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Onda OBook10 - 仕事に活用してみた(読者レビュー: オジルさん)

Onda oBook 10 スタンドモード
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中国タブレット「Onda OBook10」の読者レビューです。レビュアーは「オジルさん」という方で、営業マンとして仕事に使ってみての感想を書いていただきました。オジルさんはSEのご経験もある、ということなので、決してPC知識のない方ではありませんが、専門用語を羅列したりせず、「生活者目線での中国タブレット」についてわかりやすく、正直に書いていただいています。こういうレビューを読者にお願いしたいと思っていたので、大変うれしく読ませていただきました。では、オジルさんのレビューをどうぞ!

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1.はじめに

はじめまして、「オジル」と申します。今回、レビューの機会を頂きましたウインタブ様に厚くお礼申し上げます。

スペック等はウインタブ様のレビューにて記載されておりますのでそちらを参考にして頂くとして、私は仕事で毎日持ち歩いてみての使用感を中心にレビューさせて頂きます。

参考までに、私の仕事はフリーペーパーの営業(電車+歩きで移動)で、PCを使う場面は、営業先でバックナンバーや資料などを見せたり、決まったフォーマットの日報を入力する程度です。それを前提として御覧頂けると幸いです。

2.ディスプレイについて

この製品は解像度が1,280 × 800となっています。レビュー製品が届くまでに若干日数があったので、近隣の家電量販店にてタブレットを色々見て回ったところ、正直言って1,920 × 1,200とほぼ変わらない印象でした。もちろん、私見ですのでこの辺りは人によって変わるでしょうが、『粗いなぁ』というイメージを抱く方は少ないのではないのかなと思います。

実際に届いた製品も、当然ですがですがイメージ通り、きれいでした。ちなみに、私が先日手放したiPad2の解像度は1,024 × 768で、使用していた当時はドットが目立つ印象がありましたが、この製品に関してはそのような印象を受けることはありませんでした。
ONDA oBook 10 電車の視点
画像は分かり辛いですが、椅子の上に座って脚の上にバッグ、更にその上に本体を置いて…という電車移動営業マンの実際の視点を想定したものになっています。視野角については特に問題となるようなことはないかと思います。

3.タブレットとして

素材は恐らくアルミかと思います。質感は決して悪くありません。カラーはシャンパンゴールドと言うのでしょうか?Apple製品のカラーリングと近しいイメージだと思います。

届くまではONDAのロゴが露骨に目に付くようであれば嫌だな…と思っていましたが、実物は思っていたよりも主張が控えめで安心しました。カフェなどで使っても変な目で見られることはなさそうです。(中国製品を悪く言うつもりはありませんが、この製品を手にするまでの私含め多くの方が潜在的に良くないイメージを持っているだろう、という視点での見解です。余程嫌なのであれば、ちょっとしたステッカーを貼れば小洒落たガジェットに見えそうなほど、質感は想像以上に良いです。)

重量は575 g、このクラスの製品であれば及第点でしょうね。さすがにiPad Air2の437 gを持ったことのある方であれば比べたら重いと感じるくらいで、そこまでズッシリとした印象は受けません。客先にて30分程立って持ったまま説明する場面もありましたが、腕が疲れるようなことはありませんでした。

4.PCとして

マグネット外れません

マグネット外れません

本当に、タブレットであることを忘れるほどの一体感があります。ちなみにキーボードの素材はプラスティックだと思いますが、そこまで安っぽい質感ではなく、閉じた状態なら遠目からではほぼ素材の違いはわかりません。キーボードとの接続は凹凸ではめ込み、マグネットで補強するタイプです。タブレット部のみを掴んで持ち上げても、キーボードがすっぽりと抜け落ちるようなことはありません。

揺さぶってエラー

揺さぶってエラー

ひとつ気になったのは、持ち上げてから揺さぶったりした時にマグネットがどれくらい耐えられるのか試したところ、エラー発生し強制終了となって復旧まで30分程かかったことです。これは結構ヒヤッとしました。。

エラー関連で言うと、他にも最初の頃に何度か突然の再起動を繰り返すようなことがありましたが、現状ではそのような事は起きておらず、快適に使用できています。ですが、いつか深刻な不具合が発生するかもしれないと考えると不安になる方もいるかもしれません。私の場合、不安になるくらいなら大事なデータはそもそも入れない方がいいという考え方ですので特に気にはなりませんでした。

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余談ですが、スタンドモードと呼べばいいのでしょうか?PCスタイルと反対向きでキーボードに取り付ける場合は、凹凸部分の差し込みのみでマグネットとしては機能しません。キーボード自体も反応しなくなります。

重量に関しては、仕事で使用の有無に関わらず毎日バッグに入れて行動しましたが、キーボードと合わせて1.1kgは意外と重いです。クラウドブックと割り切れれば気にならないですが、それなりの作業を持ち運んで行わないのであれば、単体でスリーブに入れて持ち運ぶ方がいいのかも…と今になって思っています。

バッテリーに関しては、たまたまスリープの状態で4日間ほどバッグに入れて放置してしまったことがあり、その時にはさすがに電源が落ちていましたが、1日1時間程度のちょっとした作業であれば、2日半くらいは充電なしでも持つかと思います。もちろん、動画を見たりとか、内容に応じて時間は変わってくるでしょう。

5.キーボードについて

英語配列キーボード

英語配列キーボード

今までほとんどフルサイズの日本語キーボードを使ったことしかない私にとっては、色々と戸惑うことが多かったです。半角/全角、無変換、変換などのキーは使えないと地味にストレスを感じましたが、この製品に限ったことではないので仕方ないですね。

また、文字入力をしていて一番のストレスは、Fnキーとの同時押し(普段F10を頻繁に使用するので辛い)です。Deleteキーが無いことやEnterキーの小ささなども相まって、長文入力には慣れが必要だと思いました。記号などは、キーを見たまま入力すると違う結果が表示されてしてしまうので注意が必要(画像参照)で、これはもはや慣れというよりは、極力記号を使う作業はこの製品で行わない方が良いのかなと…。

他のキーを犠牲にしているだけあって、アルファベット部分のキーピッチは広く、ウェブ検索をする程度の入力であれば特に困るようなことはないと感じます。打鍵感に関しては、もっとペコペコしたものかと思っていましたが、想像していたよりも良いです。タッチパッドも特に難はありませんでした。

6.仕事で使ってみて(総括)

今回の使用は、お客様に対してのPDFファイルの提示と日報入力程度のものだったので、CPUに負荷のかかる作業はほぼ行っていません。ですので、スペックとしてどうなのか、バッテリーの持ちはどうなのか、という部分の詳細は良く分かりません。ただ、この製品の購入を検討される方は(たぶん)本気でPCとしてバリバリ使おうと思っていないとは思っていますので、そういった観点で見ると、ウェブ検索、動画閲覧(ただし本体スピーカーはモノラル)などの普段使いには全く不自由なく使えそうです。

私自身、中国製のタブレットを操作するのも初めてでしたが、別売のキーボードを合わせて25,000円程度という価格はコストパフォーマンスが非常に良いと感じました。実際に、今後も仕事で活用していくつもりです。

7.最後に

仕事で使うとなった時に、私としては必ず触れておきたいことがあります。それは、”技適”です。今回のレビューにあたり、会社で同僚や上長に端末の説明をする機会があったのですが、意外と認知されていなかったことに驚きました。

仕事で使う以上、どこかで誰かに「それ、まさかWi-Fi繋げていないよね?」と突っ込みを入れられかねません。ですので、私はそうなることを恐れ、製品が到着してすぐにデバイスマネージャから本体のWi-FiとBluetoothを無効化し、データは全てUSBメモリで移行して毎日を過ごしました。エレコムの無線LAN子機を購入し、そちらでウェブ接続するようになったのはつい数日前です。

この製品をはじめとした多くの技適マーク無し製品に対して、どのケースでもそうですが、仕事で使うのであればなおさら配慮が必要だと感じると共に、obook10については技適マーク付き+日本語キーボードでプラス1万円くらいなら普通に買いたいレベルだと思いました。

そこが実現しないのと、信頼性の部分で所謂『中華タブレット』という位置付けになってしまうのでしょうが、全て踏まえた上で割り切って購入するのは個人的には大賛成ですし、私のような貧乏サラリーマンの、「Surface BookとかMacBook Airとかカッコイイ!欲しい!でも無理…」という切ない気持ちを低価格で満たすにはうってつけの製品なのかもしれません。

以上、拙い内容でしたがお付き合い下さいましてありがとうございました。

8.関連リンク

Onda OBook10 - 質感が高く、専用キーボードとの一体感も高い10.1インチ2 in 1(実機レビュー)

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