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マウス m-Book E シリーズ(2018) - 14インチのベーシックなノートPCがリニューアル!マウスらしいビジネス向きの充実装備あり!

マウス m-Book E(2018)
マウスコンピューターが14インチのベーシックノート「m-Book Eシリーズ」をリニューアルしました。「ベーシック」とは言うものの、マウスらしく充実した入出力ポートを備え、処理性能の方も大きく改善していることが期待されます。人によりますが、ビジネス用として、またプライベート用として非常に便利に使えそうな製品だと思います。

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1.スペック

マウス m-Book E(2018)
まずCPUですが、Gemini Lake世代のCeleron N4100が搭載されます。Gemini Lake世代のCeleronでは現状「N4000」と「N4100」が製品に搭載されているのを見かけますが、この2つの型番はApollo Lake世代の「N3350」と「N3450」の後継という位置づけだと思われます。N4100がN3450の後継(ともに4コア)、N4000がN3350の後継(ともに2コア)と考えられます。気になる性能のほうですが、PassmarkにN4000のスコアのみ公表されていました。

Celeron N4100: データなし
Celeron N4000: 1,542
Celeron N3450: 1,828
Celeron N3350: 1,129
※5月25日現在のPassmark公表値
※数値が大きいほうが高性能

N3350とN4000を比較すると35%強スコアが上昇しています。これをもとにN4100のスコアを推測すると2,400~2,500くらいになります。ただし、N4000は「サンプル数2」ということなので、今後サンプル数が増えればスコアが大きく変動する可能性があります。しかし、現時点での公表値を見る限り、N4100の処理性能にはかなり期待しても良さそうな気はしますね。それでもCore i3-7100Uが3,832なんで、Core iシリーズには到底及ばないですけど。

OSのバージョン、RAM、ストレージはカスタマイズ項目です。RAMは最大で8GBまで、ストレージはM.2スロットとドライブベイ(おそらく2.5インチ)があり、物理ストレージを2基まで搭載可能です。SSD + HDD、あるいはSSD + SSDという構成が可能で、ストレージ2基搭載の場合、OSは「容量の小さい方のSSD」にインストールしてくれるとのこと。

ディスプレイは14インチでHD解像度にとどまります。残念ながらマウスはディスプレイのカスタマイズができないことがほとんどで、この製品の場合もFHD解像度は選べません。

入出力ポートは充実しています。マウスのノートPCは大部分が「HDMI、D-sub、有線LAN」の各ポートを標準装備していますし、仕様もフル規格なので、ビジネス用途には非常に便利かと思います。

サイズは従来モデルよりも薄型化、軽量化されました。重量1.7 kgというのは「ウインタブ的にはモバイル用にはちょっと厳しい」と考えますが、これは使う人のご判断かと思います。「このくらい余裕で持ち運べる」という人もいるでしょうし。

2.筐体

マウス m-Book E(2018)
14インチで横幅340 mmというのは特にコンパクトなサイズではありません。というか、マウス製品で超薄型とか超軽量というのはあまり見かけません。この製品についてもしかりで、ベゼル幅が特に細いという感じではありません。

マウス m-Book E(2018)
この新筐体は、いわゆる「落とし込みヒンジ」になってますね。画像のように、ヒンジ開口時にディスプレイ面が沈み込む構造です。

マウス m-Book E(2018)
側面画像です。落とし込みヒンジの場合、ヒンジを開口すると筐体の後部がせり上がり、キーボード面に適度な角度がつきますので、打鍵しやすいと言われています。この製品はもともと筐体後部が高くなっています(おそらくバッテリーの関係でしょう)が、ヒンジを開口するとそれよりもさらに後部がせり上がるようです。

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ちなみにバッテリーですが、マウスの他製品のように「着脱式」であるか不明です。ただし、この画像を見ていただければ、おそらく着脱式になっているだろう、と予想はできますね。

マウス m-Book E(2018)
天板です。ごくシンプルですね。筐体素材は不明ですが、マウス製品は上位機種でもプラスティックを使うことが多い(ただし、それで質感が低いということもないです)ので、この製品もプラスティック製だと思います。筐体色はダークグレー?

マウス m-Book E(2018)
キーボードです。日本語配列でキーピッチ18 mm、キーストローク 1.8 mmです。配列は素直だと思いますし、マウスのキーボード品質は非常にいいのですが、Enterキーがやたらとデカいですね。また、例によってEnterキーの周辺にある一部のキーも大型です。つい最近この種のキーボードを試用しましたが、キーが大きくとも「小さすぎるよりはずっとマシ」、というのが感想です。

マウス m-Book E(2018)
ポート類の配置です。マウス製品の優れた点と言えるでしょう。ベーシッククラスと言えども、これだけ充実したポート構成になっています。

マウス m-Book E(2018)
前後面です。マウスの製品ページから転載していますが、「前面」と「背面」が逆になってますね…。背面のほうに落とし込みヒンジに対応すべく、傷つき防止用の「保護材」が装着されています。前面にはLEDインジケーターがあります。

3.価格など

マウス m-Book E シリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、5月25日現在の価格は42,800円(税込み46,224円)から、となっています。最低価格の場合、ストレージが500GB HDDになりますが、これを120GB SSDにしたモデルだと47,800円(税込み51,624円)です。

CPUがCore iプロセッサーではありませんが、システム構成のバランスがよく、豊富な入出力ポートも備えていますので、特にビジネス用には非常に便利な製品なのではないか、と思います。私はまだCeleron N4100搭載機に触れたことはありませんが、前身のN3450搭載機だと、「できること」はこんな感じです。

・ExcelやWordは膨大な数の関数を使ったり、下手くそでリソースを無駄使いするマクロを使ったりしない限り問題なし
・Webブラウジングや動画視聴も問題なし
・画像加工ソフトは使えるが、レイヤーの数が多くなったり、大量の画像ファイルを同時に開くともっさりする(ただし、RAM容量の影響もあります)
・ブラウザゲームは一部を除き、Flashの読み込み時間が長くなったり、挙動がワンテンポ遅れたりするので、遊ぶのは難しい
・オンラインゲームは基本的に無理
・操作経験はないが、動画編集は簡単なもの以外は難しいと思われる
※個人的な感想です

なので、ビジネスマンが出先で打ち合わせの議事録を書いたり、Excelで自分用に管理表を作ったり、PowerPointで「常識的な作り込みの」プレゼン資料を作ったりといった作業ならまるっきり問題はないと思います。Photoshopなんかも画像のリサイズや切り抜き、また「あらかじめ出来上がったファイルの細部を修正する」くらいなら大丈夫でしょう。一方でFlashゲームとかオンラインゲームは苦手です。でもビジネスマシンでオンラインゲームが動かない、というのは必ずしも欠点じゃないと思いますけどね。

4.関連リンク(マウスコンピューター)

14型 m-Book E シリーズ
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