こんにちは、こうせつです。今回はMakuakeでクラウドファンディングが開始されたばかりの超小型4Kカメラ「AKASO Keychain」をレビューします。Go To トラベルキャンペーンなどで旅行するときや、これからのウィンタースポーツでも活躍してくれるアクションカメラです。
AKASOのアクションカメラは直近だとこの9月にウインタブで「Brave 7 LE」を実機レビューしています。
AKASO Brave 7 LEの実機レビュー - サブディスプレイのついたアクションカメラ。GoProよりもずっと安価で高画質
なお、今回の記事執筆にあたり、メーカーであるAKASOにレビュー品をサンプル提供していただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
1.スペック
AKASO Keychain のスペックは以下のとおりです。
型番:AKASO Keychain
動画設定
解像度:4k30fps、2.7k60fps、2.7k30fps、1080P60fps、1080P30fps、720P120fps。 720P60fps
ループモード: 1分、3分、5分
スローモーション: 1080P60fps、720P120fps、720P60fps
タイムラプス: 1秒、3秒、5秒、10秒、30秒、1分
静止画設定
解像度: 20MP、16MP、14MP、10MP、8MP、5MP
バースト: 3p / 7p / 15p / 30p
間隔:3秒、5秒、10秒、30秒、1分
カメラ:20メガピクセル
インターフェース:micro SD(最大64GB)、USB Type-C
その他:ライト、Wi-Fi
付属品:本体、ピポットスタンド、スタンドベース、ポータブルケース、マグネットベース、ポータブルクリップ、USB Type-C ケーブル
最大録画時間:60分
本体重量:42g(測定値)
本体サイズ:幅 32mm x 高さ 62mm x 奥行 18mm(測定値)
※クイックマニュアルは英語表記のみ。日本語入りのユーザーマニュアルはメーカーウェブサイトからダウンロード可(PDF)。
2.筐体
AKASO Keychain の実機を確認します。
外箱を開けたところです。アクションカメラというと「四角い、黒い」というイメージでしたが、AKASO Keychain は「丸い、白い」が第一印象でした(黒のモデルもあります)。箱の中には本体以外にもいくつかの付属品が同梱されています。
同梱物です。本体とクイックマニュアル以外にはピポットスタンドとスタンドベース、ポータブルケース、マグネットベース、ポータブルクリップ、USB Type-C ケーブルが入っていました。アクションカメラにしてはシンプルな付属品ですね。
今回、あえて予備知識を入れずに開梱や動作をチェックしたのですが、同梱物を見ただけで何に使うのかがだいたい分かる、というのはシンプルさ故のメリットだと思います。たとえば知人にプレゼントするときなどにも良いですね。
本体画像はメーカーウェブサイトと撮影のもの、両方で見ていきましょう。アクションカメラとしてはディスプレイなしモデルです。側面には電源ボタン(Wi-Fiボタン兼用)と録画ボタン、底面にはmicroSDとUSB Type-C端子。本体が防水仕様になっているため、底面のキャップも防水対応ですね。上部にはマイク用の穴が開いています。
レンズの周りには合計6個のLEDライトを搭載。録画ボタンを2秒長押しして点灯できます。
ピポットスタンドとスタンドベースは分離可。スタンドの方は1/4インチネジの凹なのでいわゆる「自撮り棒」や三脚、アクションカメラのマウントにつけることもできます。バイクやスノボ用のヘルメットにもつけられそうです。本体とスタンドはマグネットで接続します。
マグネットベースは薄手のシャツなどの裏側に入れ、表側に Keychain をつけてジョギング画像の撮影に使えます。ポータブルクリップはバンダナやキャップにつけて目線での撮影に、ポータブルケースはネックストラップなどにつけて持ち運びに、といった使い方です。
3.スマホとの接続
AKASO Keychain はディスプレイレスモデルです。microSDを挿してボタンを押すと録画できますが、基本はスマホと連携して設定や撮影を行ったほうが便利です。
Playストア(Android)もしくはApp Store(iOS)から「AKASO GO」というアプリをインストールします。スマホ(もしくはタブレット)とKeychain をWi-Fiで接続してからアプリを立ち上げて設定します(接続中はスマホ側でのWi-Fiネットワークは使えません)。
スマホ側の画面です。設定画面は先日のBrave 7 LEとほぼ同じですね(アプリが同じなので当たり前ですが)。
スマホで画面の確認と設定 → 本体で撮影 → スマホにデータを移して加工や投稿、もしくはmicroSDからデータ移行、という使い方が一般的になってきます。
4.撮影
動画
AKASO Keychain はアクションカメラですから、やっぱり動画でしょ?ということで動画の撮影です。20年来のスノーボーダーとして、本当は新雪にシュプールを描くところなんかを撮影したいところですが、時期もまだ早いので今回は運転中に動画を撮影しました。
朝方と夜のそれぞれで使ってみましたが、田舎の国道のドライブ映像です。朝の映像は天気も良かったこともあって、青空がはっきりと写っています。現実に映像よりもちょっとコントラストが高めに出ている印象です。夜のドライブ映像はなるべく街灯が多いところを走りましたが、ノイズも多めでちょっとつらいかもしれません。あくまで昼間の屋外か照明のある屋内での利用が前提のようです。
最後の方に2秒程度ずつ朝と夜のタイムラプス動画を入れてみました。こういった動画はアプリ側からの設定で可能です。
アプリを使わずに撮影する場合、Wi-Fiが接続されていないときに撮影ボタンを1回押すだけです。ブルブルっとバイブレーションで撮影開始を教えてくれます。撮影を終了するときも同じボタンを1回押すとブルッと震えて撮影終了です。
静止画
アプリ経由で静止画(写真)を撮影しました。最大の解像度が20MPですので、すごくきれいに撮れるというわけではありません。ただ、まあまあ使えるかもという感じです。スマホの方がずっときれいな写真の撮影ができますね。f値2.2、あくまで動画のおまけ程度と考えたほうが良さそうです。
ためしに近くの物を撮ろうとしたのですが、残念ながらピントがうまくあいませんでした。失敗の写真を載せるのもどうかと思いますが、実機レビューですのでご容赦ください。
いちおう夜も撮影してみました。なるべく明るい街灯の下で撮影したのですが、難しいですね。動画のついでにちょっと記録する、という程度と考えたほうが良さそうです。
5.まとめ
AKASO Keychainは 冒頭記載のとおり、Makuakeでクラウドファンディング中です。12月19日午前11時30分現在、最も安価なプランは標準セットが28%OFFの11,800円、ケース・ストラップ・オリジナルTシャツ付セットが36%OFFの12,918円です。
個人的には初めてのアクションカメラですが、1万円ちょっとでこれだけの撮影ができるのであれば旅行やスノボのときには絶対に持っていって、いろいろなところで使ってみたくなりました。YouTubeへの投稿はもちろんですが、友だちとドライブしているときの自撮り動画をSNSにあげる、海水浴やバーベキューのときにちょっと撮影するといった場面でも活躍してくれそうです。
「すごく高性能で何でもできる」というものではありません。用途の見極めをしっかりして、自分の相棒として活躍してくれる、AKASO Keychain はそんな身近なアクションカメラです。
6.関連リンク
AKASO Keychain:Makuake
AKASO Keychain:AKASO公式サイト 製品紹介
AKASO:AKASO公式サイト トップページ