「GoogleがHuawei製スマートフォンへの一部サービス提供を休止」という報道について - 既存の製品は通常通り利用可能、ただしアップデートサーバーが停止する恐れも(かのあゆ)

公開日: : オピニオン , ,

Huawei端末への制裁と一般ユーザーが受ける影響について
こんにちは、かのあゆです。米商務省がHuaweiへの米国からの製品・サービス提供を事実上禁止したことに伴い、GoogleがHuaweiへの一部サービスの提供を停止したという報道が各メディアで報じられています。現時点ではまだHuawei、Google共に公式な発表は行われていませんが、昨年夏ごろにもZTEが同じような事態に陥っており、今後Huaweiのグローバルにおける端末展開に大きな影響を受ける可能性があります。

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1.次期アップデートでGoogle関連のサービスが組み込めなくなる?

Google Mobile Service関連が組み込まれていないと実質グローバル市場では販売不可能に近い状態に
すでにHuaweiは次期Android 10”Q”ベースとなるEMUI 10の開発をスタートしていると思われますが、Android OS自体はオープンソースで公開されており、誰でもソースコードにアクセスして自由に改変することが可能なため、今回の処置によって次期EMUI 10の開発自体がストップするということはないはずです。

ただし、グローバル市場で販売するためにはGoogle Play StoreやGmail、Google Maps、YouTubeといったGoogle純正アプリの組み込みが必須であり、これを組み込むにはGoogleとの契約が必須になるため、今回の処置によってGoogleのサービスが組み込めなくなった場合、これらのGoogle 純正アプリが組み込めなくなり、グローバル市場での販売は事実上不可能ということになってしまいます。

Huaweiのお膝元である中国市場向けのモデルに関してはもともとGoogle関連のアプリを組み込んでいないため、こちらに関しては直接影響することはないかと思われます。

Xiaomiの中国向けMIUI搭載端末のように後からユーザーがGoogle関連のアプリを手動でインストールするという方法で販売するという方法や独自ストアを展開するという方法もなくはないのですが、前者の場合はGoogleの正式な認証を受けることができないため、いろいろな制限が発生する可能性があり、後者の場合Google Play Storeの膨大なアプリを揃えるのは厳しいでしょうから、あまり現実的ではないでしょう。

ただし、すでにグローバル市場で発売されている端末に関しては今回の影響を受けることはないので、国内で投入が発表されているP30シリーズに関しては予定通り発売するものと思われます。

2.アップデートサーバーが停止する可能性も

現時点では利用可能
また、昨年ZTEが同じように制裁を受けた際にはアップデートサーバー自体が停止となり、国内でも同社が販売していたSIMフリー端末だけでなく、キャリア端末やキッズ携帯、ルーター製品もアップデートが中断されてしまうという事態に陥りました。

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Huaweiに関しても今後この状況が続けば同じような事態になる可能性が想像でき、同社が販売しているSIMフリースマートフォン、キャリア販売スマートフォン、ルーターといった製品に大きな影響を受ける可能性があります。日本国内ではちょうどキャリアからP30 liteやP30 Proが投入されたばかりですが、これらの製品のアップデートも中断される可能性があります。

そうなるとOSのメジャーアップデートのみならず、セキュリティアップデートや不具合修正なども事態が収まるまで受け取ることが不可能となり、ユーザーは大きな不利益を被ることになります。

3.既存の端末のGoogle関連サービスの利用は可能

上記の通り、この状況が解決しない間OSアップデートやセキュリティアップデートなどが受けられなくなる可能性はあるものの、すでに販売済みとなっているHuawei端末に関してはGoogle関連のサービスが遮断されるということはなく、従来通りGoogle Play Storeでアプリのダウンロードやアップデートを行ったり、Google Mapsなどのサービスを利用することが可能です。

すでに販売中の端末にまでGoogleサービスの制限を受けた場合、全世界的に大きな影響を受けるでしょうから、さすがに(現時点では)ここまでやることはないでしょう。

またGoogleもこの事態を受け、既存のHuawei端末は今回のサービス制限の影響を受けず従来通りアプリのアップデートを行うことができるとTwitter公式アカウントで発表しているので、Huawei製スマートフォンやタブレットを愛用している方はこの辺に関してはとりあえず安心してもいいかと思われます。

4.まとめ

早いところ解決してほしいが・・・
ちょうど日本国内でHuawei P30シリーズの投入が発表されたタイミングであまりよろしくない事態が発生してしまいました。すでにIntelやQualcommもHuaweiとの取引を中断しており、事態はよくない方向に行っている状況です。

先日記事にした通りHuaweiに関してはOSアップデート、セキュリティアップデートともにSIMフリー端末メーカーとしては積極的な印象で、OSアップデートが終了した端末にも定期的にセキュリティアップデートを提供してきているだけに、この事態でHuawei端末がセキュリティ的にも弱い状態にさらされてしまうのは非常に残念です。

日本国内でも積極的に製品を展開しているメーカーだけに極力早くこの事態を解決してほしいと思います。

5.関連リンク

Huawei Japan

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Comment

  1. きな臭くなってますね・・・
    一番の敵は政治とカネの問題だとは。

  2. なお より:

    シャオミがアメリカ展開で成功してたあたりから
    中華製品は、アメリカで一気にやばくなってました

    経緯としては80-90年代の日本車叩きと根底は同じなんですよね
    事実の内容関係なくアメリカでは内需保護を優先しますから
    このまましばらく続きそうです

    あとは、ヨーロッパがどこまで追従するかでしょうね

  3. 匿名 より:

    Huaweiに関しては貿易摩擦というより安全保障上の問題ですね。

    本来、Huaweiが儲かれば米国の半導体・IT企業も儲かるので、ビジネス的に見ると両者は敵対関係ではありません。つまりHuaweiを潰せば米国企業も一定の痛手を被るわけですが、安全保障の方が大事だから今回の措置になったという事でしょう。

    Huaweiはその成り立ちから中国軍と深い繋がりがあるとされ、米国では10年以上前からそのリスクが指摘されてるんですね。実際にHuaweiが工作活動をしているかどうかは不明ですが、これ以上Huawei製品のシェアが増える事を警戒しているのでしょう。

    実際Huaweiのハードウェアは魅力的ですからシェアが伸びるのは当然ですし、ガジェット好きとしては大変残念な状況ですが、民間人にはどうする事もできませんね。

  4. 匿名 より:

    OSアップデートは8月で一旦終了するようですね。(アメリカ政府いわく「3ヶ月あれば乗り換え先を探せる」とか)

    https://www.theverge.com/2019/5/20/18633171/huawei-software-updates-phones-google-android-commerce-department

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