ASUSがゲーミングマウス「TUF Gaming M4 Air」を発売します。ウインタブでは2022年、マウスやキーボードなどの周辺機器のご紹介やレビューにも力を入れようと思っているのですが、残念ながらいまのところゲーミングマウスについては実機を試した経験がほとんどありません。この製品の最大のセールスポイントは「重さわずかに47 g」という点だと思います。少し調査してみましたが、この重量はゲーミングマウスとして「最軽量クラス」です。
また、ゲーミングマウスは概して価格が高めで、1万円以上するものも珍しくありませんが、このTUF Gaming M4 Airは市場想定価格が6,980円となっており、超軽量な割にかなり購入しやすくなっています。
接続:USB 2.0 有線
トラッキング速度:400 IPS
加速度:40G
解像度:最大16,000 DPI
ポーリングレート:1000Hz
ボタン数:6
対応OS:Windows 10
抗菌加工箇所:すべてのボタン、カバー
抗菌仕様:ASUS BacGuard Antibacterial Treatment / ASUS独自の抗菌加工技術
サイズ:126 x 64 x 40 mm / 49 g
※ASUS製品ページでは49 gと説明されており、スペック表ページでは49 gと表示されていました
まず、このマウスは「有線」です。ゲーミングマウスの場合、接続の安定性が求められることもあり、割と有線タイプのものが多いです。あと、この軽さなんで、バッテリーだの電池だのは積んでらんない、ということもありますね。
スペック表記載の数値のうち、「解像度(マウスを1インチ動かした際に移動するカーソルの距離)」については一般的なマウスの紹介記事でもよく記載していますが、「トラッキング速度」「加速度」「ポーリングレート」というのは一般的なマウスのスペック表にはあまり出てきません。
トラッキング速度:マウスを動かす際に、センサーが正しく認識できる最大距離。単位はIPS(Inch Per Second)
加速度:マウスを動かす際に、センサーが正しく認識してくれる最大の勢い
ポーリングレート:1秒間にマウスの操作情報を何回パソコンへ報告するかの指標。この製品の場合、1,000Hzなので1秒間に1,000回の情報を送れる
※参照サイト:ゲーミングマウスの基礎知識 ~スペック用語編~ え?今更!?:ツクモゲーム部
上から見たところです。ここ数年、たまに見かける「穴だらけ」の形状で、この形状をASUSでは「Air Shellデザイン」と呼んでいます。
ボタン数は6です。これらのボタンは「プログラマブル(ユーザーが操作割り当てを変更できる)」で、設定アプリ「ARMOURY CRATE(ASUSのゲーミングPCではおなじみのアプリですね)」を使って変更します。
見た感じ「穴だらけ」ではあるのですが、この製品はIPX6の撥水性保護コーティングが施されていて、めっちゃ手汗をかいたり、水をこぼしたりしても平気です。
あと、なにげに「抗菌」です。「表面とサイドボタンには新開発のASUS抗菌ガード銀イオン処理が施されている」とのことで、ゲーミングマウスとは思えない気配りが光ります。
解像度は最大で16000DPIと、ゲーミングマウスらしい数値になっています。非ゲーミングマウスだとせいぜい4,000DPIくらいだと思います。
ASUS TUF Gaming M4 Air マウスは2月4日の発売予定で、冒頭に書いた通り、市場想定価格は税込み6,980円です。
記事を書いていて、「イルミネーション機能はないんだなあ」と思いましたが、それ以外は非常に優れたスペックのマウスだと思います。超軽量なので、特にFPSゲーマーから人気が出そうですね。個人的には47 gのマウスというのを試したことはありませんが、ゲームシーン以外でもかなり快適な操作性が得られるのではないか、と思います。
関連リンク
TUF Gaming M4 Air:ASUS