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いま買いたいビジネス・モバイルノートを3機種選んでみました!Copilot+ PCにこだわる必要なし!(2024年秋冬版)

おすすめモバイルノート
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。まだ冬のボーナスにはちょっと早いんですが、この秋冬にノートPCの購入を検討されている方に向けて、「おすすめのモバイルノート」を3機種選んでみました。

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世の中的には「Copilot+ PC」ですよね。…なんかね、これから買うならCopilot+ PCでなくてはならない、みたいな雰囲気も感じますが、ウインタブではそう思っていません。

この記事を執筆している10月12日現在、Copilot+ PCとして認められているのは「CPUにSnapdragon Xシリーズを搭載しているもの」だけで、近日中に「Core Ultra シリーズ2(Core Ultra 200Vシリーズ)とAMD Ryzen AI 300シリーズ」を搭載するPCもCopilot+ PCとして認められる予定です。

しかし、これらのCPUを搭載する製品はまだ非常に少なく(Snapdragon Xシリーズ搭載機は少し多めですかね)、また価格も高いです。一方で「Copilot+ PCだけができること」というのも現時点では少なく、いつになったら「Copilot+ PCでオンデバイスAI」が当たり前になるのか見当もつきません。MicrosoftではWindowsの最新バージョン「24H2」でCopilot+ PCだけが使える機能を追加していますが、「落書きをキレイにしたいならクラウドにいくらでもサービスがある」し、なんならMicrosoftよりも早く、どこかの企業がCopilot+ PCという括りにとらわれずオンデバイスAIが使えるソフトウェアをリリースするんじゃないか、と思っています。

個人的にCopilot+ PCを巡るMicrosoftの施策は1ミリも評価していませんし、ライターの渋谷HさんはCPUに関する専門知識をお持ちの上で、私のような感情的な意見ではなく、「今年買ったパソコンを次に買い替えるまでに『NPUがないので仕事にならない』となる可能性はなかなか想像しにくい」との見解を述べています。

渋谷Hさんの関連記事はこちらです。…多分「必読」と言っていいと思います。
AI PCで何ができ、いつ使えるようになるのか
高性能GPUがついていればCopilot+PCになってもいいのでは?

もちろんCopilot+ PCは素晴らしい性能を備えた製品なので、購入する価値は高いです。しかし、この記事では「Copilot+ PCであるか否かは関係なく」、私自身が「この価格(高くても20万円程度)で買えるのなら欲しい!」と思える製品をピックアップしました。

なお、この記事は執筆者であるウインタブによる「オピニオン記事」であり、ウインタブが過去に実機レビューをしたことのある製品から選んでいます。ここでご紹介していなくとも素晴らしい製品はたくさんありますので、この点あらかじめご了承ください。

1.ThinkPad X13

Lenovo ThinkPad X13 Gen 4

ThinkPad X13 Gen 4(Intel)

価格

Gen 5(Intel):163,372円から
Gen 4(Intel):154,880円から
Gen 4(AMD):167,607円から
※10月12日現在のレノボ直販サイトでの価格

特徴

・ビジネスノートと言えばやっぱりThinkPad!
・ノートPCでは最強のキーボードと赤いデベソ(トラックポイント)
・多くの都市伝説を生んだ堅牢な筐体
・注文時の構成カスタマイズ範囲が大きい

おすすめ構成

●Gen 4(AMD)167,607円モデル
OS:Windows 11 Home
CPU:Ryzen 7 7840U
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:13.3インチIPS(1,920×1,200)100%sRGB
サイズ:301.7 x 214.8 x 15.95 mm / 1.19 kg~
その他:
・RAMは32GBまで、SSDは1TBまで増量可
・ディスプレイは省電力タイプとタッチ対応タイプに変更可
・Webカメラは顔認証つき、オプションで5MPカメラ選択可
・天板はカーボン製、外装はマグネシウム
・オプションでLTEモジュールの追加可
・バッテリーは標準で41Wh、オプションで54.7Whに変更可

コメント

X13の現行モデルは「Gen 5」で、CPUにIntel Core Ultraを搭載しています。Gen 5にAMD版はありません。また、「Gen 4」は2023年モデルでIntel版のCPUは第13世代のCore i5/Core i7、AMD版のCPUはRyzen 5 PRO 7540U/Ryzen 7 PRO 7840Uです。Gen 4とGen 5の筐体は同じで、主な相違点はCPUの型番のみです。

流行りの「AI」ということだと、Gen 5が搭載するCore UltraとGen 4のAMD版が搭載するRyzen 7 PRO 7840がAI処理チップNPUを搭載していますが、直近の最新CPUであるCore Ultraシリーズ2やRyzen AI 300シリーズ、Snapdragon Xシリーズと比較するとNPU性能は見劣りします。

ThinkPadシリーズの最大の魅力は「筐体」だと思います。「夫婦喧嘩をして、奥さんが旦那さんにThinkPadを投げつけ、壁に穴が空いてしまったがThinkPadは無事だった」という都市伝説も聞いたことがりますが、まあ「そのくらい頑丈」ですw

Lenovo ThinkPad X13 Gen 4 キーボード

ThinkPad X13 Gen 4(Intel)

ビジネスノートの場合は特に「キーボード品質(タイピングのしやすさ)」が重要になりますが、ウインタブとして「これまで非常に多くのノートPCの実機レビューをしてきたが、やっぱりThinkPadのキーボードがベスト」だと評価しています。特にThinkPadシリーズのトレードマークとも言える「トラックポイント」に関しては「個人的には唯一まともに使えるノートPC内蔵のポインティングデバイス」だと思っています(いやね、私タッチパッドが苦手なんです…)。

以前のThinkPadシリーズは「ディスプレイの発色が貧相」という評価もあり、個人的にも「そうだよね…」と思っていましたが、最近は発色品質の高いディスプレイも選べるようになり、X13に関しては全モデルで100%sRGBの発色品質になっていますので、この点も解消されたと言えるでしょう。

ThinkPadのモバイルノートにはフラッグシップと言えるX1 Carbonや超軽量なX1 Nanoがありますが、コストパフォーマンスを考慮すればX13がベストな選択だと思います。あとは「誰がどう見てもThinkPad」な外観をどう考えるか、ということですねw

レノボ製品ページ:
ThinkPad X13 Gen 5 (Intel)
ThinkPad X13 Gen 4 (Intel)
ThinkPad X13 Gen 4 (AMD)

ウインタブ関連記事:
Lenovo ThinkPad X13 Gen 5 (Intel Core Ultra) - 13.3インチと定番サイズのThinkPadモバイルノート、CPUが全モデルCore Ultraになりました
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4 レビュー - 13.3インチのThinkPad定番モバイルノート、「使いにくいわけねえだろ!」という製品です

2.HP EliteBook 630 G11

HP EliteBook 630 G11 実機レビュー

EliteBook 630 G11

価格

141,680円から
※10月12日現在のHPオンラインストアでの価格
※別途送料3,300がかかります
※ウインタブ読者クーポンで上記から4%OFF

特徴

・HP法人向けPCならではの強固なセキュリティ機能
・長時間使っても疲れないディスプレイとキーボード
・ほとんどのモデルが日本製(東京生産)
・堅牢でシンプルなデザインの筐体
・注文時の構成カスタマイズに対応

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おすすめ構成

●キャンペーン【C8】をカスタマイズ・166,769円
OS:Windows 11 Pro
CPU:Core Ultra 5 125U
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:13.3インチ(1,920×1,200)
サイズ:303.1 x 215.1 x 19.9 mm / 1.29 kg~
その他:
・OSは基本Windows 11 Pro
・CPUはCore Ultra 7 155Uまで搭載可、vPro対応型番あり
・RAMは32GBまで、SSDは2TBまで増量可
・オプションでLTEモジュールの追加可
・Webカメラは顔認証つき5MP
・再生アルミニウム素材、家庭用クリーナーシートで簡単清掃
・HP WOLF SECURITYなど、強力なセキュリティ機能搭載

コメント

「EliteBook」というのはHPの法人向けノートPCの上位モデルに使われるブランド名です。つまり、この製品は法人向けPCです(HPの法人向けPCは個人顧客でも普通に購入できます)。世界最大のPCメーカーであるHPは個人向けのノートPCも豊富にラインナップしていますが、「ビジネスノート」ということならやはりこのEliteBookシリーズがベストかと思います。

EliteBookシリーズはワイドバリエーションで、13.3インチのモバイルノートでは他に「EliteBook 830 G11」というモデルがあり、830 G11のほうが上位(高価)です。しかし、ウインタブではこの630 G11と830 G11のいずれも実機レビューをしており、「どちらもいい」とは思うのですが、必要にして十分なスペックと筐体品質を備えつつ、より安価な630 G11のほうをピックアップしました。

法人向けPCなのでOSは1モデルを除きPro版でCPUはCore Ultraの「U型番」なので、AI処理チップNPUも内蔵しています。また、この製品は筐体が「いろいろと素晴らしい」です。クセのないシンプルなデザインのアルミ筐体でMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備え、表面が汚れたら家庭用のクリーナーシートで簡単に清掃ができます。

また、ディスプレイも発色品質が高く、その一方でノングレア加工が強く、若干暗めに感じられます(実際は400cd/m2なので決して暗くはありません)が、そのぶん目が疲れにくく、長時間の利用に向くと感じました。

HP EliteBook 630 G11 キーボード
同様にキーボードも配列が素直でキーピッチやキーストロークも標準的、やや重めの押下圧でとても快適なタイピングができます。まあ、「見た目は普通っぽいノートパソコンだけど、いちいち使いやすい」という感じですw

HP 法人PCのセキュリティシステム
あえてHPの法人向けPCを選ぶ理由として「独自の強力なセキュリティ機能」という点が挙げられます。機能の性質上ウインタブの実機レビューでその真価を確認することはできませんでしたが、わかりやすい部分だと「Wolf Security for Business」というウイルス対策アプリと「Sure Click Security Browser」という独自ブラウザーが搭載されていました。個人利用、法人利用を問わず、これらのセキュリティ機能はビジネスユースでは大きな安心感を与えてくれると思います。

この製品は今回ご紹介する3機種の中では「最もビジネス寄り」だと思います。でもディスプレイのアスペクト比は16:10と「今風」ですし、CPUはCore Ultra、そして天板のHPロゴはプレミアムタイプと、少し前の「もろに法人向け」という感じはなく、見る人が見れば「ああ、これはいいPCだね」とわかる「さりげない高級感」もある、プロっぽい製品です。

HP製品ページ:
【広告】【提供:株式会社日本HP】
この製品はウインタブ読者クーポンの対象になり、販売価格から4%OFFになります。そのため、まずこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_法人向けPC
にアクセスし、その後こちら
HP EliteBook 630 G11 製品詳細icon
からご購入ください。この手順でカート画面に「特別値引き」が表示されます。

ウインタブ関連記事:
HP EliteBook 630 G11 レビュー - とにかく使いやすいビジネスモバイルノート、強力なセキュリティ機能も搭載!そして「Made in Tokyo」

3.dynabook RZ

dynabook RZ/MX(Rシリーズ)レビュー

dynabook RZ/MX

価格

185,680円から
※10月12日現在のdynabook特別サイトでの価格

特徴

・14インチサイズで重さ899 gと超軽量
・発色の美しいIGZOパネルを採用したディスプレイ
・堅牢で「dynabookらしい」ブルーの筐体
・日本メーカーらしい、こだわりが感じられるキーボード

おすすめ構成

●185,680円モデル
OS:Windows 11 Home
CPU:Core Ultra 5 125H
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:14インチIGZO(1,920×1,200)
サイズ:312.4 x 224.0 x 15.9 mm / 899 g
その他:
・OSはPro版、CPUはCore Ultra 7 155Hも選択可能
・RAMは32GBまで、SSDは1TBの設定あり
・筐体はマグネシウム合金製でMIL規格準拠の堅牢性あり

コメント

国内の大手メーカー製品は「高い」イメージがありますよね。PanasonicのLet’s noteとか…(まあ、あれは高いだけのことはありますけど)。しかしDynabookに関しては直販サイトDynabook Directの会員登録(無料)をするだけで非常に大きな割引が受けられますし、ウインタブ読者は「特別サイト」を利用できますので、会員価格よりもさらに安く購入ができます。

ここでご紹介するdynabook RZはDynabookモバイルノートの最上位モデルで、この記事執筆時点だと「Dynabook唯一のCore Ultra搭載機」でもあります。

スペック表上、最も特徴的なのは「筐体重量」ですね。14インチとモバイルノートしてはやや大きめなサイズながら重量はわずかに899 gと超軽量です。毎日PCをバッグに入れて飛び回っているビジネスマンの方々にとって、この軽さは「なんならCPUの性能より重要」だと思います。

また、ディスプレイもシャープと同一の企業グループになったことにより「IGZOパネル」が使われていますので、発色品質が素晴らしいです。

dynabook RZ/MX(Rシリーズ)キーボード
Dynabookに限らず、国内の大手メーカーはキーボードのチューニングに力が入っています。dynabook RZのキーボードもキーピッチ19 mm、キーストローク1.5 mmと余裕のあるサイズで押下圧(キーの重さ)もちょうどいい感じで、キーボード面の強度も高く(したがってタイピング中にたわんだりせず、気持ちよく使える)、キートップ中央には0.2 mmのくぼみを設けて指のかかりを良くする工夫が凝らされています。

(旧東芝時代に)世界で初めて発表されたノートPCは「dynabook」です。…だからどうした、ということもないんですが、これまで長年にわたってDynabook製品を使ってこられた方も多く、日本では「定番」とも言えるブランドだと思いますし、長く愛されるだけの品質を備えた製品だとも思います。

Dynabook製品ページ:
【特定サイト限定】クローズドサイト:Dynabook Direct クローズドサイト
 ID :dyna204cls
 パスワード:T8Y7GRSV
 ※特別サイト上部の検索窓で「RZ」と入力するとRZシリーズが表示されます

ウインタブ関連記事:
dynabook RZ/MX(Rシリーズ)レビュー - Dynabookのハイエンドモバイル、CPUはCore Ultra、ディスプレイはIGZO、そして重さは899 g!

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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