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Aquaris M10 - 世界初のUbuntu搭載タブレットが予約開始

Aquaris M10
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回紹介する「Aquaris M10」は10.1インチのタブレットですがOSはWindowsではありません。iOSでもAndroidでもありません。「Ubuntu」です。従ってウインタブがいつも扱っているジャンルの製品ではない、ということになりますが、iOSでもAndroidでもない(つまりうかつなことを書いて叱られる危険も少ない)ということと、UbuntuというOS自体が無償で、誰でも試せるものでもあるので、私の勉強も兼ねて記事にしています。

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1.Ubuntuとは

Ubuntu(ウブントゥと発音します)はLinuxベースの無償OSです。変わった名前に思われますが、南アフリカのズールー語の言葉で「他者への思いやり」を意味する言葉だそうです。日本でもUbuntu Japanese Teamというローカルコミュニティがあり、OSの日本語化やシステムイメージの無償提供などの活動をしていて、PC知識があれば誰でもインストールが可能な環境になっています。

私はもうずっと前にLunuxを自分のPCにインストールしてみたことがあり、おそらく最も簡便な方法であろう「ハードディスクをパーテーション分割してWindowsとデュアルブートにする」方法をとったのですが、向学心というものがなかったので、Linuxのなんたるかを理解する前に使うのをやめてしまいました。まあ、いくら親切なインストーラーが用意されているとはいえ、コマンドラインからの操作も必要になるはずなので、PC初心者の方が気軽に試す、という性質のものでもありません。

しかしこのUbuntu、「世界中で2000万人を超えるユーザーが日常的に利用している(Ubuntu Japanese Team)」ということもありますので、知っておいてもいいメジャーなOSである、ということはいえます。詳しくは下記のリンクをご覧ください。

Ubuntu Japanese Team:日本のローカルコミュニティ
Ubuntu:Wikipedia

2.Aquaris M10

概要

Aquaris M10 正面
Aquaris M10はUbuntuの開発を支援している英国のCanonical社とスペインのメーカーBQが開発した世界初のUbuntu搭載タブレットです。この製品は現在「BQストア」で予約注文を受け付けています。なお、出荷開始は4月第2週からの予定です。

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スペック

OS:Ubuntu 15.04
CPU:MediaTek Quad Core MT8163A up to 1.5 GHz
GPU:MediaTek Mali-T720 MP2 up to 600 MHz
RAM:2 GB
ストレージ:16GB
ディスプレイ:10.1インチIPS(1,280 x 800)/(1,920 x 1,200)
カメラ:イン5MP / アウト8MP
ネットワーク:802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力:microUSB、microHDMI、オーディオ、microSD(64GBまで)
サイズ:246 x 171 x 8.2 mm / 重量不明
バッテリー:7280 mAh
価格:
 FHD(1,920 × 1,200)モデル:299.90ユーロ(約38,100円)
 HD(1,280 × 800)モデル:259.90ユーロ(約33,000円)
カラー:HDモデルがホワイト、FHDモデルがブラック
予約特典:液晶保護フィルムとカバー(風呂蓋タイプ)

補足します。OSが異なりますし、CPUもIntelやAMDではないので、処理速度などの性能面についてはなんにも言えません。同様にRAM2GBやストレージ16GBというのがどう影響するのかもわかりません。しかし、タブレットとしてみた場合、決して悪くないような気がします。ディスプレイはIPSで1,280 × 800と1,920 × 1,200が選べますし、カメラ性能もタブレットとしてはいいほうです。Wi-Fiも5GHz帯に対応してますしね。

この製品はディスプレイ解像度の異なる2つのバリエーションがあり、高精細なディスプレイを搭載したFHDモデルは日本円で約38,100円、HDモデルは約33,000円となっています。Windows タブレットと比較してどうの、ということを書くべきではないでしょう。比較対象にはなりにくいですからね。

購入方法や予約特典

Aquaris M10はスペインのBQストアで予約することになりますが、BQストアは日本への配送をしてくれるようです。また、送料も無料です。つまり、為替レートによって多少変わると思いますが、33,000円とか38,100円とかでUbuntuタブレットを購入できる、ということになります。

また、この製品には予約特典があり、
Aquaris M10 カバー
このカバーと液晶保護フィルムがもらえます。

3.OSを学ぶのにいいかも

Ubuntuについて知識がないため、これをタブレットで使う場合の使用感とかはイメージ出来ないのですが、WindowsやiOSやAndroidよりは「コンピューターっぽい」OSだと思うので、それをタブレットで使うとどうなるのか興味があります。また、これからUbuntuを勉強したい、という人にとっても最適な製品なんじゃないでしょうか?できれば手にとっていろいろといじってみたいです。

4.関連リンク

Aquaris M10 HD Ubuntu Edition:BQストア(英語)
Aquaris M10 FHD Ubuntu Edition:BQストア(英語)

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コメント

  1. ubuntuはコマンドラインをほとんど使わずに使えると思えます。でも意外と重いと思った経験があります。ubuntuはLive CDやUSBメモリーにインストールして試せるので、全く知らない人が使うなら、そちらをおすすめします。(^_^;

    とはいえ、このOSを使ったタブレットがどの程度使えるのか、興味があります。かなり昔からタッチ操作しやすい画面に変更になってますが、タッチ画面のPCで試したことがなかったので…。実はWindows8に違和感をあまり感じなかったのはubuntuのシェルを見ていたからだったりします…。

    • wintab より:

      しいふうるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ubuntuをWindowsタブレットに入れてみようかな、と思っているのですが、とりあえずアドバイスいただいたとおり、USBから試してみたらいいかな、と思いました。大事な大事なThinkPad 8ですから(ストレージ128GBなのでイケルと思った)。

  2. takeota より:

    Ubuntuはメジャーですし、設定さえされていれば、何も知らなくても操作できます。(我が家では古ーいEee PCに軽いlinuxをいれて、嫁が普通に使ってます)
    大事なところは触れないようになってるので、そういう意味では実は初心者にもやさしく、安心ともいえそうです。

    逆に、ひとたび何かいじろうとするとコマンドラインが必要になりますので、キーボードはあったほうがいいOSな気がします。

    タブレットの使い勝手はドライバの出来によりけりと思うので、触ってみたいですね。個人的にはグラフィックの性能と省電力はwindowsに一歩譲ると思うのでその辺がどうなのかも気になります。

    • wintab より:

      takeotaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私はまずubuntuを試してみたいです。なので全然偉そうなことは書けません。Linuxは昔から古いPCの再利用、というパターンが多いみたいですね。