記事にアフィリエイト広告を含みます

Google Pixel Slate レビュー - 実は2種類のキーボードを使っています。結局どっちが良いのだろうか?(実機レビュー第2回)

Pixel Slate Keyboardアイキャッチ
こんにちは、ゆないとです。Google純正のChromebook「Pixel Slate」の2回めのレビューです。今回は「キーボード」に特化した内容となります。本体の方はこちらのレビュー記事をご覧ください。
Google Pixel Slate レビュー - 12.3インチの2-in-1 Chromebookは性能も十分!美しいディスプレイと高品質サウンドで、PC作業もエンタメも!(実機レビュー)

スポンサーリンク

購入から5カ月程度経ちましたが、Pixel Slateをメイン端末として活躍しています。実は現在、Windows機を一台も所持しておらず、Chromebookしか持っていないのですが、私の使い方的にはこれで十分でした。用途は、記事作成・調べ物・動画視聴だけなので、これで足りています。時々記事作成の際の画像編集に困っていたりしますけど(Windowsのペイント3Dはとても便利だったのですが…)。

Pixel Slate購入時に、純正とサードパーティ製のキーボードの2つを購入していました。私の用途の中でも、記事作成に使用することが一番多く、Pixel Slateのお供としてキーボードはとても重要なものと言えます。キーボードのレビューはしていなかったことと、長期間使用していて結局どっちが自分に合っているのかを整理してみたいと思いました。

1.Pixel Slate Keyboard

純正キーボード
まずは純正のキーボードから。こちらは本体を保護するフリップ式カバーを兼ねる仕様です。

Pixel Slate Keyboardの特徴
 ■US配列/75キー
 ■キーピッチ:19mm
 ■キーストローク:1.2mm
 ■サイズ:290.85mm×205mm×4.5mm
 ■重量:486g
 ※バックライト搭載、丸形キーキャップ、磁気センサー搭載

キーボード側のマグネット端子にPixel Slate本体を接続することで認識できるようになります。そのため充電の必要もなく、便利です。ドック部分(マグネット端子周辺)はマグネシウム、エッチング加工されたトラックパッド、ポリカーボネート製のキーと筐体、ポリウレタンのカバー部分とマイクロファイバー仕上げのインナー部分で構成されています。

本体カラーに合わせた深い青のキーボードです。エンターキーが小さいことやスペースキーが長いという点は普通のUS配列と同じです。Chromebookなので日本語配列の”caps lock”になっている部分がドロワーを引き出す専用キーになっていて、Shiftと同時押しでアプリ一覧を一発で表示可能です。また、左Ctrlキーと左altキーの間にはGoogle Assistantキーが設けられています。Google Assistantの使用頻度は低いのですが、最近発表されたPixel Buds2(イヤホン)などとペアリングすれば、わざわざ検索内容を入力しなくても音声で検索ができて、ちょっと快適になるのかもしれません。

最低最大角度
展開すると中央にPixel Slate本体を接続するコネクタ部分があり、一方がスタンド、もう一方がキーボード部分になっています。スタンドは磁力で本体背面に張り付き、スライドしていくことで角度調節が可能です。背面に張り付くインナー部分はマイクロファイバー製で傷を付ける心配はありません。角度は100°〜最大145°の範囲で調節可能です。ある意味アナログな仕組みなので、好みの角度に自由に合わせることができるのが便利です。

使用感

キータッチ
キータッチは非常に快適です。カバータイプなので薄く、手を置いたときの感じ通常のキーボードよりも良いとは決して言えないのですが、その薄さに比べて深い押下感は快感で、癖になります。キーキャップも丸形なので初めは戸惑ったのですが、慣れた今では押し間違いも少なく、丸型のほうが使いやすいとさえ思っています。

トラックパッド
トラックパッドはエッチング加工されたガラス製です。とはいえガラスとは思えないほどマットな質感で、パームレストとちょうどいい具合に一体感があります。手触りもサラサラとしていて非常に快適です。トラックパッドはタッチはもちろんのこと、クリックも使えます。ただ、ここは不満点で、クリック操作が時々うまく反応しないことがあります。手前の方は反応しないことが多く、反対に奥側は問題なく反応してくれる印象です。あまり影響は大きくないとは言えますが、とっさにクリックをしたいときなどに、流れが中断してしまうため少しストレスを感じることもあります。

2つのモード
スタンドモード
通常のラップトップモードと、折り返してのスタンドモードにすることができます。特にスタンドモードにすると動画を楽しむときなどに集中ができて便利です。この状態のときはキートップが机上に接地することになりますが、搭載されたセンサーのおかげでキーを押しても反応しなくなります。背面は特にゴム足などが付いていませんが、簡単には滑らない加工になっています。

スポンサーリンク

カバータイプのキーボードなので仕方がないですが、薄く長時間のタイピングでは少し負担があるかもしれません。そこに目をつぶれば、純正らしく非常に完成度の高いクオリティのキーボードです。本体とのデザインの親和性も満足感を与えてくれています。

2.Brydge G-Type Bluetooth Wireless Keyboard for Google Pixel Slate

サードパーティ製専用キーボード
こちらはPixel Slate用のサードパーティ製キーボードです。純正と異なりカバータイプではなくキーボード部分のみの製品です。

Brydge G-Typeの特徴
 ■US配列/78キー
 ■キーピッチ:19mm
 ■キーストローク:1.5mm
 ■Bluetooth4.2
 ■サイズ:290.5mm×205mm×0.7mm
 ■重量:700g
 ※バックライト搭載、USB Type-Cコネクタ搭載、バッテリー稼働時間:6ヶ月(2時間/日)

純正とは異なり、本体との接続はBluetoothです。一度ペアリングをすれば電源をONにするだけで接続してくれます。筐体はアルミニウム製でデザインも純正よりは高級感があります。純正はマットな質感ですが、こちらはメタリックな感じです。厚さは0.7mmとPixel Slate本体とほぼ同じ厚さで、重量も700gと結構重いです。その分剛性があり安定感があります。Bluetooth接続のためバッテリーを搭載しており、1日2時間の使用で約6カ月使用できます。

キーピッチやストロークは純正に近いですが、使い心地は異なります。キーの数については純正にあるキーに加えて、キーボードの電源キー・Fnキー・Bluetoothキーの3つが増えています。

使用感

キータッチ
キータッチは純正と比べると少し固めです。キーの素材は情報がなかったので明確ではないのですが、ゴムのような質感というのでしょうか、微妙に軟質な素材のためキータッチもぐにっとした感覚です。力もいるのでキータッチは純正に軍配が上がります。キーストロークは深いものの前述の通り固いため、むしろ深さは感じません。私は指の力が強くはないのでキータッチは軽めです。そのため人よりは固いと感じてしまいます。

またタブレット端末の宿命ではありますが、ラップトップに比べて画面側の重量が増えてしまうことは避けられません。この製品は2箇所のヒンジ部にPixel Slate本体を差し込むことで固定ができますが、本体側の重量が影響してキータッチ中に画面が少し揺れてしまうことがあり、気が散ってしまうことがあります。

トラックパッド
トラックパッドは純正に比べると範囲は小さく、またパームレストも狭いです。ただ、反応は良く、純正キーボードのところで述べたような「とっさの入力」のときに反応しないといったことはありません。手触りもサラサラで操作感は良いです。

Bluetooth接続
Bluetooth接続のため初めはペアリングが必要ですが、一度してしまえば電源をONにするだけで良いです。ただ、省電力のためなのか一定時間操作しないと待機状態となってしまうのか電源キーを押さないといけません。もちろんその間は接続が切れるので、知らぬ間にPixel Slate本体がタブレットモードになってしまうのが難点です。

角度
G-Type最大展開
最大180°まで開くことができます。ヒンジ部の形状的に仕方ないですが、180°まで開いたときのキーボードとPixel Slateの高さは同じとは言えず、キーボードの方が少し浮きます。実用上全く影響はありません。ただ純正キーボードよりも奥まで展開できるのは便利です。また、仕組み上仕方ないことですが、Pixel Slate背面はむき出しとなり、傷がついてしまうことは明らかですので、スリーブケースなどに入れて持ち運ぶことは必須だと感じます。

3.両モデルサイズ感比較

サイズ比較
重量は純正のうほうが軽いですが、形状はよく似ていますので、どちらを使用してもPixel Slateとの親和性は高いです。

4.まとめ

結論から言うと、使いやすさ・デザイン・携帯性を考えれば個人的には純正のPixel Slate Keyboardが秀でていると感じます。どちらも良い点があり、実際はどの項目を優先するかで変わってきてしまうところではありますが、私の使い方(タイピングの癖や用途)から言えば純正キーボードが一番気持ちよく使用できます。

背面まで覆うカバータイプであり、押しやすい丸形キーキャップに気持ちの良いタイピング感覚、デザインはさすが純正のアクセサリだと言えます。しかし、珍しいタブレットタイプのChromebookの中でキーボードの選択肢があるということはありがたいところです。

あくまでも個人的感想ではありますが…、キーボード含めPixel Slateという製品に出会えて、Chromebookの楽しさにふれることができたのがうれしいです。まだまだアップデートも続きますし、どんな使い方があるか探していきたいですね。

5.関連リンク

Pixel Slate Keyboard:Google Store(英語)
Brydge G-Type Bluetooth Wireless Keyboard for Google Pixel Slate:BRYDGE(英語)

スポンサーリンク