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Lenovo ThinkPad X1 Extreme Gen 3 - X1シリーズのトップモデルがリニューアル!より高性能になった15.6インチノート

ThinkPad X1 Extreme Gen 3
レノボがThinkPad Xシリーズの最上位機種「X1 Extreme」をリニューアルし、「Gen3」としました。製品ページを確認してみたところ、CPUやGPUがアップデート(最新の型番になった)されているものの、筐体はほぼ変わっていないようです。外部GPUのGeForceを搭載する、高性能ノートPCです。

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1.スペック

  ThinkPad X1 Extreme Gen 3
OS Windows 10 Home / Pro
CPU Intel Core i5-10400H/Core i7-10750H/Core i7-10850H
外部GPU NVIDIA GeForce GTX 1650Ti Max-Q(4GB)
RAM 8GB/16GB/32GB/64GB
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB SSD
ストレージ2基搭載可
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチWVA(1,920 × 1,080)
15.6インチWVA(3,840 × 2,160)
15.6インチOLED(3,840 × 2,160)タッチ
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3)× 2、USB 3.1 Gen1 × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー、(NanoSIMスロット)
カメラ Webカメラ(720p)顔認証仕様あり
バッテリー 80Wh/最大12時間(米国仕様)
サイズ 361.8 x 245.7 x 18.4-18.7 mm(米国仕様)
重量 1.7kg~(4Kタッチモデルは1.81 kg~)(米国仕様)

スペック表の作成に当たり、現在販売中のバリエーションモデルの仕様を確認したほか、米国レノボの製品ページを参照しています。日本のレノボ直販サイトには8月21日現在、スペック表が掲載されていなかったためです。バッテリー容量やサイズに関しては米国仕様のものを掲載していますので、(おそらく日本仕様も変わらないとは思いますが)一部日本仕様と異なる可能性があります。この点あらかじめご了承ください。

CPUは第10世代(Comet Lake-H)のCore i5/Core i7です。「Core i5-10400H」と「Core i7-10850H」というのはこれまでウインタブで取り上げたことのない型番ですが、Core i5-10300H/Core i7-10750Hよりもクロックスピードが若干高くなっていて、vProに対応する型番です。クロックスピードが高いぶん高性能になっているとは思いますが、Core i5-10750HとCore i7-10850Hでは価格が27,500円(定価ベース)違いますので、vProが必要ない(ほとんどの個人ユーザーには必要ないです)場合は10750Hを選んでおけばいいと思います。なお、Core i5に関しては8月21日現在、10400Hしか設定がありません。

外部GPUはGeForce GTX1650Ti Max-Qで、最近リリースされた新しい型番です。従来モデルがGTX1650 Max-Qでしたから、多少パフォーマンスが向上しています。このCPUとGPUの組み合わせであれば、ビジネスの合間にオンラインゲームを楽しむことも十分可能かと思われます。

ThinkPad X1 Extreme Gen 3
ゲームをする場合、冷却性能が気になります。実際この製品はゲーミングノートではなくてThinkPadなので…。ただ、製品ページにあったこの画像を見るとデュアルファンが搭載されているようなので、あまり心配いらないかも知れません。まあ、ゲーム主目的でこの製品を買う人はいないと思いますけどね。

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RAMは8GBから最大で64GBまでカスタマイズ可能です。また、ストレージはM.2スロットが2つ装備されており、最低で256GB、最大だと2TB+2TB、合計4TBまで搭載可能です(ただし、カスタマイズ料金がめちゃめちゃ高いです)。

ディスプレイも選べます。「WVA」という記載がありまして、この表現はDELLなどでも使われていますが、「ずーっと理解できなかった」んですよね。「VAの改善版」だと推測していました。しかしこれ「Wide View Angle」の略で、液晶形式のことではないそうです。ソースはこちら

米国のレノボ製品ページでは「IPS」という記載がありましたので、おそらく「IPS相当の液晶」と考えて良さそうです。

この製品、8月21日現在で「4種類」のディスプレイが選べます。FHD解像度で輝度300nitのもの、同じくFHD解像度で輝度500nitのもの、4K解像度でWVA表記のもの、そして4K解像度で有機EL・タッチ対応するものです。特に4K有機ELディスプレイはクリエイターの人から歓迎される仕様と思われます。

通信まわりではWi-Fi6に対応し、LTEモジュールも追加可能です。また入出力ポートの構成は素晴らしく、USBポートが合計で4つ(うち2つはThunderbolt 3)、HDMIにフル規格のSDカードリーダーを装備します。LANポートはありませんが、USB-RJ45のコネクターを追加可能です。

サイズは従来モデルと同じですね。後述しますがポートの配置も変わっていませんので、(内部的には変わっていると思いますが)少なくとも筐体は変更されていないと思います。

2.筐体

ThinkPad X1 Extreme Gen 3
X1 Extreme Gen3の横幅は361.8 mmで、これって15.6インチノートとしては「特に小さくはない」です。なので、ベゼル幅も太いということはないものの、特に細さが際立っているわけでもありません。そういえばThinkPadシリーズで「めちゃめちゃベゼルが細い」モデルって見ないですよね。並外れて頑丈であることが宿命であるThinkPadなので、ここは仕方のないところでしょう。

ThinkPad X1 Extreme Gen 3
ThinkPad X1 Extreme Gen 3
天板です。2種類の「柄」があり、おなじみの黒無地に加え「カーボン柄」が設定されています。カスタマイズ画面を確認してみたところ、「好きな方を選べる」のではなく、FHDディスプレイを選べば通常の黒無地に、4K(有機ELも含む)ディスプレイを選べばカーボン柄になるようです。

Lenovo ThinkPad X1 Extreme キーボード
Gen3のキーボードの拡大画像がなかったので、Gen1を実機レビューした際に撮影した画像を掲載しておきます。細かい部分が異なるかも知れませんが、基本このレイアウトになっていると思います。

15.6インチノートですがテンキーは装備されず、注文時に日本語配列か英語配列かを選択できます。また、バックライトもついています。ThinkPadシリーズの大きなセールスポイントはキーボード品質だと思っていますが、この製品のキーボードも非常に使いやすいものです。

ThinkPad X1 Extreme Gen 3

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側面と入出力ポートの配置です。ここは従来モデルから変わってはいません。ただ、LTEモジュールを搭載できるようになりましたので、NanoSIMスロットがつきました。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X1 Extreme Gen 3はレノボ直販サイトで販売中で、8月21日現在の価格は220,220円(税込み)から、となっています。これは「通常のクーポン価格」なので、週末クーポンではもう一段安くなると思います。

パフォーマンスは文句なし、筐体の使用感もおそらく抜群ということで、非常に魅力的なハイスペックPCではありますが、ネックはやはり「サイズと重量」ですね。もちろん15.6インチサイズなので、モバイルノートよりも重いのは当然ですが、1.7 kgとか1.8 kgというのは微妙ですよね…。モバイル利用を想定する場合、「それなら外部GPUはいらないからX1 Carbonにする」という考えもあるでしょうし、「大きな画面サイズと高いCPU・GPU性能を優先する」という考えもあります。スタンダードノートとしてなら最高なんでしょうけど。

いい意味で悩んじゃいそうです。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X1 Extreme Gen 3 (第10世代インテル)

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