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VAIO F16 レビュー - まさに定番!尖ったところがない、みんなが納得できる16インチノート

VAIO F16
VAIO F16の実機レビューです。16インチサイズのスタンダードノートで、この3月に発表され、5月に受注を開始したばかりのニューモデルです。実売価格が13万円台からと、VAIO製品としては購入しやすい価格になっていて、VAIOが「厳選機能の『定番』PC」と称する製品です。

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なお、この製品とほぼ同じスペックの14インチモバイルノート「VAIO F14」についても実機レビューをしていますので、こちらもあわせてご覧ください。
VAIO F14 レビュー - これがVAIOの「定番」PC、使いやすく、美しいデザインはそのままに、VAIOらしからぬお手頃価格を実現!

ここがおすすめ
・「ちょうどいい」質感の筐体
・使いやすいキーボード
・表示領域が広い縦横比16:10のディスプレイ
・VAIOらしからぬ低価格
・注文時にシステム構成を選べる
ここがイマイチ
・定番PCなので仕方ないけど、尖ったところはない
販売サイトはこちら
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1.VAIO F16 スペック

スペック表

  VAIO F16(VJF161シリーズ)
OS Windows 11 Home/Pro
CPU Intel Core i3-1315U / Core i5-1334U / Core i7-1355U
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB/32GB(オンボード)
ストレージ 256GB/512GB/1TB SSD(PCIe ×4)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 16インチ(1,920 × 1,200)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB Type-C(10Gbps, 映像/PD対応)、USB 3.0 Type-A(5Gbps)× 3、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 約14.8~27時間(動画連続再生9.5時間)
サイズ 358.3 × 255.6 × 16.6-19.9 mm
重量 1.65 kg

レビュー機の構成

OS:Windows 11 Pro
CPU:Core i7-1355U
RAM/SSD:32GB/1TB
※VAIO F16で選択しうる最上位の構成です

コメント

VAIO F16は注文時に構成のカスタマイズが可能です。搭載CPUは第13世代(Raptor Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i3-1315U/Core i5-1334U/Core i7-1355Uで、RAMとSSDも32GB/1TBといった大容量を選べますので、非常に高いスペックに仕上げることができます。

ただし、基本的に「CPUとRAM、SSDをセットにして変更する」方式のカスタマイズなので、例えばCore i3にRAM32GB/256GB SSDといった「完全にフリーダム」な組み合わせにはできません。

では、さっそく筐体から見ていきます。

2.VAIO F16 外観と使用感

同梱物

VAIO F16 ACアダプター
ACアダプターです。PCを外に持っていく場合、充電/給電用にACアダプターを持っていくケースも少なくないので、ACアダプターがやたらと大きかったり重かったりすると困りものです。VAIO F16のACアダプターは65W出力のものでサイズは小ぶり、重量も電源ケーブル込みで221 gと比較的軽量です。

なお、VAIO F16のUSB Type-CポートはUSB Power Deliveryに対応しているため、付属のACアダプターではなく、USB Type-Cポートとサードパーティの充電器を使って充電することもできます(ただし、対応する出力の充電器が必要です)。

VAIO F16 取り扱い説明書
ペーパー類はこれ一枚のみ。取扱説明書やスタートガイドなどは電子化されており、このカードに記載されているQRコードからマニュアル類を閲覧できます。

VAIO F16 セットマウス
VAIO F16には専用のワイヤレスマウスが用意されています。VAIOストアで購入する場合、このマウスは標準で「付属」となり、レスオプション(付属させない)ことも可能です。付属させない場合は製品価格が3,000円安くなります。このマウスはBluetoothとUSB無線に両対応し、Bluetoothは2デバイスまでのマルチペアリングが可能です。3,000円という価格は決して割高ではなく、またVAIO F16とのデザインの一体性もありますので、マウスを持っていない人は付属させてもいいと思います。

天板と底面

VAIO F16 天板
天板です。レビュー機の筐体色はサテンゴールドで、光沢がありツルツルとした感触です。素材は不明ですが、おそらく樹脂に光沢のあるコーティングを施したものだと思います。「家庭用のスタンダードノートらしい」質感ですね。個人的には好印象でした。

なお、VAIO F16は他に「ネイビーブルー」「ウォームホワイト」の筐体色を選べます。

VAIO F16 底面
底面は樹脂製です。画像下部が手前側(ヒンジ開口部)で、2つのスピーカーグリルがあります。VAIO F16はステレオスピーカー搭載です。筐体内部へのアクセスは可能ですが、ユーザーが手軽にRAMやSSDにアクセスできるメンテナンスハッチはありません。

側面

VAIO F16 前面

VAIO F16 背面
前面(上の画像)と背面(下の画像)です。いずれもポート類やボタン類はありませんが、前面中央にはWebカメラの物理シャッター(スライドレバー)があります。また、VAIO F16はリフトアップヒンジ構造になっており、ヒンジ開口時に天板後部が接地するため、保護材(画像両端にある黒い点のようなもの)が付けられています。

VAIO F16 左側面
左側面です。画像左からセキュリティロックスロット、DC-INジャック、通気口をはさみUSB Type-A、イヤホンジャック、microSDカードリーダーがあります。

VAIO F16 右側面
右側面です。画像左からUSB Type-A × 2、HDMI、USB Type-C、有線LAN(RJ45)ポートがあります。VAIO F16は合計で4つのUSBポート、HDMIポート、microSDカードリーダー、そして有線LANと、充実したポート構成になっていますので、ポート不足に悩むことはないと思います。

キーボード

VAIO F16 キーボード
キーボード面はアルミ合金製です。テンキー付きの日本語配列でアルファベットキーのキーピッチは約19 mm、キーストロークは約1.5 mmです。バックライトは装備していません。また、テンキー部分はキーのサイズが小さく、キーピッチも約15.5-16.5mmと狭くなっていますので、使い始めのうちは少し戸惑うかもしれません。

キーボードの使用感

キーストロークはやや深めと感じられ、打鍵感は良好です。また、打鍵音も小さめで、静かな場所で使っても周囲にあまり気を使う必要はないと思います。キーボード面の剛性感も高く、これも打鍵感の良さの理由の一つになっていると思います。配列にもクセが小さく、やたらと小さいキーはありませんが、テンキー部分はサイズが小さく、またキーピッチも狭いので、使い始めのうちブランドタッチは難しいかもしれません。慣れてしまうとテンキー付きのほうが便利ですけどね。

また、リフトアップヒンジ構造(後述します)により、ヒンジ開口時にキーボード面に角度が付き、タイピングがしやすくなっています。長時間の作業も快適にこなせる、よくできたキーボードだと思います。

ディスプレイ

VAIO F16 ディスプレイ
VAIO F16のディスプレイは16インチで解像度は1,920 × 1,200(画面の縦横比16:10)でノングレア(非光沢)タイプ、タッチ対応はしません。また、メーカー開示にはありませんが、実機を確認したところ視野角が広く、角度を付けてみても白っぽくなりませんので、ほぼ確実にIPS相当の液晶が使われていると思います。購入時に選択できるディスプレイ仕様はこれ1つのみで、他のオプションはありません。

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画面の縦横比16:10というのは、単に縦方向に長いだけでなく、表示領域(面積)が一般的な16:9のものよりも大きくなります。また、そもそも16インチサイズなので視認性も高くなっています。

ディスプレイの使用感

手持ちのディスプレイ(27インチIPS液晶、FHD解像度、100%sRGBのもの)と比較してみました。不自然というほどではありませんが、原色の色味がちょっと淡いですね。このように他のディスプレイと並べて使うのではなく、VAIO F16を単体で使う場合、ほとんどの人は特に不満は感じないだろうと思います。ただし、このディスプレイは細かく色味を調整できる機能はなく、100%sRGBのディスプレイと比較しても鮮やかさが少し落ちますので、繊細な色の識別が必要なクリエイターの人にはあまり向かないと思います。

輝度もやや低めです。日中の作業では輝度を70%に設定しても気持ち暗く感じられました。もちろん100%まで上げると暗いということはありませんけどね。先日レビューしたVAIO F14と(サイズは異なりますが)ほぼ同一の品質だと思います。

その他

VAIO F16 リフトアップヒンジ
VAIO F16はヒンジを開口すると天板の後部が接地し、キーボード面に適度な角度がつくリフトアップヒンジ構造を採用しています。そのため、キー入力がしやすくなっています。

VAIO F16 ヒンジ最大開口
ヒンジは180度(水平位置)まで開口可能です。また、簡単なキー操作で画面を反転させることができますので、ビジネスミーティングの際などに向かい側にいる人との画面共有も容易です。

スピーカーの使用感

VAIO F16 Dolby Access

クリックで拡大します

F16のスピーカーは底面の前方にあります。これは先にレビューをしたVAIO F14とほぼ同じで、F14のレビューでは「キーボードを使いながらだと手首が干渉して少し音質が変化する」と書いたのですが、F16は筐体が大型のせいか、F14と若干似た傾向にはなるものの、それほど音質は変化しませんでした。

音響アプリはDolby Accessです。デフォルトでオンになっており、クリアで自然な音質を楽しめます。グラフィックイコライザーもついていますので、お好みの音質にすることもできます。

F14のスピーカー品質も高く評価しましたが、F16はサイズが大きいこともあり、F14よりもさらに豊かな音質であると評価します。

3.VAIO F16 性能テスト

VAIO F16 VAIOの設定

クリックで拡大します

VAIO F16には「VAIOの設定」というアプリが入っていますが、もともとゲーミングPCでもないので、パフォーマンスを細かく調整できる項目はありません。この画像にある「CPUとファン」の動作モードを変更できるのみです。以下に掲載するベンチマークスコアは電源に接続し、モードを「パフォーマンス優先」にして測定しました。

ベンチマークテスト

VAIO F16 PC Mark

クリックで拡大します

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えますので、VAIO F16では最も重視したいテストです。また、このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):9,187
MSI Katana 15 B13V(Core i7-13620H、RTX4050):7,955
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):5,761
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):5,614
VAIO F14(Core i7-1355U):5,553
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):5,503
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):5,500
VAIO SX14(Core i7-1280P):5,452
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):5,366
VAIO SX14(Core i7-1195G7):5,278
Lenovo ThinkPad X13(Core i7-1165G7):5,205
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):5,076
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):5,074
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):5,031
DELL XPS 13 Plus(Core i5-1240P):4,980
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):4,967
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):4,902
HP Spectre x360 14(Core i7-1255U):4,834
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):4,833
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):4,613
Microsoft Surface Laptop Go 2(Core i5-1135G7):4,066

スコアは5,402でした。先に書いておきますと、先日実機レビューをした14インチモバイルノートの「VAIO F14」とこのVAIO F16は「サイズ違いの兄弟機」と言え、ウインタブで実機レビューに使わせていただいたレビュー機のシステム構成も全く同じでした。そのため、若干のバラツキはありますが、F14とF16はほぼ同じ性能(ベンチマークスコア)になっています。

さて、過去データを見てみると、5,553点のVAIO F14にほぼ近いスコアになっているのをはじめ、Core i7-1355Uの前世代版、Core i7-1255Uよりも高いスコアになっていますので、省電力タイプ(U型番)ながら、妥当と言いますか、第13世代CPUらしい実力になっていると思います。

VAIO F16 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。ゲーミングPCでは最も重要になるテストと言えますが、VAIO F16は外部GPUを搭載しておらず、外部GPU搭載機と比べてスコアは低めとなります。

参考1(GeForce RTX3050/GTX1650搭載ゲーミングノート):
MSI GF63 Thin 10U(i5-10500H、RTX 3050):4,187、9,486、434
Lenovo Legion Y7000(i7-9750H、GTX1650):3,722、8,164、-
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650):3,441、8,036、-
※左からTime Spy、Fire Strike、Port Royalのスコア

参考2(外部GPU非搭載のノートPC):
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):17,764、28,294
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):15,330、20,071
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):14,055、18,529
VAIO F14(Core i7-1355U):13,655、16,810
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):13,129、18,071
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U):-、16,098
HP ENVY x360-bf(Core i7-1250U):10,684、14,119
ASUS Zenbook 17 Fold OLED UX9702(Core i7-1250U):10,931、13,960
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):10,009、11,202
※左からWild Life、Night Raidのスコア

もちろん外部GPU搭載機には遠く及ばないものの、FireStrikeで4,957、Night Raidで17,253というスコアは十分に高く、グラフィック品質を落とす前提であればオンラインゲームも楽しめます。仕事の合間に息抜きでオンラインゲームを楽しむくらいならVAIO F16でも可能です。

VAIO F16 CINEBENCH R23

続いてはCPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。このテストではGPU(GeForceなど)の搭載有無は影響を受けないとされています。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(Core i9-13980HX、RTX4090):2,149、30,358
MSI Creator Z16P B12U(Core i9-12900H):1,918、17,827
VAIO F14(Core i7-1355U):1,837、7,400
マウス DAIV 6P-RT(Core i7-12700H):1,814、12,873
dynabook AZ/HV(Core i7-1260P):1,809、8,940
ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM(Core i7-12650H):1,806、14,632
MSI Katana 15 B13V(Core i7-13620H、RTX4050):1,802、11,620
MSI Modern 14 C12M(Core i7-1255U):1,797、8,791
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):1,784、13,962
VAIO SX12(2022)(Core i7-1260P):1,769、9,334
富士通LIFEBOOK NH WN1/H1(Core i7-12700H):1,754、11,953
MSI Prestige 13 Evo A12M(Core i7-1280P):1,667、9,514
VAIO SX14(Core i7-1280P):1,661、9,354
MSI Stealth 15M B12U(Core i7-1280P):1,659、13,793
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
富士通LIFEBOOK AH(Core i7-1260P):1,646、9,012
dynabook RZ/HV(Core i7-1260P):1,634、8,524
ASUS ROG Strix G15 G513RW(Ryzen 9 6900HX):1,580、14,830
dynabook SZ/MV(Core i7-1255U):1,551、5,160
ASUS ROG Flow X16 GV601(Ryzen 7 6800HS):1,543、13,832
ASUS Vivobook 15 OLED K512EA(Core i7-1165G7):1,497、5,555
MSI GP66 Leopard 11U(Core i7-11800H):1,491、12,210
ASUS Vivobook Pro 15 OLED(Ryzen 7 5900HX):1,482、12,108
dynabook MZ/HS(Core i7-1165G7):1,477、5,526
ASUS M3700WY(Ryzen 7 5825U):1,454、9,046
MSI Bravo 15 B5(Ryzen 7 5800H):1,422、11,241
DELL Inspiron 14 AMD(Ryzen 5 5625U):1,364、8,013
Lenovo Legion 560(Ryzen 7 5800H):1,348、11,419
富士通LIFEBOOK CH WC1/G3(Core i5-1240P):1,304、5,260
Lenovo IdeaPad Slim 550 14(Ryzen 5 5500U):1,170、6,973
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
HP Pavilion x360(Core i5-7200U):790、1,740

このスコアも素晴らしいと思います。特にシングルコアでは第12世代の高性能型番(P型番やH型番)をしのぐスコアになっています。一方でマルチコアのスコアは多コア/多スレッドの高性能型番には及びませんが、当初の予想を上回る数値だと思います。

VAIO F16 Crystal Disk Mark
ラストはSSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。このスコアはPCIe ×4接続らしい高速なものです。一般的なビジネス利用の場合、読み書き速度で不満を感じることはまずないでしょう。

バッテリー駆動時間

実際に比較的ライトな作業に使ってみて、バッテリー消費量をチェックしました。「VAIOの設定」アプリでCPUとファンの動作モードを「静かさ優先」にし、ディスプレイ輝度を70%(一時的に100%)に、音量を30%にしています。

・画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を約30分
・テキストエディターでテキスト入力を約30分
・ブラウザー上でYouTubeを開き、音楽・動画鑑賞を約15分
・ブラウザーでWebブラウジングを約10分(この間のみディスプレイ輝度100%)

上記トータルで約85分使用し、バッテリー消費量は28%でした。単純計算だと1時間あたり20%弱のバッテリー消費、バッテリー駆動時間は5時間強となります。VAIO F16のバッテリー駆動時間公称値は約16時間ですが、これは逆立ちしても実現できないと思います。ウインタブの実機レビューは他のサイトさんの実機レビューよりもバッテリー駆動時間は短めとなることがほとんどなのですが、どう考えてもライトな作業でしか試していない、つまり過剰に厳しいテストはしていないと思っておりますので、そのまま書かせていただいています。

VAIO F16に関しては、仮に出先で作業をする場合、ディスプレイを暗くする、あるいは音を出さないなどの節約を心がければなんとか終日バッテリー駆動でしのげるくらい、と評価します。

4.VAIO F16 レビューまとめ

VAIO F16はVAIOストア及びソニーストアで販売中で、7月5日現在の価格はソニーストアで税込み136,800円から、VAIOストアでは税込み139,800円から、となっています。なお、ソニーストアの価格にはワイヤレスマウスを含んでおらず、VAIOストアの価格にはワイヤレスマウスを含んでいますので、実質的にはどちらで購入しても同価格です。また、レビュー機の構成「Windows 11 Pro/Core i7/32GB/1TB」だとVAIOストアでは税込み216,800円、ソニーストアでは税込み213,800円です。

VAIOの「定番PC」、F14とF16を立て続けにレビューさせていただきましたが、ディスプレイサイズやキーボードの仕様が異なるとは言え、両者はほぼ同じ筐体品質、ほぼ同じ性能、ほぼ同じ使用感でした。非常に高級感のある筐体ではなく、しかし決して安っぽくもなく、オンラインゲームや高度なクリエイティブワークを別とすればほとんどの操作が快適にこなせる性能、使いやすいキーボードと、「うわ、めっちゃすげえ!」というところもないかわりに「ああ、ここは全然ダメ」というところもなく、全ての項目で合格点をあげられる製品だと思います。その意味では「まさに定番」にふさわしいノートPCです。

5.関連リンク

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