Lenovoのキーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1、YOGAが新型となり「YOGA 900」となりました。CPUにIntelの第6世代「Skylake」を搭載し、文句なしのハイスペックモバイルノートPCとなっています。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core i7-6500U / Core i5-6200U
RAM: 8GB / 4GB
ストレージ: 512GB SSD / 256GB SSD
ディスプレイ: 13.3インチIPS(3,200×1,800)
入出力: USB3.0 × 2、USB2.0 × 1、USB Type-c × 1、ヘッドフォン × 1
通信: 802.11a/b/g/n/ac
カメラ: HD 720p
サイズ: 324 x 225 x 14.9 mm / 重量1.29 kg
YOGA 900にはCPU構成の異なる2つのバリエーションがあります。上位モデルはCore i7-6500U、RAM8GB、ストレージ512GB SSDと、モバイルノートとしてはハイエンドなスペックで、下位モデルはCore i5-6200U、RAM4GB、ストレージ256GBですが、これでも十分ハイスペックと言っていい内容ですね。
また、ディスプレイもすごいですね。3,200 × 1,800という解像度は先日記事にしたDELL XPS13と同じで、13インチクラス最強と言っていいレベルになります。ただし、私が不勉強だったようで、従来機YOGA 3 proの頃からディスプレイ解像度はこのレベルでした。Lenovoって目立たないところですごいことやってますよね。
なお、YOGA 900には「Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属します。製品版のOfficeがつくので、その分価格が高くなってしまいますけどね。
2.筺体
筺体は一見すると従来モデルであるYOGA 3 Proと大きく変わってはいないように感じられます。
YOGA 900に限らずキーボード非分離型の2 in 1なら必ずアピールする「4つのスタイル」は健在ですし、
非常に特徴的なヒンジ(ウォッチバンド・ヒンジ)の形状も従来機と変わりません。しかし、
キーボードは従来の5列から6列に変わり、操作性が大きく向上しています。その代わり全体のサイズは少し大きくなってしまい、厚さが12.8 mmから14.9 mmに、重量も1.18 kgから1.29 kgになりました。
この意味するところは大きいと思います。つまり、YOGAはキーボード非分離型の2 in 1ながら、新型ではノートPCとしての使い勝手を重視した結果、このような変化が加えられた、ということでしょう。
もともとハイスペックな製品でノートPCとしてもトップクラスの性能を誇る製品ですから、厚さや重量といったタブレット利用時の恩恵を多少犠牲にしても、キーボードの改善などを行なってより使いやすいノートPCにした、ということですね。
ひとことで2 in 1と言っても、常にタブレットとしての使い勝手とノートPCとしての使い勝手を両立させる義務なんてなくて、「基本的にはノートPCなんだけど、ヒンジが360度回転するからリラックスタイムにも便利だよ」くらいの考え方も当然ありですね。というかむしろタブレット50%、ノートPC50%なんていう製品はむしろ使いにくいんでしょう。その意味では新型YOGA 900は、より具体的な利用方法を顧客に提案できていると言えそうです。
ちなみに、YOGAというとオレンジ色を思い浮かべてしまいますが、従来から3色構成になっていて、クレメンタインオレンジ、プラチナシルバー、シャンパンゴールドがラインナップされています。プラチナシルバーあたりは割と落ち着いた色なのでビジネスにも向いていますね。
3.価格と発売時期
YOGA 900は量販店での取り扱いとなります。発売時期は12月4日からとなっていますが、ビックカメラではCore i5モデルのみ予約注文を受け付けていて税込み202,824円(ポイント10%つき)となっています。ちなみに上位のCore i7モデルは25万円前後、ということです。
4.関連リンク
Lenovo YOGA 900 (13.3型):Lenovo公式サイト
Lenovo YOGA 900 プラチナシルバー:ビックカメラ
コメント
最初は何この繋ぎ目キモッって思ったが段々これもアリかもと思い始めて
ちょっと価格が高いから前モデルを調べてみたらレビューで酷評されてた
こんにちは、コメントありがとうございます。酷評レビュー探してみます。YOGAってけっこういい製品だと思うし、個性的なんですけど、いまいち話題になりませんよね。
価○.c○mのレビューです
あそこはどの製品にもアンチが憑くから・・・。
実際の使い勝手がどうのでなくカタログスペックのみで語ったり、
一般的に評価低い声が多いからとソッチに乗っかってるだけで使ってなかったり、
あきらかに改良前の旧製品までと取り違えた(てか新型調べてない)こと言ってたりと。
あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。冷静な文面の批判コメントは注意して読みたいと思いますが、最初っから製品憎し、メーカー憎しという人もいますね。そのへんの見極めがしっかりできないとレビューって役に立たないし、そういうレビューをされるとメーカーもいい迷惑。どっかの食べログとかと同じ世界ですね。
こんにちは、コメントありがとうございます。レビュー読みました。一方的な批判というよりは割と落ち着いた評価だったので、信用に値するかな、と思いますが、使う人の感覚にもよりますよね。