MSIが15.6インチクリエイターノート「Creator 15」のニューモデル「A10UET-478JP」を発売しますこの製品は3月に発売された「A10SET-480JP」のリニューアル版と言え、中身はハイスペックなゲーミングノート、という感じの、でもクリエイターノートです。
なお、従来モデルA10UET-478JPについてはこちらの紹介記事をご覧ください。
MSI Creator 15 - 高いスペックとディスプレイ品質の15.6インチクリエイターノート。上質で美しい筐体も魅力です
1.Creator 15 A10 スペック
Creator-15-A10UET-478JP | |
OS | Windows 10 Pro |
CPU | Intel Core i7-10870H |
外部GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060(6GB) |
RAM | 32GB(最大64GB) |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080)sRGB、タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 3)、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2 × 3、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 99.9Whr/6,250mAh |
サイズ | 358.3 × 248 × 19.8 mm |
重量 | 2.1 kg |
ポイント
・GPUにGeForce RTX3060を搭載
・ディスプレイはsRGB相当の広色域
・タッチ対応ディスプレイ
コメント
Creator 15 10Aはノートパソコンとしてはハイエンドと言えるスペックです。CPUとGPUの構成はゲーミングノートとしても中上位クラスと言え、クリエイティブワークだけでなくオンラインゲームもサクサクプレイできるくらいの実力があります。ニューモデルになってGPUも最新のGeForce RTX3060になりましたし(3月発売のA10SET-480JPはGPUがGeGorce RTX2060でした)。
また、RAMは32GBと非常に大きな容量になっています。このあたりはRAM容量が必要なクリエイティブ作業(動画編集やRAW現像など)に適した構成と言えますね。ストレージも512GBあります。RAMとストレージに関しては増設が可能で、RAMは最大64GBまで、ストレージはM.2 NVMe 専用空きスロットが1つありますので、大容量のM.2 SSDを追加することができます。ただし、MSI製品はユーザーがDIYでカスタマイズをすると保証が切れてしまいますので、増設する場合はMSI指定販売店に相談することをおすすめします(指定販売店による増設作業だと保証は継続されます)。
ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、sRGB相当の色域を確保し、タッチ対応もします。一方リフレッシュレートについての説明はなかったので、おそらく60 Hzと思われます。ディスプレイの仕様についてはゲーミングノートではなく、クリエイターノートですね…。まあ当然ですけど。
入出力ポートは従来モデルから大きく変更されました。従来モデルにあったSDカードリーダーがなくなり、USB Type-Aポートが3つ(従来モデルは1つ)に増えています。このあたりは賛否が別れそうですが、多くの場合USBポートが増えるほうがうれしいんじゃないでしょうか。
サイズは従来モデルと全く同じです。タテ・ヨコサイズに関してはスペックの割に小さめ、という印象ですね。重量2.1 kgというのは少々重いですけど。
2.Creator 15 A10 筐体
入出力ポートの構成に変更があったものの、見た目は従来モデルとほぼ変わらず、やや角張ったシンプルなデザインになっています。
天板です。こちらもシンプルなデザインですが、ロゴマークはビジネス用のものではなく、MSIではおなじみのドラゴンロゴとなります。筐体素材については「サンドブラスト加工が施されたアルミ合金パネル」という説明がありました。
それと、筐体色の名称が変わっています。従来モデルでは「ブラック」でしたが、ニューモデルは「カーボングレイ」という表記になりました。ただ、画像を見る限り色の違いはよくわかりません。
キーボードはテンキーレスで、よりパーソナルな印象です。日本仕様は「シングルカラーバックライト内蔵テンキーレス日本語キーボード」と開示されています。
また、この画像は「イメージ」ですが、パームレスト部分にパッシブラジエターが装備されています(実際には見えません)。重低音再生の強い味方になってくれそうです。
非ゲーミングノートでも外部GPUを搭載する高性能マシンというのは少なくありません。スペック表の上ではオンラインゲームも十分プレイできそうな仕様になっているものもありますが、いざゲームをしようとすると、やはり発熱による性能低下が懸念されます(ウインタブの実機レビューでも、実際にゲームをしてみたら発熱によって性能がダウンした、という製品をいくつか経験しています)。
しかし、この製品はMSIのゲーミングノートに採用されているのと同じ冷却システム「Cooler Boost Trinity+」が採用されていますので、発熱の心配は無用です。安心してゲームを楽しめるでしょう。…いやこれ、ゲーミングノートじゃないんですけどね…。
3.Creator 15 A10 価格など
MSI Creator 15 A10(A10UET-478JP)は5月13日の発売予定で、MSIストアでは予約販売がスタートしていて、4月29日現在の価格は税込み244,800円です。CPU、GPU、そして大容量RAMと、スペックが非常に高い製品なので、価格も安くはないですね。
GeForce RTX3060搭載ということで、ついゲームプレイを意識しつつ記事を書いてしまいましたが、広色域でタッチ対応するディスプレイを搭載している、という点がクリエイターノートらしい製品です。まあ、ゲームも余裕でプレイできますけどね…。
4.関連リンク
Creator 15 A10U:MSI公式サイト
Creator-15-A10UET-478JP:MSIストア