マウスコンピューターがノートPC「K5」を発売しました。15.6インチサイズのスタンダードノートで、外部GPUのGeForce MX550を搭載する高性能な製品です。K5という製品は従来から存在していて、それがリニューアルされたのですが、従来モデルよりも性能が上がり、動画編集など、PC負荷の高い作業もこなせます。
1.mouse K5 スペック
mouse K5 | |
OS | Windows 10 Home / Pro |
CPU | Core i7-12650H |
外部GPU | NVIDIA GeForce MX550 |
RAM | 16GB/32GB/64GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5 |
入出力 | USB 3.1 Type-C(10Gbps)× 2、USB 3.0 Type-A、USB 2.0 Type-A、HDMI、Mini DisplayPort、LAN(RJ45)、イヤホンジャック、マイクジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(100万画素) |
バッテリー | 駆動時間約8時間 |
サイズ | 359.5×238×23.5 mm(突起部含まず) |
重量 | 1.97 kg |
コメント
マウスコンピューターはBTOパソコンメーカーなので、注文時にシステム構成のカスタマイズができます。K5も主要構成でOSのバージョン、RAM容量、ストレージ容量のカスタマイズが可能です。
CPUは第12世代(Alder Lake)の高性能タイプ(H型番)、Core i7-12650Hです。また、外部GPUにGeForce MX550を搭載しています。MX550というGPUはウインタブで搭載機をレビューしたことはありませんが、上位型番のGTXシリーズ、RTXシリーズよりは性能面で見劣りします。
この画像は製品ページにあったK5のベンチマークスコアです。画像左の3D Mark・Night Raidについてはウインタブの実機レビューでも過去データは少ないのですが使用しています。Core i7-1250Uを搭載するHP ENVY x360 13のスコアが14,119、Ryzen 7 5825Uを搭載するHP Pavilion 15-ehのスコアが16,098だったので、GeForce MX550搭載の意義は大きいと言えます。ゲーム用途でPCを購入するならGeForce GTX/RTXシリーズを搭載するゲーミングノートにすべきだと思いますが、K5が意図しているビジネス利用や動画編集ということならMX550も十分な実力がありますし、相当数のオンラインゲームも割と快適にプレイできると思います。
RAMは標準で16GB、カスタマイズにより最大64GBまで搭載可能、SSDも標準で512GB、カスタマイズで最大2TBまで搭載可能です。ディスプレイは15.6インチで解像度はFHD(1,920 × 1,080)とオーソドックスにアスペクト比(画面の縦横比)16:9の形状、ノングレアタイプで、発色品質については特に説明がありませんでした。
2.mouse K5 筐体
正面から見たところです。K5は15.6インチスタンダードノートとしては標準的なサイズと言え、特に小さいとか薄いという感じではありません。ディスプレイ面のベゼルも比較的細めです。
天板もシンプル。中央にマウスコンピューターのロゴマークがある以外に装飾はありません。
キーボードです。15.6インチサイズなのでテンキーがつきます。「104キー / キーピッチ約19mm / キーストローク約1.8mm」と開示されており、狭苦しさもありません(PCのキーボードでキーピッチ19 mmというのは標準サイズです)。バックライトはありません。
前面・背面(上の画像)と側面(下の画像)です。映像系のポートが背面にありますね。マウスコンピューター製品は入出力ポートが充実しています。K5もUSBポートが合計で4つ、HDMIにMini DisplayPort、microSDカードリーダー、そして有線LANポートを装備しています。ただし、USB Type-Cポートは映像出力には対応しておらず、Thunderbolt 4でもありません。
3.mouse K5 価格など
mouse K5はマウスコンピューター公式サイトで販売中で、1月18日現在の価格は税込み149,800円から、となっています(1月25日までのセール価格です)。もともとマウスコンピューターの製品は品質に定評があるかわりに業界最安値、という感じではないのですが、安さが魅力の外資メーカー各社が値上がり傾向にある中でお買い得感が高まっているように感じられます。
K5はリモートワークなどのビジネス利用、動画編集、高度な画像加工、そしてカジュアルにオンラインゲームを楽しみたいという人に向く製品だと思います。シンプルで飽きの来ないデザインも魅力ですね。
4.関連リンク
K5シリーズ(第12世代):マウスコンピューター
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