Lenovo ThinkBook 13s - 13.3インチモバイルノートが新ブランドで登場!ThinkPadシリーズとは大きく異なるものの、割安感は大きいです

Lenovo ThinkBook 13s
Lenovoが新しい製品ブランド「ThinkBook」を立ち上げ、新ブランドの製品「ThinkBook 13s」を発売しました。Lenovo公式サイトの構成を見ると、ThinPadシリーズとThinkBookシリーズは「Think」とカテゴライズされているので、「ThinkPadの兄弟分」と考えられますが、さて…。

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1.スペック

Lenovo ThinkBook 13s
最初に非常に重要なお話を。ThinkBook 13sはThinkPadシリーズと異なり、OSのバージョンを除き注文時に構成のカスタマイズができません。カスタマイズできるからこそのThinkPadなわけで、この点は明らかにThinkPadとは違った取り扱いと言えますので、個人的にはちょっと残念です。

CPUなど、システムの基本構成は2種類で、モバイルノートとしては上位クラスのスペックになっています。組み合わせはこの2種類。

・Core i5/RAM8GB/256GB SSD
・Core i7/Radeon 540X/16GB/512GB SSD

どちらもビジネスモバイルノートとしては十分な構成になっていると思いますし、特にCore i7モデルの方は外部GPUのRadeon 540Xまで搭載しますので、「十分な」というよりは「非常に高性能」と言うほうがいいかもしれません。

ディスプレイは13.3インチのIPS液晶、FHD解像度です。日本では最も人気のあるモバイルノート・サイズですが、ThinkPadシリーズのクラムシェルノートではX390L390(L380)がラインナップされているのみです。

入出力ポートの数はそれほど多いほうでもないです。USBポートが合計3つにHDMIポートというのはいいとして、「あれ?」と思ったのがSDカードリーダーがないことです。「そんなのいらない」という人も多いかもしれませんが、「仕事で使ってるのに…」という人もいるでしょうね。ちなみに私はSDカードリーダーは必要です。

サイズのほう、ThinkPad X390、L390と比較してみましょう。ついでにLenovo製品ながらThinkPadシリーズではない13.3インチクラムシェルノート「Yoga S730」とも比較してみます。

ThinkBook 13s:307.6 x 216.4 x 15.9 mm / 1.34 kg
ThinkPad X390:311.9 × 217 × 16.5 mm / 1.18 kg
ThinkPad L390:322 × 224.2 × 18.8 mm / 1.46 kg
Yoga S730:307 x 210 x 11.9 mm / 1.1 kg

ThnkPad X390もL390も発売から日が浅い2019年モデルなのですが、ご覧の通りThinkBook 13sよりもサイズは大きいです。特にL390はThinkPadシリーズの中でも比較的安価な製品ということもあり、13.3インチノートとしてはかなり大きく、重くなっています。ThinkPadシリーズはビジネスに特化したノートPCで、筐体は並外れて頑丈にできていますので、ここは仕方ないといえば仕方ないですね。2018年モデルとか2019年モデルで、上位クラスの製品は軽量化が進んでいるものの、他社の上級モバイルノートと比較してしまうと依然としてサイズ面では少し不利です。

一方でYoga S730はThinkPadシリーズの製品ではないので、サイズ面では他社製品に引けを取りません。十分に小さくて軽いです。また、厚さ11.9 mmというのは13.3インチモバイルノートとしては特筆すべき薄さです。ThinkBook 13sは重量こそやや重いものの、タテ・ヨコサイズに関してはかなりコンパクトにまとめられています。この、いい意味でのサイズ差とThinkPadシリーズよりも価格設定が低く抑えられていることを考慮すると、やはりThinkPadシリーズとは少し特性が異なる製品であると思います。

2.筐体

Lenovo ThinkBook 13s
横幅307.6 mmですから、当然ベゼル幅は細め(再細部 5.5 mm)です。筐体色も「ミネラルグレー(ideapadやYogaに使われている色)」なので、はっきり言ってThinkPadとは似ても似つきません。ただし、ThinkPadの無骨な色とかデザインよりも、ThinkBook 13sの少し軽快なデザインを好む人のほうが多いかもしれないですね。

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Lenovo ThinkBook 13s
天板です。「ThinkBook」のロゴが入っていますが、全体的な雰囲気はideapadシリーズに近いと感じます。なお、筐体素材については説明がなく、画像を見てもよくわかりません。

Lenovo ThinkBook 13s
キーボードです。日本市場向けには「84キーJIS配列、バックライトつき」のものが装備されます。キーボードに関しては明確にThinkPadシリーズとは異なり、ideaPadシリーズ、Yogaシリーズ寄りになっているのがわかると思います。赤いでべそ(トラックポイント)もありませんし、タッチパッドの物理クリックボタンもないです。

Lenovo ThinkBook 13s
電源ボタンが指紋センサーを兼ねる構造です。これもThinkPadシリーズでは見かけませんが、世の中的にはこの構造を持つノートPCが増えてきているので、ユーザーとしてはありがたいと言えるでしょう。

Lenovo ThinkBook 13s
側面と入出力ポートの配置です。スッキリしたデザインながら、やはりSDカードリーダーがないことがちょっと不満…。

3.価格など

Lenovo ThinkBook 13sはLenovo直販サイトで販売中で、5月30日現在の価格は税込み79,920円から、となっています(セール価格です)。ThinkPadシリーズは毎週土日にクーポンが発行され、平日よりも安く購入できますが、ThinkBookに関してはどのように取り扱われるのか不明で、割引率の方針に関しては今週末のクーポンを見ればある程度わかるだろうと思います。

しかし、5月30日現在のセール価格も非常に強く(安いという意味)、79,920円のモデルのスペックは「Core i5/8GB/256GB SSD」なので、他社の13.3インチモバイルノートよりも割安と言えます。また、ThinkPadシリーズの13.3インチで最も低価格なL390を見てみると、週末には最大32%OFFとなるクーポンが発行されていて、ThinkBookの79,920円のモデルと同スペックのものが税込み112,363円(週末のセール価格。今週末も同じ価格になるかどうかはわかりません)です。つまり、CPU/RAM/ストレージのスペックだけを揃えて比較すると明らかにThinkBookのほうが安い、ということになります。

注文時に構成のカスタマイズができないこと、筐体のデザインがThinkPadシリーズよりはむしろideapadシリーズとYogaシリーズに近くなっていること(特にキーボード)などを考慮すれば、個人的には「むしろideapadとかYogaのほうに近い」と感じられます。なので、ThinkPadユーザーが納得するのは少し難しいかもしれません。

でもこれ、めちゃめちゃ安いのは間違いないです。「Think」という用語に惑わされず、一般的なビジネス用、パーソナル用モバイルノートとして見れば素晴らしい製品だと言えるでしょう。

4.関連リンク

ThinkBook 13s:Lenovo

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