日本市場に再びWindowsPhoneの火を灯した名機「MADOSMA」がOSをWindows 10 Mobileに換装し、価格も改訂しています。ウインタブではいつも「Windows 10スマホの最速リリースはどのメーカーか」みたいな煽りを入れた記事を書いていますが、もともとWindowsPhoneとして実体のあったMADOSMAは別格です。別格なんですけど、既存ユーザーにしてみれば早くWindows 10 Mobileにアップグレードしたいし、これからWindows 10スマホの購入を考えている人向けに早くWindows 10版を発売して欲しい、と思っていたのは事実です。でもマウスコンピューターはやっぱり動きが早かったですね。
なお、MADOSMAの製品概要については過去に記事を書いているので、詳しくはそちらをご確認下さい。
マウスコンピューター MADOSMA Q501A - ハードウェア仕様はそのままでWindows 10 Mobileに
1.予約開始は11月27日から、2バリエーションで
MADOSMAはマウスコンピューターの直販サイトのうち、「楽天市場店」で販売されています。現在楽天市場店では買い物かごが設置されていますが、配送までに約5営業日を要する、ということなので12月4日ころに配送になると思われます。プレスリリースによれば、「11月27日予約受付開始、12月4日までに順次出荷」とされています。価格の方はWindows 10化によって引き下げられ、税込み・送料込みで26,800円となりました。
また、「Office365サービスつきモデル」も登場しています。こちらは「OneDrive 1TB、Skypeの日本国内固定電話通話料60分無料/月」が1年間付属するもので、税込み29,800円となります。
なお、楽天市場店では「ポイント10倍」の対象にもなっています。期間限定と思われますが、楽天市場のユーザーでないと意味がありませんが、実質1割引きで購入できる、ということですね。意外にバカになりません。
2.既存ユーザーへのOSアップグレードサービスも開始
11月27日から、既存のMADOSMAユーザーに対し、OSのアップグレードサービスも開始されます。MADOSMAをマウスコンピューターのサービスセンター、あるいはダイレクトショップ(直販店)に持ち込むと、サービスセンターの場合は税込み3,240円+片道送料が必要となり、アップグレード後郵送で返してもらえる、ということです。またダイレクトショップでは税込み3,240円を支払えばその場でアップグレードしてくれる、とのこと。
OTA(Over The Air=無線通信)によるアップグレードも可能で、こちらは無償ですが、12月中旬頃になるということです。PCやスマホの操作スキルにかかわらず、「とにかく早く!」という場合はダイレクトショップ(東京なら秋葉原のみ、あとは大阪、春日部、名古屋、福岡)に3,240円持って突撃する必要がありますね。
3.関連リンク
マウスコンピューター、Windows 10 Mobile対応スマートフォン「MADOSMA Q501A」を予約販売開始:マウスコンピューター プレスリリース
[ MADOSMA ] Windows10 Mobile に対応しますか? ( Windows Phone 8.1 ):マウスコンピューター MADOSMA専用サポートページ
Windows Phone 「MADOSMA」 Q501A-WH:マウスコンピューター楽天市場店
コメント
この一連の攻勢がマイクロソフトにとって最後のチャンスのような気がします。なんとか売れてほしいものですね。
日曜日さん、こんにちは、コメントありがとうございます。いただいたコメントがシステムの自動振り分けでスパムフォルダに入ってしまい、公開が遅れてしまいました。大変申し訳ありませんでした。Windowsスマホはきっと売れますよ!きっと…
開発側のベンダーはとっくに分かっていて、約2年ほど前から、みんな準備していました。
必ず、一般のユーザーも Windows Phone の良さに気付く、市場が変化することは予測していました。怖いのは、それまで Microsoft が会社としての体力が持つかどうかでした。
Android も iOS も開発コストが掛かり過ぎます。
その大半は、異なる仕様とバグとの闘い。
精根尽き果てます(笑)
Android は、まさにスパゲッティで、何をするにしても安定しない。
安定化のためにミドルウェア用意しなければ使い物にならない。
結局、遅くなってしまって、どうやっても目標値はクリアできない。
iOS も、制約が多い割にバグだらけ。
HTML5 も安定しない。
仕様と動きが違うなんてザラです。
Mobile 向けの OS としても、1日の長がある Windows。
多くの使い慣れた .NET 系ライブラリが用意されており、バグが少ない。
目新しさはないですが、とにかく安定しています。
しかし、ここまで様々な製品が出揃うとは思いませんでした。
こうやって、バラバラに、足並みを揃えずに新機種が出るのは、とっても良い傾向です。
口コミと根強いファンとユーザーがいるので、必ずブレイクします。
Microsoft は、Android アプリを実行できるアプリを用意しなくてもいいでしょう(笑)
禿しいベイさん、こんにちは、コメントありがとうございます。GoogleのPixcel Cを調べていて、また自分でAndroid 5.1のタブレットを使っていて思うのですが、結局プレーンな標準仕様のAndroidが一番使いやすいですね。なので、Googleがもう少し仕様の締め付けというか、統一された規格をベンダーに強要したら、かなり良くなるような気がします。iOSについては日本でかなりのシェアがありますし、熱狂的なファンが多いので、Windowsとの競争という感覚を持ちにくいです。来年は3つのOSで新規需要を3分するような自体になると世の中健全化すると思います。