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マウス m-Book C(2018)- 11.6インチながら、充実した入出力ポートを備えるモバイルノートがリニューアルです!

マウス m-Book C(2018)
マウスコンピューターが自社のノートPCライン「m-Book」シリーズで最小サイズの11.6インチモバイルノート「m-Book Cシリーズ」をリニューアルしました。基本的にはCPUの換装を中心とした小変更にとどまりますが、この製品は11.6インチサイズとしては非常に高い拡張性(充実した入出力ポート)を備えた良スペックのモバイルノートです。過去にウインタブでも従来モデルのm-Book Cを実機レビューしていますので、特に筐体構造についてはこちらを参照していただくとわかりやすいと思います。
マウス m-Book C ー 11.6インチサイズながらビジネスにも快適に使える!「質実剛健にして必要十分」なモバイルノート(実機レビュー)

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1.スペック

マウス m-Book C(2018)
ニューモデルとなり、最も目を引くのはCPUの型番変更です。従来モデルはApollo Lake世代のCeleron N3450を搭載していましたが、これがGemini Lake世代のCeleron N4100となりました。CPUの世代交代に伴う換装ではありますが、Passmarkが公表しているベンチマークスコアを参照してみると、

Celeron N4100: 2,554
Celeron N3450: 1,828
※5月31日現在のPassmark公表値、数値が大きいほうが高性能

となっており、約39%の性能向上となります。ただし、Passmark公表値でN4100はサンプル数がわずかに「2」のため、今後数値が変動する可能性があります。また、PassmarkのベンチマークスコアはCPU性能を完璧に説明できるというわけでもありません。とはいいつつ、マウス側でも「約1.4倍の性能向上」ということをPRしていますし、マウスは製品ページにベンチマークスコアを掲載していますので、実際にこのくらいの性能差はあると思われます。

RAMとストレージはカスタマイズ項目で、RAMは最大で8GBまで、ストレージはHDDやSSDを幅広く選択でき、SSD、HDDとも最大で2TBまで選択可能です。また、従来モデルの最下位グレードではストレージが「32GB SSD」だったのですが、ニューモデルでは「64GB SSD」となりました。記憶が少し曖昧なのですが、確か従来モデルでは64GBという設定はなかったと思います。32GBと64GBだと、利便性は天と地ほど違う、と個人的には思っていますので、若干価格が上がってしまったものの、この変更は歓迎すべきだと思います。

ディスプレイは11.6インチでHD解像度にとどまり、カスタマイズは出来ません。また、マウスではディスプレイ形式(IPSかTNか)を開示していませんが、従来モデルがTN液晶だったので、おそらくニューモデルでもTN液晶のままではないかと思われます。

この製品の入出力ポートは本当に素晴らしいです。これだけポートが充実している11.6インチを他に知りません。すべて「フル規格」でUSBが3つ、HDMI、D-sub、有線LANを備えます。13.3インチの製品であってもこれだけポートが豊富についている製品は少ないです(マウス製品を除く)。

マウス m-Book C(2018)
さらにバッテリーも着脱式です。なので、ビジネスユーザーには非常にありがたい構造になっていると言えますね。

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サイズのほうはとくに絞り込んでいるわけでもなく、重量も1.2 kgですから、特に軽いほうではありません。むしろ13.3インチのモバイルノートといい勝負くらいです。ただ、ポート類がフル規格で豊富に装備されていることはサイズにいい影響はないでしょうし、バッテリーが着脱式というのも重量面では不利なのではないか、と思いますので、これらの点を考慮すれば、決して悪いサイズ感とは言えないでしょう。

2.筐体

マウス m-Book C(2018)
従来型からわずかにサイズが変わっているのですが、画像を見る限り同じ筐体が使われていると思われます。正面から見るとさすがにベゼル幅は太めですし、サイズを小さくまとめようとはしていないようですね。

マウス m-Book C(2018)
天板です。この製品の筐体色はグレーのみで、割と地味な感じになります。ビジネス利用を念頭に置いているのでしょう。また、筐体素材はプラスティックです。

マウス m-Book C(2018)
キーボードです。右側のShiftキーあたりは少し苦しそうな感じですが、省略されているキーは特になさそうです。キーピッチは17.43 mm、キーストロークは1.7 mmということなので、一般的なノートPCのキーピッチ約18~19 mmよりは少し狭めですが、おそらくすぐに慣れることができるでしょう。

マウス m-Book C(2018)
入出力ポートです。上にも書きましたが、11.6インチでこれだけのポートを備える製品は他に見当たりません。また、microとかmini規格ではなく、すべてフル規格というのがすごいと思います。

3.価格など

マウス m-Book Cシリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、5月31日現在の価格は39,800円(税込み42,984円)から、となっています。39,800円のモデルのRAMとストレージは「4GB/64GB SSD」なのですが、個人的にはこの製品に一番ピッタリくるかな、と思います。64GBというのは、もちろん十分に余裕のある容量ではありませんが、モバイルビジネス用途でムダなものを保存しない、ということであれば十分に使えると思います。ちょくちょくストレージをチェックして不要なものをこまめに削除する、という気遣いは必要でしょうけどね。

32GBだと、本当にムダなアプリは一切インストールできず、ストレージも常に容量を監視し、年2回のWindows 10の大型アップデートを戦々恐々として迎える、という感じになっていまいますが、64GBであればそこまでのことは不要です。

ノートパソコンのスペック表を見て、どうしてもCPUの型番に最初に目が行ってしまうというのは人情だと思いますが、この製品の場合、CPUはハイパフォーマンスとは言えないものの必要十分、入出力ポートや着脱式バッテリーといった、ビジネス利用に「あると便利」な装備を省略せずにしっかり残している、というところに好感が持てますよね!

4.関連リンク(マウスコンピューター)

11.6型 m-Book C シリーズ
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