こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。LenovoのノートPCとタブレットには「ThinkPad」「Lenovo」「ideapad」「YOGA」の4つの製品ブランドがあります。また、Lenovoお得意の「キーボード非分離・ディスプレイ360度回転型2 in 1」にも「YOGA」という製品名が冠されていて、「ThinkPad YOGA」なんていう製品もあります。
今回紹介する「YOGA 910」はLenovoの製品ブランド「YOGA」のフラッグシップモデル、つまりハイエンドの製品で、ウインタブでは昨年9月に海外ニュースサイトの情報をもとに紹介記事を書いています。
Lenovo Yoga 910 - 13.9インチキーボード非分離型2 in 1、最新テクノロジー満載の上級モバイルマシン
この記事を書いてから4カ月以上経過しましたが、この「YOGA 910」が日本でも発売されることになりました!
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i5-7200U / i7-7500U
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 256GB / 512GB PCIe SSD
ディスプレイ: 13.9インチIPS(1,920 x 1,080)/(3,840 x 2,160)
入出力: USB3.0 Type-C、USB2.0 Type-C、USB3.0、オーディオジャック
通信: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: インのみWebカメラ(HD 720p)
バッテリー: 11.5時間(4K)/15.9時間(FHD)
サイズ: 323 x 224.5 x 14.3 mm / 重量1.38 kg
この製品は直販モデルと量販店モデルが存在しますが、この記事では直販モデルについて説明します。スペックの概要は昨年9月に紹介記事を書いたときと大きく違いません。メーカーのスペック表によると、ベースモデルは「Core i5、RAM8GB、ストレージ256GB、1,920 × 1,080ディスプレイ」と「Core i7、RAM16GB、ストレージ512GB、3,840 × 2,160ディスプレイ」の2種類があります。なお、構成のカスタマイズ余地がどのくらいなのかは現状不明です。
これを見る限り、下位構成のモデルでも十分ハイスペックと言える感じです。CPUはKabylake世代のCore iですが、ウインタブでKabylake機をテストした限り、Skylake世代のものよりもかなり性能が向上しているので、Core i5でも十分満足の行く処理性能になるのではないか、と思います。
あと、ディスプレイが「13.9インチ」なんですけど、これってあまり見たことのないサイズですよね?実はこの製品にとって「先代」にあたる現行機にYOGA 900というのがあり、この製品はディスプレイサイズが13.3インチなんです。でも、YOGA 900とYOGA 910はほぼ同サイズです。つまり、YOGA 910はサイズを大きくすることなく、ちょっとだけディスプレイサイズが大きくなった、ということですね。この点については後述します。
また、この製品は非常に薄型、ということもあり、ビジネス利用の際に欲しくなる映像出力や有線LANポートは装備されません。かわりにUSB Type-Cポートが2つあり、うち1つはUSB3.0規格なので、映像の出力はこれを使え、ということになります。
サイズですが、重量が1.38 kgと、モバイル利用をする上では合格点ですが、特段「最軽量」とかではないです。筺体がキーボード非分離型の2 in 1である、ということも若干重量の面では不利に働くのかもしれません。
2.筺体
「あれ?なぜここにDELL XPS 13が?」と思いますよね。でもこれXPSじゃありません。YOGA 910です。新型になってベゼルが極細になりました。13.3インチから13.9インチにディスプレイサイズが拡大された、というのはこれが理由なんでしょう。
もちろんYOGAなんで、このようにディスプレイが360度回転します。なので、「タブレットモード」や「テントモード」など、多彩な形態を取ることができます。
カラバリは「シャンパンゴールド」と「プラチナシルバー」の2色です。YOGA 900に設定されていた「クレメンタインオレンジ」はこの製品では設定がありません。
ヒンジはLenovo独自の「ウォッチバンドヒンジ」が踏襲されています。これ、デザイン上のアクセントとしてもインパクトが大きいですよね!
キーボードです。この画像を見るとかなり素直な印象がありますが、実はYOGA 900から大きな変更が加えられています。
この画像はYOGA 900のものです。この2つのキーボードはどちらも英語配列(日本モデルは日本語配列なので、この画像とは異なります)ですが、YOGA 900って、キーボードの配列にちょっとクセがあったんですよね。右端の一列がその「クセ」です。YOGA 910ではこれがなくなり、ごく普通の、素直な配列に変更されています。
また、YOGA 910のキーボード画像の右下に指紋センサーがついていることもわかります。
筺体素材は「アルミのユニボディ」で、YOGA 900とは異なり、キーボード面の素材やカラーリングも筺体と同一になりました。重量がYOGA 900よりも100 g弱重くなってしまいましたが、おそらくこういうことが理由になっていると思います。
3.価格など
Lenovo YOGA 910はLenovo直販サイト、および量販店で1月20日に発売され、直販モデルの価格は税抜き155,000円(税込み167,000円)から、となっています。ちなみにYOGA 900のほうはLenovoお得意のクーポンセールで30%以上の割引となることがありましたので、YOGA 910に関しても週末のセールなどでしかるべき値引きがされるものと思います。
私にとって「LenovoといえばThinkPad」になってしまうのですが、YOGAシリーズもいい選択肢になりますね。上にも書きましたが、この製品はデザインや筺体品質もよく、下位構成でも十分な性能を発揮してくれると思うので、週末セールなどで割引率が大きくなるようなら狙い目かな、と思います。
4.関連リンク
スタイリッシュなデザインの筐体に最先端のテクノロジーを詰め込んだYOGAシリーズのフラッグシップ新モデル「Lenovo YOGA 910」を発売:Lenovo ニュースルーム
YOGA 910:Lenovo直販サイト
コメント
どちらも英語配列(日本モデルは日本語配列なので、この画像とは異なります)ですが、YOGA 900って、キーボードの配列にちょっとクセがあったんですよね。右端の一列がその「クセ」です。YOGA 900ではこれがなくなり、ごく普通の、素直な配列に変更されています。
ここの癖の部分はYOGA910ではないですか?
ななしさん、こんにちは、コメントありがとうございます。単純なミスで、記事修正しました。ご指摘感謝いたします。