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Lenovo ThinkBook 14 Gen 7(Intel)- カスタマイズ範囲が大きく、4つのCore Ultraプロセッサーを選べる14インチモバイルノート

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7
レノボがノートPC「ThinkBook 14 Gen 7(Intel)」を発売しました。ディスプレイサイズが14インチで筐体重量が1.38 kgなので、モバイルノートと位置づけられる製品ですね。ThinkBook 14は2023年10月に「Gen 6」が発売されたばかりですが、早くも「Gen 7」となりました。また、Gen 6にはIntel版とAMD版がありますが、Gen 7については3月2日現在、Intel版のみが販売中です。

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レノボの製品ページはこちらです
ThinkBook 14 Gen 7 (Intel)

1.スペック

スペック表

  ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)
OS Windows 11 Home / Pro
CPU Intel Core Ultra 5 125U/Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155U/Core Ultra 7 155H
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB/32GB(DDR5-5600MHz)
ストレージ 256GB/512GB/1TB SSD( M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4)
ディスプレイ 14インチIPS(1,920 × 1,200)
14インチIPS(1,920 × 1,200)100%sRGB
ネットワーク Wi-Fi 6E(ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth5.3
入出力 USB4 Type-C (Thinderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応) 、USB3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、SDカードリーダー
カメラ Webカメラ(1080p)
バッテリー 45Wh/60Wh
サイズ 313.5 × 224 × 16.9 mm
重量 1.38 kg~

コメント

そもそもGen 6の発売から日が浅いこともあり、Gen 7になっての変更点はわずかです。ざっくり「CPUが変わっただけ」と言ってもいいと思います。そのCPUですが、Core Ultraの4型番から選択することができます。

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Core UltraのPassmarkスコア
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。Core Ultra 7 155Uについてはまだ公表値がなく、Core Ultra 5 125Uもサンプル数が「2」しかないので、今後数値が大きく変わる可能性があります。スコアは「ほとんどイメージ通り」と感じられるのですが、この表には誤りがあります。ClockspeedとTDPのところで、Clockspeedについて、「Pコアの基本周波数」で比較すると125Uが1.3GHz、125Hが1.2GHz、155Hが1.4GHzです。また、TDP(PBP)は125Uが15W、125Hと155Hが28Wです。詳しくはIntelの製品ページをご覧ください(Core Ultra 5 125U/Core Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155U/Core Ultra 7 155H)。

これら4つの型番はすべて開発コードネームがMeteor LakeでAI処理チップ「NPU」を搭載していますが、ウインタブではまだ馴染みのない「U型番」は省電力タイプということになります。また、個人利用PCとしてはかなり重要な相違点となるのが「内蔵GPU」ですね。H型番はIntel Arc、U型番はIntel Graphics(第13世代で言うIntel Iris Xe)なので、グラフィック性能はかなり大きな差があるものと思われます。Intel Arcは外部GPUのGeForce GTX1650にほぼ匹敵するグラフィック性能(ウインタブの実機レビュー計測値)になっていますので、「PCゲームも楽しみたい」のであればH型番のほうが向くと思います(ただし、U型番も内蔵GPUの性能は決して低くはなく、ビジネス用途であれば十分すぎる性能です)。

ThinkBook 14 Gen 7はカスタマイズに対応するモデルが3つ用意されており、カスタマイズモデルであればCPUの型番をはじめ、RAM/SSD/ディスプレイなどの仕様を変更して注文できます。

RAMは最低で8GB、最高で32GBまで搭載可能です。Core Ultraは「AIのローカル処理」を念頭に置いたものと言えますので、RAM8GBというのは現実的ではないかな、と思います。SSDはカスタマイズ対応モデル256GBを選べますが、基本512GB/1TBですね。

ディスプレイは2種類あります。14インチIPS液晶、解像度1,920 × 1,200というのは共通ですが、発色品質が異なり、45%NTSC(「並」の発色品質)と100%sRGB(「上」の発色品質)があります。個人利用のPCの場合、ディスプレイがキレイであるに越したことはなく、カスタマイズによる差額も5,500円(定価ベース。割引価格ベースだと4,000円以下です)と小さめなので、カスタマイズ対応モデルの場合は100%sRGBのほうをおすすめします。

あと、カスタマイズ可能なところとして、バッテリー容量があります。一部のモデルで45Whというのがありますが、60Whに変更できます。この製品はモバイルノートと言えますので、バッテリーは大きめにしておくほうがいいんじゃないか、と思います(ただし、筐体重量が若干重くなる可能性もあります。詳細はわかりませんでした)。

2.筐体

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7
Lenovo ThinkBook 14 Gen 7
記事の冒頭で触れた通り、従来モデルのGen 6と全くの同サイズで、見た目もほぼ変わりません。筐体は金属製で天板はThinkBookシリーズのトレードマークとも言える「大きなロゴとツートンカラー」です。

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列で「86キー(Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、バックライトキーボード」と開示されています。また、最下段のSpaceキーの右にCopilotキーがつきました。

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7

クリックで拡大します

側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で4つ、うち1つがThunderbolt 4、HDMIに有線LAN、そして(micro規格ではない)フル規格のSDカードリーダーと、14インチサイズのノートPCとしてはかなり充実した構成になっています。

3.価格など

Lenovo ThinkBook 14 Gen 7(Intel)はレノボ直販サイトで販売中で、3月2日現在の価格は113,960円から、となっています。最低価格113,960円のモデルはカスタマイズ対応モデルなので、CPUやRAM、SSD、ディスプレイ仕様を変更できます。

外観はThinkBookそのもの、という感じですが、カスタマイズ余地が大きく、お好みの構成に仕上げられるという点はThinkPadシリーズに近く、価格もThinkPadシリーズよりも低めなのが魅力ですね。

4.関連リンク

ThinkBook 14 Gen 7 (Intel):Lenovo

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コメント

  1. 匿名 より:

    スペック
    スペック表の製品名部分が、「ThinkBook 14 Gen 6 (AMD)」になってますよ。

  2. 匿名 より:

    コスパ機のThinkBookにはZen4世代のAMDモデルに期待
    IdeaPad ProのIntel/AMDの価格差からするとThinkBookならRyzen7で10万くらいでNPUなしのRyzen5で8万くらいにならないかなー