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マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330 - ゲーミングノートにしてバッテリー8時間稼働!これでビジネスも安泰!?な15.6インチノート

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
マウスコンピューターが15.6インチのゲーミングノート「G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330」を発売しました。ここ最近のウインタブの論調として、「PC利用をとりまく環境はますますグラフィック性能が要求されるようになってきているので、非ゲーミング(ビジネス利用など)用途であってもあえてゲーミングノートを選ぶという考え方もある」というのがあります。賛否はあるはずなので、どう受け取られるかは読者のお考え次第かと思います。

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今回紹介する「NEXTGEAR-NOTE i5330」は「MS-HYBRID」機能に対応し、バッテリー稼働時間(非ゲーミング時)が「約8時間」となっていますので、外部GPUを動かさない利用環境では通常のスタンダードノートに勝るとも劣らない実用性があります。

1.スペック

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
マウスはBTOメーカーなので、この製品は(主要構成では)OSとRAM、ストレージの構成をカスタマイズできます。また、CPUと外部GPUは変更できません。

CPUはCoffee Lake世代のCore i7-8750Hで、2018年のゲーミングノート市場の主流と言えるものです。GPUはGeForce GTX1050で、ゲーミングノートとしてはエントリークラスとなりますが、ゲーム初心者の人や非ゲーミングに利用する人であれば十分すぎるくらいのグラフィック性能があります。

ゲーミングノートにはCPU内蔵のGPU(iGPU、Intel UHD Graphicsなど)と外部GPU(dGPU、この製品の場合はGTX1050)が搭載されおり、本来はシステム側(GPUメーカーの設定ソフトェアなど)で外部GPUが必要と判断した場合のみ外部GPUが作動し、それ以外の場合は内蔵GPUでグラフィック処理がまかなわれます。当然内蔵グラフィックを使ったほうがずっと省電力です。ただし、この機能はこちらの思うように働いてくれないことがあり、例えばウインタブのレビューで「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」を実施する際、こちらの意に反して内蔵GPUが機能してしまうことがあります(ベンチマークスコアが全然違うのですぐにわかります)。こういう場合、NVIDIAの設定ソフトから強制的にGeForceを動かす設定にするのですが、それでもすぐには有効になってくれないこともあります。

また、記事の冒頭でこの製品のバッテリー稼働時間が約8時間である、ということを書いていて、これはゲーミングノートとしては非常に素晴らしい数値なのですが、つい先日紹介記事を掲載した「ASUS ZenBook Pro 15」もGTX1050/1050Tiを搭載しつつバッテリー稼働時間は約7.4時間です。現行のGeForce搭載ノートPCをすべて調べていけば、バッテリー稼働時間がそこそこ長い製品を探すのは難しいことではないでしょう。

にもかかわらず、マウスが「約8時間」をアピールしているのは、MS-HYBRID機能(とマウスのチューニング)により、GPUの切り替えがよりインテリジェントになった、ということだと思います。

話を戻します。RAMは標準で8GB、最大で32GBまでカスタマイズが可能です。ストレージは2基搭載が可能で、最低の構成だと500GB HDDのみ、最高の構成だと1TB SSD + 2TB HDDとなります。CPU性能が非常に高く、GeForceまで搭載する製品なので、最低でもOS領域はSSDでまかないたいところです。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度ですが、液晶形式(IPSかTNか)やリフレッシュレートについては開示されていません。入出力ポートは「マウスなら大丈夫」ですね。USBポートは合計で4つ、またゲーミングノートらしく駅像出力専用ポートも合計で3つ装備されます。

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2.筐体

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
G-TuneというのはマウスのゲーミングPCに使われる製品ブランドで、この製品の外観もゲーミングノートらしいものになっています。

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
天板です。ゲーミングノートらしい立体的な造形になっていて、中央部に赤いイルミネーションが配置されています。このイルミネーションは電源を落とすことができますが、それでも結構目立ちます。また、筐体素材は不明です。

それと、この製品のスペックを見ると、突起部を含む場合と含まない場合で厚さが1センチ近く違います。その理由もこの画像を見ていただければわかると思います。マウスの説明では「設置時に本体手前側がわずかに低くなり、キーボード面に角度がつく」とありますので、脚の部分は可変式である可能性があります。

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
キーボードです。15.6インチなのでテンキーがつき、日本メーカー製品なので配列も日本語です。キーピッチは18 mm、キーストロークは約 1.8 mmで、ホワイトのバックライトが装備されます。

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330
入出力ポートは左右の側面に振り分けられますが、LANポートと映像出力系は左側面に集中します。またUSBポートは左右の側面に振り分けられていますので、実用面は使いやすいと思います。

3.価格など

マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5330はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、6月28日現在の価格は109,800円(税込み118,584円)から、となっています。ただし、最低価格のモデルはストレージが500GB HDDのみとなりますので、満足に使うためにはSSDを増設注文する必要があると思います。

この製品はゲーミングノートとしてはどちらかというと初心者向けで、価格も割安だと思います。また、「MS-HYBRID」機能により実用面でバッテリー稼働時間が顕著に伸びてくれるのであれば非ゲーミング用途でもかなり魅力的かと思います。あとはデザインですね。個人的にはこのくらいならビジネス用に使えるとは思いますが、そのへんはお好みの問題でしょう。

4.関連リンク(マウスコンピューター)

NEXTGEAR-NOTE i5330 シリーズ
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