記事にアフィリエイト広告を含みます

MSI Modern 14 - 第10世代Core i7を搭載する高性能なビジネス・モバイルノート。14インチで1.19 kgの軽量さも魅力です

MSI Modern 14
MSIが10月16日に発表したノートPC4機種のうち、今回は14インチモバイルノート「Modern 14」を紹介します。同時に発表された他の製品は「クリエイターノート」ですが、Modern 14だけは「ハイスペックビジネスノート」という位置づけになります。従来モデルの「PS42 Modern」という製品が2つのモデルに枝分かれし、外部GPUや4Kディスプレイといった、よりクリエイターっぽい仕様のものが「Prestige 14」に、外部GPUを搭載しないビジネス用の仕様のものが「Modern 14」という名称に変更されたという理解でいいと思います。

スポンサーリンク

1.スペック

MSI Modern 14
ゲーミングノートでは日本市場に確固たる地位を築いたMSIですが、ビジネスノートのスペックもかなり高いです。CPUは第10世代(Comet Lake)のCore i7-10510Uのみが設定されています。Core i3とかCore i5はありません。しかし、より高性能な6コア12スレッドのCore i7-10710Uの搭載は見送られています。

この製品は2つのバリエーションモデルがあり、OSのバージョンとRAM容量が異なります。

A10M-477JP:Windows 10 Home/RAM8GB
A10M-618JP:Windows 10 Pro/RAM16GB

ストレージは2モデル共通で512GB SSDと大容量です。ディスプレイは14インチのFHD解像度、ノングレア液晶で、IPSという表記はないものの、従来モデルがIPS相当の液晶だったので、この製品もほぼ間違いなくIPS相当の視野角の広いものになっていると思います。

入出力ポートは十分な数と種類があります。Type-Cポート2つを含め合計で4つのUSBポート、HDIM、フル規格のSDカードリーダーがあり、残念ながら有線LANポートはないものの、ビジネスマシンとしては不満のない水準と言えます。ただし、Prestige 14のType-Cポートが2つともThunderbolt 3であるのに対し、この製品のType-CポートはThunderbolt 3ではありませんし、USB-PDやAlternate Modeモード(実質的には映像出力と考えていいです)にも対応しません。そのかわりHDMIポートがついてるんですけどね。

ポートの配置や筐体サイズに関しては、従来モデルのPS 42 Modernと同じです。Prestige 14のほうはポート構成も筐体サイズも異なりますので、新設計筐体と言えますが、こちらのModern 14は、「PS42 ModernのCPU換装版」と考えていいでしょう。とはいえ、14インチサイズとしてはタテ・ヨコサイズは十分に小さいですし、重量1.19 kgというのも依然として素晴らしい軽さだと思います。

2.筐体

上に書いたように、この製品の筐体は従来モデル「PS42 Modern」と同じだと思われますので、PS42の実機レビュー記事の筐体説明の部分が参考になると思います。
MSI PS42 MODERN 8RC レビュー - 14インチ、1.19 kgのモバイルノートなのにGeForce GTX1050搭載!羊の皮をかぶった狼!?(実機レビュー)

MSI Modern 14
現状MSIストアで販売がスタートしているものは筐体色が「カーボングレー」のみですが、MSI公式サイトの製品紹介ページを見ると従来モデルと同じシルバーの画像もありましたし、PCショップアークの製品ページでは従来モデルと同様、シルバー筐体になっていましたので、2つのカラーバリエーションがあるものと思われます。もしくはバリエーションモデルによって筐体色が異なるのかもしれません(A10M-618JPがカーボングレー、A10M-477JPがシルバー)。

スポンサーリンク

ベゼルは非常に細くなっていて、相変わらず美しいデザインです。Webカメラが上部ベゼルではなく下部ベゼルにある、という点は(ビデオチャットなどの利用頻度が高い人には)注意したいところ。

MSI Modern 14
筐体素材は従来モデルがアルミ合金だったので、Modern 14もほぼ間違いなくアルミ合金製と思われます。見た目はPrestige 14によく似ていますが、エッジ部分の「ブルーのダイヤモンドカット加工」がなくなっています。また、天板のヘアライン加工もPrestige 14にはありませんので、ディテールは異なっていると言えます。

MSI Modern 14
キーボードです。従来モデルと同じ形状で、やはりPrestige 14とはかなりデザインが異なっています。

MSI Modern 14
これが発表会で撮影した実機の画像です。

MSI Prestige 14
こちらがPrestige 14。Modern 14はキーボード面上部にスピーカーが付いているように見えますが、ウインタブの実機レビューでは、スピーカーはこの位置ではなく底面にあることを確認していますので、この部分は「デザイン」です。また、タッチパッドの大きさもPrestige 14のほうが全然大きいですよね。

これも従来モデルの実機レビューからの引用ですが、アルファベットキーのキーピッチは上下左右に約19 mmで、打鍵感も良好でした。

MSI Modern 14
入出力ポートの配置です。また、この画像を見ると、Modern 14はPrestige 14とは異なり、ドロップダウン式のヒンジは採用されていないことがわかります。

3.価格など

MSI Modern 14は10月17日の発売で、10月19日現在だとMSIストアでWindows 10 ProとRAM16GBを搭載するA10M-618JPのみが販売されていて、価格は122,546円(税込み134,800円)です。また、Windows 10 HomeとRAM8GBのA10M-477JPはPCショップアークで販売されていて、価格は税込みで109,000円です。アークはMSI指定販売店で、もともとゲーミングPCを販売しているショップなので、注文時にRAM(最大32GB)とストレージ(最大2TB)の増設が可能です(増設してもメーカー保証対象です)。

外部GPUを搭載し、4Kディスプレイも設定されるPrestige 14と比較してしまうと少し地味ですが、Modern 14も第10世代のCore i7を搭載し、RAMやストレージ容量も十分、そしてコンパクトで軽量な筐体と、ビジネスマシンとしては非常に魅力的だと思います。また、外部GPUなどを搭載していないぶん、Prestige 14よりも価格が安くなっています。ビジネスモバイルノートとして使う上で、Prestige 14はややオーバースペックと感じられなくもないので、仕事用とか学校の勉強用ということならModern 14のほうが向くかもしれないですね。

4.関連リンク

Modern 14:MSI公式サイト 製品紹介
Modern-14-A10M-618JP:MSIストア
Modern-14-A10M-477JP:PCショップアーク

スポンサーリンク