こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。NECのWindowsタブレットは8インチの「LaVie Tab W TW708シリーズ」、10.1インチの「LaVie Tab W TW710シリーズ」があります。また、ノートPCのラインナップでもディスプレイとキーボードが分離できる2 in 1タイプの「LaVie Uシリーズ」があり、サイズの面でも性能の面でもかなり充実しています。この3つのシリーズがそろって2015年夏モデルに進化しました。まずは10.1インチタブレット「LAVIE Tab W710シリーズ」から紹介していきます。ちなみにこの夏のモデルから、カタログ上は「LaVie」じゃなくて「LAVIE」になってます。
1.スペックは変わらず
10インチのTW710シリーズは従来モデルと全くの同一スペックです。CPUやRAM、ストレージから筐体サイズに至るまで全く変更点はありません。CPUがAtom Z3795、RAMが4GBという構成は兄弟機ThinkPad 10や富士通のARROWS Tab QH55/Sシリーズと同じく、Atom機としてはハイエンドに属するものですが、これらの機種のOSが64ビット(ThinkPadは32ビットと64ビットを選択可)であるに対し、TW710では32ビットしか選べません。
32ビットよりも64ビットのほうがパフォーマンスが高い、というのは間違いありませんし、RAMを4GB搭載しているので、一般的な理解としては64ビットOSのほうが製品の性能を引き出せるということになりますが、一方で不十分なスペックなのに64ビットOSを搭載すると挙動が不安定になったりする可能性があります。また、企業内で使用するやや古めのシステムなどは64ビットOSだと動かない場合もあります。私が持っているThinkPad 8(ディスプレイが8インチである以外はThinkPad 10と同じスペックの64ビット機)では劇的には速いとかはありませんし、挙動が不安定ということもありませんが、このスペックの場合、必ずしも64ビットのほうがいいとは言えないと思います。NECがあえて最新モデルでも32ビットのOSを使っているというのは、やはり安定性とか法人需要などを考慮してのことだと思います。
なお、TW710については、昨年新発売となった際にレビュー記事を書いています。スペック、パッケージとも変わっていないので、こちらの紹介記事もご覧ください。
NEC LaVie Tab W - 新鋭10インチ日の丸タブレットにして中身はThinkPad10?
2.ロゴマークが変わった
2015年夏モデルから、「LaVie」のロゴが変更になりました。「LAVIE」とアルファベット大文字のみになり、直線的なものになっています。しかし・・・
これは背面画像ですが、新しいロゴマークはついてませんね。以前の「LaVie」ロゴのままです。
3.旧モデルの在庫処分がお買い得になるか?
ということで、ハードウェア的には全く変更点がないのですが、だからダメってことでもないでしょう。依然ハイエンドAtomタブレットとして、信頼のNECブランド製品としての魅力は高いと思います。ただ、購入を検討するのであれば、スペックが全然変わらないということで旧モデルの在庫処分品を購入するというのも賢い選択です。
2015年夏モデルのTW710はキーボードつきのものが「TW710BBS」、キーボードなしのものが「TW710BAS」という型番なのですが、これをNECの直販サイト、NEC Directで購入すると税込み96,984円(BBS)、82,944円(BAS)となっています(NEC Directのポイント5%つき)。一方、旧モデルを価格ドットコムで調べると昨年秋の型番であるT1S(キーボードなし)が最安値60,750(税込み)、T2S(キーボードつき)が69,981円(税込み)となっているので、価格だけをみれば明らかにお買い得です。ただ価格ドットコムに掲載されているショップの中にはクレジットカードが使えなかったりするお店もありますし、返品条件なども異なるのでよく確認したほうがいいと思います。
コメント
ロゴの印象が何となくミラーズエッジを思い出す。
赤白ってだけですが・・・
なまらバジーナさん、こんにちは。コメントありがとうございます。「ミラーズエッジ」ってググってしまいましたよ。確かにロゴの雰囲気似てます。バジーナさんってゲーム系に食わいいですよね!