スマホ「XIAOMI Mi9」のバッテリーを、自力で交換してみた

mi9_battery repair
こんにちは、natsukiです。もう3年使ってきた、愛用のスマホ「XIAOMI Mi9」のバッテリーを自力で交換してみました。結論を言えば、なんとか無事交換に成功したものの、しかし、思っていた以上に危ない橋を渡りまくりで、かなり懲りました。やってみよう、で・は・な・く!「ネット上には簡単にできそうな情報があふれているけれど、実際にやると本当に大変だからね!」というのをお伝えするのが主旨です。ひとつの教訓として、または、バカやってんなぁ、というネタとしてお読みいただければ幸いです。

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なお、スマホの分解は完全なる自己責任かつ極めてリスクの高い行為であり、もしこの記事を何らかの参考にして分解を行ったために生じるいかなる事態についても一切の責任を負いかねることは、はじめに申し上げておきます。

1.交換前の状態

mi9
XIAOMI Mi9は、3年前のXIAOMIのフラグシップ機で、SOCにSnapdragon 855を搭載し、Antutu Ver.9でも40万点台半ばを余裕でたたき出します。原神も、画質「中」で十分プレイ可能(発熱時などきつくなるときはあり)。カメラは、メインが48万画素、これに2倍の「光学」望遠レンズと、超広角レンズの3眼構成。ハードの能力もさることながら、ソフト面でも「あまり盛らない」肉眼に近い風合いの仕上がりで、これは非常に気に入っています。実際、私の記事の写真の多くはXIAOMI Mi9で撮影したもので、このリアル志向の仕上がりは、実機レビュー記事の製品そのまんまをお伝えするのにも貢献していると思います。この理由から、相応のカメラスペックを持つもっと新しい世代のXIAOMI、Realme、OPPOのスマホも持っていながら、記事の写真はあえてMi9で撮影しています。

と、まだまだ現役で十分に使える性能で、かのあゆさんの「いいスマホは少し高くても長く使えるので結局お得」というアドバイスを、日々実感しています。とはいえ、使えば使うほど、どうにもならないのがバッテリーの劣化です。

battery_before
はい、バッテリー管理アプリ「AccuBattery」の診断結果です。うむ、限界。実際、体感としても電池の消耗がかなり速く、モバイルバッテリーの使用頻度が高くなっています。業者に出すと相場10,000円くらいで交換可能なんですが、そのくらい出すなら新しい世代のスマホをメインにした方が……、と迷っているうちに、ダメ元で自分で換えてみるか、と思い立ったわけです。

2.自力でバッテリー交換してみようと思った理由

そうはいっても、自力でスマホを分解するのは素人には非常にハードルの高いものです。そこをあえて踏み切ったのには、いくつか理由があります。

・バッテリーの入手が容易
 大ヒット機だけに、Aliexpressはもちろん、日本のAmazonにも、いまだに換えのバッテリーが販売しています。
・実践情報が、ネット上に豊富にある
 「xiaomi mi9 battery repair」「xiaomi mi9 battery replace」などで検索をかけると、動画も含めて非常に多くの情報がヒットします。これらの情報で、あらかじめ予習が可能です。
・構造が比較的単純
 予習の結果、XIAOMI Mi9は、防水防塵のための特殊な構造を持っていない(スペック上も防水ではない)、背面には指紋センサーがなく、電池もコネクタ接続であるなど、電池交換までなら比較的シンプルで分解しやすい構造をしていることが分かりました。

これらの理由から、また、日頃からFPVドローンをいじっているため、こまごまとした器具がそろっており、手先の器用さにもそれなりに自信が付いてきたこともあって、このくらいならできそうだと思ってしまったわけです。

3.実際にやってみた

battery_bundled items
はい、用意しました。換えのバッテリーと、バッテリー交換用の道具です。

heat
まずは、ドライヤーで暖めて、バックカバーの接着剤を柔らかくして、ピックでこじ開けます。ところが、ここでいきなりつまずいた。固い、開かない。当たり前かもしれませんが、接着剤はそうとうにしっかりとついているので、かなりの力をかけてもすきまができません。より薄い金属製のヘラを使うことも考えましたが、それはそれで、バックカバーを傷つけるだけでなく、挿し込んだ際に内部部品を傷つけるリスクが高まって怖い。

back cover_01
それでもなんとか、気合いと根性と力ずくですきまを作りました。

back cover_02
ここから、ドライヤーで熱しつつ、バックカバーや本体を破損しないように、できるだけ接着剤を削り取らないように、慎重にはがしていきます。と、文章で書いてしまうと簡単ですが、実際はすさまじく大変。まず、スマホ本体、ピック、ドライヤーと3つを使うのに人間の手は2本しかない。通常の電子工作やドローンのビルドや整備用なら、サードハンド(触手みたいなの)などの固定器具とか特殊な作業台は色々持っているのでそれらを駆使するところを、今回の作業は強い力をかけるため、手持ちの固定器具がまったく役立ちません。ドライヤーを、腕足体顎フルに使ってはさんで固定しながら、すごく変なかっこしてなんとか作業を続けます。Mi9のバックカバーが接着剤のみで固定してあることは予習済みですが、それでも、実は爪みたいな構造になっていてパキッといったらどうしようという恐怖がよぎります。そして、これも当然ながら、ドライヤーの風の当たり口で作業するので指がすごく熱い。軍手などをしてしまうと、力が精密に入らないのでダメ。おかげで、作業後数日は指が火傷でピリピリして、皮もずいぶんむけました。もちろん、熱による内部部品へのダメージも心配ですが、ここまで来たらもう後には引けません。ヒートガンがあればもっと効率よくいったのかもしれませんが、あとの祭りです。

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back cover_03
ようやく、バックカバーを、傷つけたり曲げたりすることなくはがすことに成功しました。バックカバー内側の周囲に付いている灰色の帯が接着剤です。こちらも、ほぼ剥離せずに済みました。それなりに粘着力が残っているので、バッテリー換装後は特に接着剤を補充することなく、そのままバックカバーを貼り直します。きっと防水性能は落ちるんでしょうが、その程度のことは分解する以上覚悟の上です。ここまでで、すでにやりきった感があったんですが、ところがギッチョン、そんなに話は甘くなかった。

internal cover_01
お次は、円形のワイヤレス充電ユニットと一体化した内部カバーを外します。ここは、ネジを外すだけです。ネジの1つは、「MI」シールで封印してありました。

internal cover_02
ああ、剥がしてしまった。いや、バックカバー開けてる時点で保証も何もあったもんじゃないですけどね。

old battery_01
ワイヤレス充電ユニットと内部カバーを取り外しました。バッテリーはコネクタ接続なので、後は簡単……と思いきや!?

old battery_02
バ、バッテリーが剥がれない。そう、バッテリーそのものも接着剤で固定してあったんです。しかもかなり強固に。再びドライヤーで、すきまに熱風をあてつつ、少しずつ接着剤を剥がしていきます。さっきと違って、内部部品が向き出しで抑えられるところが限られる中で、かなりの力を、しかも華奢な本体側がゆがまないように気をつけつつかけなくてはなりません。熱による部品損傷も、輪をかけて心配です。カメラユニットが風圧でカチャカチャいうし、これでレンズまわりがゆがんだり、結露したりホコリが入ったりしたらおシャカだな……、と思いつつ、もはや覚悟を決めて、ええい、ままよ!と最大限の集中力で作業を続けます。この辺で、もう、指先の火傷とかどうでもよくなっています。

old battery_03
やっと剥がしたゼ!

new battery_01
こちらは、換えの新しいバッテリーです。

new battery_02
換えバッテリー付属の接着剤を、ちょうどいいサイズに切って貼りつけます。

new battery_03
コネクタの位置とズレないように、新しいバッテリーを慎重に貼りつけ、コネクタをはめ込みます。

internal cover_close
外枠と干渉しないように内部カバーを戻し、ネジ止め。

test
この段階で、電源を入れて確認。無事起動し、基本的な動作も問題なし。ぃよしッ!!!

finish
バックカバーをしっかりと貼り付け直して、元通りです。

4.事後経過

その後、幸いにして何事もなく動作しています。

battery_after
「AccuBattery」の診断結果もご覧の通り。やや低めですが、サンプルデータのバラツキが非常に大きく、これがバッテリーの品質の問題か、バッテリー換えたての何らかの作用によるものか、Mi9とAccuBatteryの相性によるものか、単なる誤差の範囲内なのかはよく分かりません。実際の体感として、電池の保ちは大幅に改善しました。Mi9復活!Mi9復活!Mi9復活!Mi9復活!! まあ、長期的には分かりませんが……、そもそもがダメ元なので、とりあえずよしとしましょう。

5.まとめ

ということで、なんとか結果オーライだったから良かったものの、比較的情報の豊富に得られる機種であるにもかかわらず、はじめに想定していたよりはるかに手間がかかり、危険な作業となりました。結論、やはり、スマホの修理は素人が手を出すものではありません、専門の業者に任せるべきですね。

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コメント

  1. ななしー より:

    自分で修理した端末を使用すると技適法違反になります。

  2. 匿名 より:

    バッテリーのシールですが、温めて引っ張ると綺麗に剥けるタイプです。
    バッテリーは曲げると発火するので、剥き方をちゃんとみたほうが良いかもです

  3. 匿名 より:

    リアルで「ギテキガー」さんを見ることができました。

    私もMi9のバッテリーを交換しましたが、ヒートガン、吸盤で挟み込んでパネル開ける工具を使って楽に交換できました。
    今度はredmi note7のバッテリーを交換してみます。

  4. natsuki より:

    コメントありがとうございます。
    そもそもが、マネしないでねという記事ですので、ネタとしてお楽しみいただければと思います。
    バックカバーにしろバッテリーにしろ接着剤を剥がすのは、本当に苦労しました。ドライヤーだと熱量不足なのか、経年で接着剤が変質したのか?
    バッテリーについては、普段、FPVドローンで使うため、安全装置すらろくに付いていないリポバッテリーを扱っているので、どうするとマズいかは心得ているつもりです。まあ、なまじそういう生兵法があるからムチャをしてしまうんですけれど……
    バッテリーのどこを剥がすかは、シールのような部分も少し剥がそうとして固かったので、どっちも似たようなものだろうと接着剤に注力してしまいましたが、確かに、後からこっちの方が楽だったじゃん!となりました。実際にやっていると、焦りがあるのか、視野が狭くなるものですね。