MSI GS66 Stealth 10Uの実機レビュー - ゲーミングノートとして最高の性能!筐体品質も抜群!持つ喜びを与えてくれる高級ゲーミングノート

MSI GS66 Stealth 10U
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はMSIのハイエンドにして薄型のゲーミングノート「GS66 Stealth」の実機レビューです。ハイエンドなスペックながら、落ち着いた、質感の高い筐体を備え、ゲーマーはもちろん、クリエイターやパワフルなノートPCが必要なビジネスマンにも向く製品です。

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1.スペックと特徴

スペック表

  GS66 Stealth
OS Windows 10 Home/Pro
CPU Intel Core i7-10870H/Core i9-10980HK
外部GPU NVIDIA GeForce RTX3060 / RTX3070 / RTX3080
(すべて”Laptop”)
RAM 16GB/32GB(最大64GB)
ストレージ 1TB NVMe SSD
(M.2 NVMe 空きスロット×1)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ (1,920 x 1,080) 240Hz/300Hz
15.6インチ (3,840 x 2,160)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2
入出力 USB3.2 Gen2 Type-C(Thunderbolt 3)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 × 3、HDMI、LAN(RJ45)オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 99.9Whr / 6,250 mAh
サイズ 358.3 × 248 × 19.8 mm
重量 2.1 kg

バリエーションモデル

GS66-10UE-005JP:
 Core i7-10870H/RTX3060/16GB/1TB/300Hz DP
GS66-10UG-003JP:
 Core i7-10870H/RTX3070/16GB/1TB/300Hz DP
GS66-10UH-240JP:
 Core i7-10870H/RTX3080/16GB/1TB/240Hz DP
GS66-10UH-001JP(レビュー機):
 Core i9-10980HK/RTX3080/16GB/1TB/4K DP
※240JPと001JPはWindows 10 Pro、他はWindows 10 Home
※001JPのみ4Kディスプレイ、他はFHDディスプレイ

ポイント

●ゲーミングノートとしてはハイエンドなCPU。Core i9も選択可能
●最新のGeForce RTX30シリーズを搭載
●300HZのeSportsグレードのディスプレイと4K解像度のディスプレイを選択可能
●パッシブラジエーター内蔵「DUO WAVE スピーカー」
●Per-Key RGB対応SteelSeriesゲーミングキーボード
●高性能マシンながら落ち着いた「オールブラック」で薄型の筐体

2.筐体と使用感

同梱物・天板・底面

MSI GS66 Stealth 10U 同梱物
同梱物です。筐体は薄型ですが、さすがにACアダプターは230Wのものでサイズも大きく、実測値で892 g(電源ケーブル込み)ありました

MSI GS66 Stealth 10U 天板
天板です。金属製でゲーミングノートっぽくないフラットな形状、そして色はブラックですが「艶消し」です。製品名の「Stealth」っぽい感じで、非常にカッコいいです。

MSI GS66 Stealth 10U 天板
控えめ(見る角度によってはよく視認できないくらい)ながら、MSIのドラゴン・ロゴもしっかりあります。これがないと落ち着かない?

MSI GS66 Stealth 10U
底面です。天板と同様に金属素材で、フラットな形状になっています。

MSI GS66 Stealth 10U
ここで注意しておきたいのがこれ「Factory Seal」です。まあ「封印」ですね。このシールの下にネジがあり、底面を開口するためにはシールを剥がさなくてはなりません。で、剥がしてしまうと保証が切れます。他メーカーだと底面を開口しても保証が切れないケースが多いのですが、MSIはこの辺が厳しいです。GS66 StealthはRAMやストレージの増設・換装が可能な構造になっていますが、増設・換装に際してはMSI指定販売店に相談することをおすすめします(指定販売店なら保証を切ることなくカスタマイズが可能です)。

側面

MSI GS66 Stealth 10U

MSI GS66 Stealth 10U

MSI GS66 Stealth 10U

MSI GS66 Stealth 10U
画像上から前面、背面、 左側面、右側面です。さすがに通気口は目立ちますが、スクエアで装飾性が小さい筐体になっているのがよくわかります。

側面のポートは左側面が画像左からDC-IN、USB Type-C(Thunderbolt 3)、HDMI、USB Type-A、右側面が画像左からイヤホン/マイクジャック、USB Type-C(こちらはThundeboltではありません)、USB Type-A × 2、LAN(RJ45)となります。

キーボード

MSI GS66 Stealth 10U

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キーボードです。15.6インチサイズながらテンキーは装備されていません。もちろんビジネスにも使える製品ですが、どちらかと言うとビジネス用としても「高級パーソナルマシン」という感じなので、テンキーなしのほうがイメージに合うかもしれません。有名ゲーミングデバイスメーカーのSteelseries製キーボードですが、Windowsキーはちゃんと左側にあります(Steelseries製のキーボードはWindowsキーを右側に配置するケースが多いです)。

アルファベットキーのキーピッチは手採寸で19 mm、キーストロークはやや浅めと感じられました。テンキーがないこともあり、「フルサイズ」と言っていい仕様です。配列上で強いてあらさがしをすると、右側のShiftキーが小さいこと、そしてFnキーが右側にしかないことが挙げられますが、ノートPCのキーボードで癖のないものはない、と言っていいと思いますので、この程度であれば問題視しなくていいと思います。また、Enterキーの右に一列あるタイプですが、キーボード面が広く、Enterキーも大きいのでミスタイプはあまり発生しませんでした。

MSI GS66 Stealth 10U
キートップはフラットで、特に凹凸などはありません。

MSI GS66 Stealth 10U キーボード
もちろんイルミネーション対応でPer-Key RGBバックライト(任意に個別キーのバックライト色を変更できる)が装備されています。この製品、外観で「もろゲーミングノート」なのはこのバックライトくらいかもしれません(消灯したり、単色で光らせることもできます)。

MSI GS66 Stealth 10U キーボード

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キーボード用の設定アプリは「Steel Series Engine」です。バックライト色の設定だけでなく、キーマッピングやキーボードマクロの登録も可能です。

キーボードの使用感ですが、まず打鍵音が非常に静かです。EnterキーやSpaceキーなど大型のキーを別とすれば、ほぼ無音といっていいくらいですね。また、剛性感も高く「硬い」という印象で、この点も打鍵感を良くしてくれていると思います。

GS66 Stealthは、「高級PC」ですよね?このキーボード、言ってしまえば「高級品らしい」出来だと思います。触れてみたら、打鍵してみたら、一般的なスタンダードノートとは全く違う出来だと感じられるでしょう。

MSI GS66 Stealth 10U
両サイドにはスピーカー(パッシブラジエターつき)があります。DYNAUDIOの刻印も入っています。

スピーカーの音質は良好です。というか「パッシブラジエター」つきということで、さぞかしすごい重低音が出るのかと思いきや、むしろ自然かつ低音から高音までバランスよく鳴る、という感じでした。

MSI GS66 Stealth 10U Nahimic

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音響アプリにはMSIではおなじみのNahimicが搭載され、メニュー項目から簡単に好みの音質に調整できるほか、イコライザーも装備しているのでマニュアルによる音質調整も可能です。ゲームプレイやEDM(Electronic dance music、音楽ジャンルです)のような、パワフルな音が好みの人にも対応ができると思います。

ディスプレイ

MSI GS66 Stealth 10U
正面から見たところです。設定アプリを開いているのはベゼル位置を見やすくするためです。上部と左右のベゼル幅は十分に細くなっていますが、下部ベゼルはやや厚めです。これはディスプレイ位置を少し高くしてゲームプレイ時の視認性を高めるためかもしれないですね。

MSI GS66 Stealth 10U
ディスプレイはノングレアタイプです。この画像はできるだけ映り込みが激しくなるようにして撮影したものですが、実際に使っていると映り込みはほとんど気になりません。日中の屋外でゲームをする人はあまりいないと思いますので、室内でのゲームプレイであれば全く支障なくゲームが楽しめると思います。もちろんビジネス系のソフトウェアの利用についても同様に快適な視認性となります。

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MSI GS66 Stealth 10U Dragon Center

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MSIの定番設定アプリ「Dragon Center」からディスプレイの設定を変更できます。利用シーン別のプリセットから選ぶ形式ですが、「sRGB」と「Adobe RGB」を選択できるのがすごいですね。おそらくこの機能は4Kディスプレイ搭載モデルに限られるとは思うのですが、動画編集や画像加工、グラフィック制作に携わるクリエイターの人にうれしい配慮かと思います。

で、品質ですが、4Kディスプレイは「圧巻の性能」だと思いました。まず、めちゃめちゃ明るくて、輝度100%にすると「まぶしいがな」と感じるくらいです。通常ウインタブではディスプレイ品質をチェックする際、輝度を100%にしているのですが、この製品に関しては70%に設定しました。

発色性能もすごいですね。手持ちのディスプレイと「花」の画像を使って見比べてみましたが、GS66 Stealthは「花びらのわずかな黄ばみ」もきっちり表現しますね。

また、ディスプレイの評価、という目的でなく、普通にベンチマークテストとかwebでの調べものとかで試用していても、色味が濃く、くっきりしていると感じられます。視力の悪い私でも、他のディスプレイとの違いがよく理解できました。

おそらくクリエイターの人が使っても納得の発色性能ではないか、と思います。

ヒンジ

MSI GS66 Stealth 10U
ヒンジは水平位置(180度)まで開口可能です。ゲームプレイでこの開口角度が必要とは思えませんが、ビジネスシーンでは打ち合わせ時に向かいあわせに座っている際などに重宝します。

バッテリー

この製品に限らず、CPUとGPUの性能を引き出すためには電源接続は必須です。しかし、GS66 Stealthは15.6インチサイズで、ビジネスノートとしても使えると思いますので、「非ゲーミング時(GeForce非稼働時)」のバッテリー消費について簡単に測定してみました。

Dragon Centerのシナリオ「Silent」、ディスプレイ輝度60%-70%、音量50%、バックライト点灯(輝度は3段階中2番め)という条件で1時間にわたり「YouTubeの動画視聴を40分、テキスト入力10分、画質チェック10分」をやってみて、バッテリー消費は18%でした。単純計算だと5時間半くらいのバッテリー稼働時間となります。

また、測定時以外にもバッテリー稼働でテキスト入力などをしていましたが、体感的に「思ったよりバッテリーは長持ちするなあ」という印象です。あくまでもGeForceが動き出さない前提でビジネス作業や動画視聴をするのであれば、5~6時間くらいは行けそうですね。

筐体・使用感まとめ

MSI GS66 Stealth 10U
一通り筐体を確認してみました。さすがハイエンド機、といいますか、薄型に仕上げられつつも質感は高く、高級機っぽい雰囲気もあります。艶消しの塗装になっているのもポイントで、さらに質感を高めてくれていると思います。

また、試用していて随所に仕立ての良さを感じました。例えばディスプレイに向かったとき、例えばキーボードに触れたときなどです。「高いだけのことはある」と思いました。

3.性能テスト

MSI GS66 Stealth 10U Dragon Center

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MSI GS66 Stealth 10U Dragon Center

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設定アプリ「Dragon Center」で様々なゲーム設定が可能ですが、ベンチマークテスト実施にあたり、ゲームシナリオをもっとも高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」に設定しました。

ゲーム系ベンチマーク

レビュー機は4Kディスプレイを搭載しています。おそらく4K解像度のままでベンチマークを取るとスコアは悪くなるだろう、という予想のもとに、設定で4K解像度とFHD(1,920 × 1,080)解像度に設定し、テストしてみました。

MSI GS66 Stealth 10U 3D Mark(4K)

3D Mark(4K)

MSI GS66 Stealth 10U 3D Mark(FHD)

3D Mark(FHD)

参考:
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,435、20,017、47,193
Lenovo Legion 750i(Core i7-10750H、RTX2080SUPER Max-Q):8,156、18,070、40,408
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):7,882、18,288、46,133
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):7,767、17,671、35,850
MSI GP75 Leopard(i7-10750H、RTX2070):7,415、17,589、40,262
HP ENVY 15(i9-10885H、RTX2060 Max-Q):5,597、13,382、33,102
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen9 4900HS、RTX2060 Max-Q):-、13,719、31,513
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア
※CPUが第10世代Core、もしくは第3世代Ryzen搭載のノートPC
※ROG Zephyrus G14はTime Spyのデータなし

スコアのほう、期待通りというか、特にTime Spyに関しては抜群、という感じになりました。しかし、Time SpyとFireStrikeの4K解像度でのスコアとFHD解像度でのスコアは明らかに不自然です。FHD解像度でのスコアは信頼していいと思いますが、4K解像度のスコアは「んなわけない」ですよね。ソフトウェア側でも解像度の設定ができたのですが、この結果を見ると4Kでのテストにうまく対応していないのかもしれません。

MSI GS66 Stealth 10U FF15

FF15ベンチ(4K)

MSI GS66 Stealth 10U FF15

FF15ベンチ(FHD)

参考:
ASUS ROG Strix SCAR 15(i9-10980HK、RTX2070SUPER):8,946
Lenovo Legion 750i(Core i7-10750H、RTX2080SUPER Max-Q):8,431
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):8,230
MSI GP75 Leopard(i7-10750H、RTX2070):7,995
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):7,869
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(i7-9750H、RTX2070):7,440
MSI GL63(i7-8750H RTX2060) :6,982
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(i7-8750H GTX1070):6,691
HP ENVY 15(i9-10885H、RTX2060 Max-Q): 6,068
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):6,041

次にFINAL FANTASY 15(FF15)のスコアです。実際のゲームプレイにおける4KとFHDの差はこんなものでしょう。FHDでのスコアは非常に高く、「重い」という定評のあるFF15でもサクサクプレイできるのは間違いありません。一方で4K解像度にしてしまうと「並み」のスコアとなります。ベンチマーク中もたまにカクつきを感じるような挙動でした。RTX3080といえど、ノートPCでこのゲームを4K解像度で快適にプレイできるのはまだ先なんでしょう。

MSI GS66 Stealth 10U Port Royal
参考
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):5,136
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(i9-10980HK、RTX2070SUPER):5,049
Lenovo Legion Y740(17)(i7-9750H、RTX2080Max-Q): 4,491
MSI GP75 Leopard(i7-10750H、RTX2070):4,446
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):4,216
ドスパラ GALLERIA GCF2070NF(i7-8750H、RTX2070): 4,198
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060): 3,641
MSI GP65 Leopard(i7-9750H、RTX2060): 3,503
MSI GL63 8SE(i7-8750H、RTX2060): 3,246
HP ENVY 15(i9-10885H、RTX2060 Max-Q): 3,150
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(i7-9750H、RTX2060):3,123
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(i7-8750HRTX2060 Max-Q): 2,955

リアルタイム・レイトレーシングの性能を測定する3D Markの「Port Royal」のスコアです。このテストでも4KとFHDのスコアはほぼ同じでした。おそらくFHD側のスコアである、とお考えいただくほうがいいかと思いますが、非常に高い数値が出たと思います。先立ってレビューしたASUS TUF Dash F15(RTX3070)でも、Port Royalのスコアが非常に高くなっていると感じましたので、RTX30シリーズを選ぶ最大のメリットはリアルタイム・レイトレーシング性能にある、と言っていいと思います。

ゲーム系ベンチマークの総評として、FHDのスコアに関しては非常に高く、ノートPCとしてはウインタブ歴代最高水準の結果と言っていいと思います。一方で4Kに関しては適切と思われる結果がFF15だけでしたが、さすがに4Kの高画質ということになると、ノートPC用のCPUやGPUだと限界があるかな、と感じました。

CPU系ベンチマーク

MSI GS66 Stealth 10U PC Mark

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参考:
HP OMEN X 2S 15(i9-9880H、RTX2080 Max-Q):6,447
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H、RTX3070):6,225
Lenovo Legion Y740(17)(Core i7-9750H、RTX2080Max-Q): 6,151
MSI GE66 RAIDER(i7-10875H、RTX2070):6,081
ASUS ROG Strix SCAR 15 G532LWS(i9-10980HK、RTX2070SUPER):6,023
ASUS ROG Zephyrus G14(Ryzen 9 4900HS、RTX2060 Max-Q):5,852
Lenovo Legion Y740(15)(Core i7-9750H、RTX2070 Max-Q): 5,830
ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV(Core i9-9980HK、RTX2060): 5,727
MSI Bravo 15(Ryzen 5 4600H、Radeon RX5300M): 5,635
Lenovo Legion Y7000(Core i7-9750H、GTX1650): 5,618
ドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-QC-G(Core i7-9750H、GTX1660Ti): 5,573
ASUS ROG Zephyrus S GX502GV(Core i7-9750H、RTX2060): 5,506
ドスパラ GALLERIA GCR2070RNF(Core i7-9750H、RTX2070): 5,505
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF2060GF-E(Core i7-8750H、RTX2060): 5,328
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):5,304
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009

グラフィックだけでなく、表計算ソフトやビデオチャットなどもシミュレートする、PCの総合性能テスト、PC Markのスコアです。CPU性能の差が出やすいとされていますが、テスト項目にグラフィック関連のものも含まれるので、GPU性能もスコアに影響します。

スコアのほう、もちろん高水準ではあるのですが、「過去最高記録更新でもおかしくないよね」と思っていた割には伸びませんでした。ひょっとしたらディスプレイが4Kであることも関係しているのかもしれません。

MSI GS66 Stealth 10U CINEBENCH R20
参考:
ASUS TUF Dash F15(i7-11370H)(注):1,550、7,073
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7)(注): 1,342、5,788
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):1,245、8,651
Lenovo IdeaPad Flex 550 14(Ryzen 7 4700U)(注):1,140、6,710
MINISFORUM H31G(Core i5-9500F):1,105、5,922
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H)(注):1,077、5,999
ひつじ 自作PC(Core i7-6700 GTX980ti):1,031、5,078
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U)(注):1,023、3,691
Microsoft Surface Laptop Go(Core i5-1035G1(注):1,006、3,559
ひつじ 自作PC(Core i3-7100T):840、1,826
HP Pavilion x360(Core i5-7200U)(注):790、1,740
※左から順にシングルコア、マルチコアのスコア
(注)ノートPC、(注)ないものはデスクトップPC

CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23のスコアです。ここもちょっと意外でした。マルチコアのスコアは文句なしに高い、と言っていいのですが、シングルコアのスコアは伸びません。また、CINEBENCHのアプリ内に表示される参考値(おそらくオンラインにアップロードされた他のPCのデータ)でもCore i9-10980HKのシングルコアのスコアはこのデータとほぼ一致していましたので、「妥当」と言えます。

CINEBENCHのスコアに関してはTiger Lake(特にTiger Lake H35でASUS TUF Dash F15が該当します)のスコアが非常に高くなっていて、Core i9だから第10世代でも問答無用で最高スコア、というわけには行かないようです。いやまあ、十分に高いスコアではあるんですけどね。

ストレージ系ベンチマーク

MSI GS66 Stealth 10U Crystal Disk Mark
ストレージの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markです。PCIe ×4接続の数値ですね。非常に高速だと思います。高いCPU性能、GPU性能の足を引っ張らない品質と言えるでしょう。

発熱について

GS66 Stealthには「Cooler Boost Trinity+」という冷却システムが搭載されています。結論から言うと、この製品では発熱を気にしなくても大丈夫だと思います。筐体の外装はほとんど熱を持ちません。ゲームプレイ中にキーボード面の上部に発熱を感じることはあるのですが、発熱量はごくわずかで、ほとんど気になりませんでした。Extreme Performanceモードにすると、それなりにファン音は大きくなりますが、体感的には他のゲーミングノートよりもファン音は小さめだと感じました(ただし、一般的なスタンダードノートよりはうるさいです)。

4.まとめ

MSI GS66 StealthはMSIストア、及びPCショップアーク(MSI指定販売店)で販売中で、2月17日現在の価格は下記のとおりです。

005JP(Core i7/RTX3060/16GB/1TB/300Hz DP):259,800円
003JP(Core i7/RTX3070/16GB/1TB/300Hz DP):269,800円
240JP(Core i7/RTX3080/16GB/1TB/240Hz DP):339,800円
001JP(Core i9/RTX3080/16GB/1TB/4K DP):399,800円
※税込み価格
※PCショップアークでは005JPの取扱なし
※MSIストアでは001JP、003JPの取扱なし(在庫切れ)

レビュー機(001JP)の価格は約40万円と、ノートPCとしてはごく高価な部類となります。まあ、CPU/GPU/ディスプレイがハイエンドな仕様なので、仕方ないと言えば仕方ないですね。一方で、20万円台から購入が可能なモデルもあります。

ゲーミングPCとしてのパフォーマンスは各種ベンチマークスコアを見ていただければわかると思います。期待を裏切らない性能ではありますが、さすがに重量級ゲームを4Kの最高画質でプレイするのは厳しい場合もありうる、という感じです。これは「GS66の限界」というよりは「ノートPCという枠組みの限界」と言えるのかもしれません。

今回実機レビューをしてみて、改めてこの製品はゲーマーだけでなく、非ゲーマー(クリエイターやビジネスマン)が使っても満足度が非常に高い製品だろうと感じました。筐体の質感やキーボードの打鍵感は本当に素晴らしく、一般的なモバイルノートやスタンダードノートとは印象が異なります。

自動車や自転車、あるいは洋服などでも「高級品、高額品」はありますが、それらの高級品は、触れてみて、動かしてみるとスペック表では説明ができないような満足感を与えてくれるものがほとんどです。GS66 Stealthにはそれがあると思いました。予算の許す人にはおすすめしたい製品です。

5.関連リンク

GS66-10UE-005JP:MSIストア
GS66-10UH-240JP:MSIストア
GS66 Stealth 10U 製品一覧

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