです。

4.ディスプレイ

グラデーションを表示
ディスプレイ品質ですが、「かなりいい」と感じました。視野角もIPSらしくちゃんと広いですし、ドット抜けや色が変ということもありませんでした。私物のHPのIPSモニターと比較しても、むしろこちらのほうが綺麗なくらいです(画面が小さい分、画素密度が上がっているのもあるとは思います)。

設定画面
もし好みに合わなければ設定でいろいろ弄れます。ちなみに色設定ですが、コントラストや彩度、色温度だけでなく、各色ごとに設定もできました。これ、なかなか凄いんじゃないでしょうか?

さて、ここまで読んで頂きましたが、読者の方々の中には、「画面なんて1つあれば充分」という考えの方もいらっしゃると思います。私自身かつてそうでしたが、実際に使ってみるともう1枚には戻れません。

PC画面のみ

例えば何か書類を作成する時には、参考資料を見たり、完成時のプレビューを見ながら作ることがあるはずです。画面が1枚の場合、片方のウィンドウを閉じて、もう片方のウィンドウを再度開く手間が必要です。あるいは、画面を二分割して目を凝らすかもしれませんね。

2画面の状態

一方画面が2枚あれば、参考資料とメインの画面は視線を動かすだけで移動できます。また必然的に画面との距離が開くので、疲れにくいです。

これは書類作成に限った話ではなく、ビデオ会議でプレゼンをする時、作業をしながら動画鑑賞をする時、私のように記事を編集しながらプレビューを見る時、など… 作業効率がはるかに上がるのがお分かりいただけると思います。

そのうえで改めてこの製品を見直していただくと、外でもケーブル一本で2画面が使えるというのが、いかに凄いことか伝わるのではないでしょうか。

遅延も見てみましょう。natsukiさんの記事に倣って、ストップウォッチで試してみます。
※今回はHDMI接続で、間にminiDPとの変換アダプタが挟まっています。

遅延の比較
少々バラツキはあるものの、20ミリ秒以下のごく小さな遅延があります。とはいえ、「言われても全く知覚できない」レベル。プロゲーマーの方なんかだと分かるのかもしれません。また、変換アダプタが原因の可能性もあります。どちらにせよ、普通に使う分には全く問題ありません。

iPadとの接続
モバイルということで、iPad(7th Gen)にもつなげてみました。大画面でゲーム出来たら面白そうだな、と思ってやってみたのですが、ゲームをプレイすると処理性能が足りないのか秒単位の遅延が出ます。動画視聴なんかであれば問題ないですが、ゲームをするには端末も高性能なものが必要のようです。昨今流行りのゲーミングスマホなんかと接続して使ってみるといいかもしれません。

WiiUとモニタの接続
我が家で唯一直接HDMI出力ができる、Wii Uも繋いでみます。改めてベゼルが細いなぁといった印象です。何年かぶりにスマブラをやってみましたが、全然勝てませんでした。ゲーマーとしては「モニターが悪い」と言いたいところですが、遅延やコマ落ちは一切感じなかったので単純に実力ですね。悲しい…。

私は持っていませんが、Nintendo Switchなんかは相性がよさそうです。別途給電は必要なものの、何人かで集まってプレイするときには使えそうだと感じました。

5.その他

スピーカー部分
これだけ薄いのに凄いなと感心したのですが、スピーカーが搭載されています。スピーカーは1W×2個で、しっかりステレオ対応です。実際に試したところ、一人で使うにはちょうど良いですが、複数人で囲んだりするとやや力不足感があります。物足りなければ別途スピーカーなどをつなげてもいいかもしれません。

スピーカー・イヤホンジャックの音に関しては、「普通」といった印象です。ライターなんだからもう少しなんかあるだろ!と言われそうですが、本当に良くも悪くもなく、普通です。強いて言うならもう少しスピーカーは重低音が出ると嬉しいですが、そもそも「モバイル」モニターなことを思うと十分すぎる質だと思います。

6.価格など

AUZAI M16はAmazonで販売されており、6月27日現在の価格は税込み19,880円です。保証期間が最大15か月あり、メーカーの印象としてもしっかりしていると感じられました。また、付属品が充実しているのも好印象でした。製品の性質上需要は限られるのかもしれませんが、出張など移動の多い方や、気軽に集まってゲームや動画を楽しみたい方は充分買う価値があると感じます。

7.関連リンク

AUZAI ME16:Amazon

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コメント

  1. なお より:

    便利ですよね
    私はon-lapの古いやつ使ってますが高かったですよ
    いまは20kくらいで色々選べますね