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マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 - 17.3インチ、GTX1080を2基搭載、これもうノートPCって言えないのでは?

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。久しぶりにゲーミングノートの紹介になります。マウスの「NEXTGEAR-NOTE i71110」という、17.3インチサイズの大型ノートなのですが、問答無用のハイエンドマシンで、ノートPCとしての限界を突破しちゃってる気がする製品です。ゲーミングPCに興味のない人であっても、「一見の価値あり」です。ゲーミングノートって、ハードウェアとして魅力的(モバイルノートの対極に位置してます)なので、ゲームをやる、やらないにかかわらず、「見惚れてしまう」こともありますよね!

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1.スペック

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 スペック表

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このスペック表はシリーズ最上位の「PA1」のもので、CPUやRAM、ストレージ構成などが異なる下位モデルもあります。CPUはCore i7-6700Kという、デスクトップPC用のものが搭載されています。つまり、省電力とかは無視している、ということですね。下位のモデルに搭載されているi7-6700(Kなし)もデスクトップPC用のCPUですが、両者はクロックスピードが異なる(Kは4GHz、Kなしは3.4GHz)ため、Kつきのほうがより高性能であるということと、Kつきはオーバークロックが可能になっている、という相違点があります。

RAMはなんと64GB、ストレージは1TBのSSDと2TBのHDDという、バケモノみたいな構成で、RAMもストレージも高速なものが使われています。そしてゲーミングノートの最重要パーツの一つであるGPUはNVIDIA GeForce GTX 1080(8GB)を「2枚」積んでいます。SLI(Scalable Line Interconnect)技術によって可能になったもので、ただでさえハイエンドのGTX 1080がさらに高い性能を発揮してくれます。というか、私はGeForce GTX965Mまでしかレビューしたことがないので、はっきり言って想像できないレベルです。

そしてディスプレイは17.3インチと大型の上、解像度が3,840 × 2,160と最高レベルとなっています。また、入出力ポートではUSBが5つ(うちType-Cが2つ)、映像系ではmini Displayポートが2つにHDMIが1つ、LANポートは2つもあります。LANポート2つ、というのも私の理解のレベルを越えています。

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110
あと、この製品、ACアダプターが2つあります。それぞれ330Wで、コンバーターを介し、660Wでの電源供給が可能です。デスクトップPC用のCPUを使い、GPUを2基搭載し、その他のパーツも惜しみなく高速なものを採用しているわけで、電源供給のほうもそれに合わせて強化した、ということですね。

サイズは当然のごとく非常に大きいですし、重量に至っては5.5 kgもあります。モバイルノートPC4~5台分くらいっすかね。ここまで見てきたとおり、この製品は省電力とか、モバイル利用は一切想定しておらず、外見はノートPCながら、事実上据え置き型のPC、ということになります。なので、バッテリーなんかは部屋間の移動だったり、万一の停電なんかの際にあると便利、というくらいの位置づけで、稼働時間が長いとか短いとかを論ずるような代物ではありません。

ゲーマーでない読者の人も、デスクトップPC用のCPUを搭載したノートPCがある、ということは知っている人が多いかもしれません。国内でこのような製品を取り扱っているのはやはりマウスが最も有名で、確かドスパラでもそういう製品をラインナップしていたと思いますが、現在は販売されていないようです。

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2.筺体

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 筺体
ひとことで言うと「いかつい」っすねw ヒンジなんて業務用のパソコンというか、形状が普通のノートPCと全然違ってます。また、天板にイルミネーションつきの「向こう傷」みたいなアクセントがついてます。この画像ではイエローに光っていますが、「、パープル、レッド、イエロー、グリーン、ライトブルー、ブルー、オレンジ、消灯」のパターンが設定できます。

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 天板
天板も筋肉質感満点です。背面には巨大な通気口が見えます。

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 スピーカー
スピーカーはキーボード面にステレオスピーカーが、また底面にはサブウーファーが装備されていて、音質のほうもかなり期待できそうです。一般にスピーカーの箱は大きい方が音がいい(古いっすか?)はずなので、巨大な筺体のこの製品は重低音もお得意かな、と。

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110 キーボード
キーボードはマルチキーロールオーバー(複数のキーの同時押し)対応で、当然バックライト(全8色)つきです。また、セクション別(左側、中央、右側)に異なる色のバックライトを点灯させることも可能になっています。配列を見るとやはりゲーミング用になっていると思われ、Enterキーとか右側のShiftキーが小さめですし、その付近の配列も若干クセがあるかな、と思います。

なお、タッチパッドも画像に写ってますが、指紋センサーがついていることもわかりますね。

3.価格など

マウス NEXTGEAR-NOTE i71110はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、価格は464,184円(税込み)から、となっています。またこの記事で紹介した最上位モデル「PA1」の価格は593,784円(税込み)です。マウスはBTOの会社なので、オプションなんかも考慮すると、ざっくり「50万から70万」ってとこですかね…。

ウインタブでいつも紹介している製品とは比較にならない高価な製品ですが、ゲーマーであるか否かにかかわらず、この製品を「面白そう!」と感じる人は多いと思います。ノートPCとしての外見でありながら、一切我慢することなくパフォーマンスを追求する、という割り切りがすごいですよね!ただ、同じ「面白そう」な製品でも、GOLE 1なら比較的簡単に買えますが、この製品だとそうはいかない、っていう違いはありますけどね。

ずっと前にウインタブでも書いたことがあるんですけど、私、子供のころ「将来お金持ちになったら軽自動車を5台買いたい」と思っていました。高級外車を買うんじゃなくて、軽自動車を、スポーツタイプとセダンタイプとRVと…という具合に目的や気分に合わせて何台も乗り回したい、と思ったんです。

そういう、ちょっと人様とズレた価値観の自分が思うに、マウス NEXTGEAR-NOTE i71110というのは、高価なんですけど、高級外車という感じではなくて、「軽自動車にフェラーリのエンジンを積んじゃった」って思えます。もちろん17.3インチの巨大な筺体なんで、軽自動車に例えるのはおかしいんですけど、なんとなくそう感じるんですよね。なので、広い作業スペースが確保できて、お金があったら、高性能なデスクトップPCを使うんじゃなくて、「ThinkPad X1 CarbonとGOLE 1とThinkPad 8とSurface Pro 4と、あとNEXTGEAR!」っていう使い方をしたいなあ、と思いましたw

4.関連リンク

NEXTGEAR-NOTE i71110 シリーズ:マウスコンピューター
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コメント

  1. 匿名 より:

    私は子供の頃「大人になったらキャンピングカーが欲しい」とか、「豪華客船で世界一周したい」とか思ってましたね。
    移動可能なオールインワンが好きだったんですね。
    だからか、今でもデスクトップよりノートPCやタブレットの方に魅力を感じるんですよね。

    いや~、スペックを見てるとヨダレが出てきますな。
    そして、スペックの割には多分「安い」のでしょうね。

    …しかし、とても手が出せない。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。方向性は違うんでしょうけど、同じ穴のムジナ状態かもしれませんねw こういうのって、無理してでも欲しくなっちゃいますけど、さすがに50万は出せないよなあ、と思います。

  2. NIA より:

    まさにマウス級(戦車)ですね西住殿

    • wintab より:

      NIAさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ガルパンっすね!確かにマウスといえば連想されますねー。