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Lenovo Legion T530 レビュー - GeForce GTX1650搭載、気軽に楽しみたいゲーマーにおすすめなゲーミングデスクトップPC。取っ手も付いて持ちやすいですよ!(実機レビュー)

EyeCatch
こんにちは、ゆないとです。今年も残すところ1ヶ月と半月ですね。年齢を重ねていくと1年が経つスピードが加速し、あっという間に過ぎ去っていくことを実感しています。それはさておき、もう少しでガジェット好きには欠かせない、ブラックフライデーやサイバーマンデーなどの年末商戦が始まります。何か買おうかと今からリサーチの日々を送っているのではないでしょうか。確か私の場合は、昨年、早めのクリスマスプレゼントとして自分にオーダーメイドのイヤホンを贈りました。今年は何をプレゼントしよう…。読者の方々は自分にクリスマスプレゼントは贈りますか?

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今回は、自分へのクリスマスプレゼントとしておすすめできる、ゲーミングデスクトップPCの実機レビューをお届けします。NVIDIA GeForce GTX1650を搭載する「Lenovo Legion T530」です。エントリークラスのGPUではありますが、最新の重量級ゲームはともかく、中量級くらいまでなら快適にプレイが可能なモデルだと試用して感じました。ゲーミングPCを購入して「お正月はゲーム三昧」というのも良い過ごし方かもしれません。

1.スペック

スペック表
Legion T530は直販モデルと量販店モデルが用意されており、今回のレビュー機は直販モデルです。CPUには「Intel Core i7-9700」、外部GPUには「NVIDIA GeForce GTX1650」を搭載しています。CPUは第9世代Coffee-Lake Refreshです。ノートPC用ではつい最近、第10世代のComet-Lakeも出ましたが、デスクトップ用としてはまだまだ最新のCPUです。外部GPUのGTX1650はエントリー向けのGTX1050Tiの後継的な位置づけで、最新世代「Turing」のグラフィックカードです。

RAMは16GB、ストレージは1TBのHDDと、1TBのSSDが搭載されています。多すぎず少なすぎず、どちらもゲーミングデスクトップとしては十分な量だと思います。OSはSSDにインストールされていました。最近はSteamなどのダウンロード販売が主流でディスクで購入するケースは少ないかもしれませんが、この製品にはDVDスーパーマルチドライブが搭載されています。時々昔のタイトルもプレイしたいと思うことがあるユーザーには嬉しいかもしれません。そういう私も、時々MicrosoftのFlightSimulaterXがやりたくなるんですよね…。でもOSが新しいので動くかわかりません。

Wi-Fi、Bluetoothを搭載しているのも便利です。なので、入出力ポートとしてUSBも全て合わせて計8ポート搭載されていますが、有線じゃなくとも無線でケーブルをなくし、机上をスッキリさせることも可能です。

重量は約12kgです。筐体上部に取っ手が付いていますので、ズッシリするものの持ち上げやすく数値ほど重すぎるとは感じませんでした。気軽に位置を変えることができると感じました。

2.筐体

Box
箱には筐体が描かれています。どんな外観かわからない箱もそれなりにワクワクしますが、こうして箱の状態からわかるのも良いですね。早く本体が見たいと期待感を煽られます。

Guide
付属品はシンプルでした。これはレビュー機なので、製品版ではもう少し付属しているでしょうか。電源用のケーブルの長さは測定していませんが、1.0~1.3m程でした。

Front
前面です。メッシュ部分や斜めにスリットが入るなど、特徴的なデザインです。本体はマットな仕上げで汚れが目立ちにくい印象を持ちました。手の跡は付きますが気になりません。メッシュ部分は穴が空いており、内部の金属部分を覗くことができます。金属部分はより細かい穴が空いています。

Light
メッシュ部分は起動中は光り、デフォルトでは赤くライティングし、視覚的にも楽しむことができます。さらに、Legionのロゴ部分も光ります。

LeftSide
左側面は、特にロゴなどがなくスッキリしています。

Left
背面にある2つのネジを取るとカバーを外すことができ、内部を確認できます。画像のように左側面は、各配線を固定しまとめることができるようになっています。自分でもし換装をすることになっても内部で煩雑になることはないです。

RightSide
右側面も、カバー部分にはロゴなどのデザインはなく、IntelのCPU搭載とDolbyのステッカーがある程度です。

Right
右側面のカバーも取り外すことができ、こちらは各パーツにアクセス可能です。外部GPUやマザーボード、冷却用のファンが確認できます。スペースにも余裕があり冷却性能に期待できます。内部はしっかりとわけられているので、自分でのメンテナンスや変更はできると思います。

RAM
RAMは8GBの2枚挿しです。製品仕様書には最大32GBとなっているので、余裕があれば自分で変更しても良いかもしれません。周辺にはヒートシンクと冷却用のファンがあります。実際、試用中にこの付近は触ってみましたが、ゲーム中やベンチマーク測定の間も、表面で感じるほどの熱はありませんでした。

Back
背面です。各入出力ポートが集中しています。また、冷却用ファンの排気口が設けてあります。USBポートが6つ、イーサネットコネクタが1つ、DisplayPortが2つにHDMIが1つ、イヤホンジャックが1つ搭載されています。配置などは一般的なデスクトップPCとほぼ同じですね。背面には左右に2つずつネジがあり、これを外すことで両側のカバーが外せます。ネジを外し手前にスライドすると簡単に外すことができる仕組みです。下部にはゴムのバンドもあるので、ケーブルをまとめるのに役立ちます。

Handle
上部には取っ手が付いており、簡単に持ち上げることができます。大体の製品はこのような取っ手はなく抱えることになることが多いので、初めて使ってみましたが「全ての製品に搭載されればいいのに…」と思うほど気に入りました。位置の調整がしやすいですね。

TopIO
その他、この上部にもUSBポートが2つとオーデイオジャックが2つ付いています。オーデイオジャックはヘッドフォン/マイクロホンのコンボとマイクロフォン用です。その隣には電源ボタンがあります。

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Drive
さらに電源ボタン付近のカバーはスライドし、DVDスーパーマルチドライブにアクセス可能です。使わないときはスライドして閉じることができるので、見た目スッキリにまとめられます。

3.システム/ソフトウェア

DiskInfo2
Samsung製SSDとSEAGATE製HDDが搭載されています。

DiskInfo
ディスクの構成は上の画像のような形で、OSはSSDの方にインストールされています。

DolbyAtmos2
Dolby-Atmosのサウンド設定ソフトが搭載されています。ゲーミングPCとしては欠かせない、各プロファイルによる設定や、好みのサウンドバランスを設定するためのイコライザーがあります。

Lenovo_Vantage
Lenovo製品なので、Lenovo Vantageと呼ばれるソフトもインストールされています。各システムの状況や、ドライバアップデートなどがここから可能です。私が持っているThinkpadにはないもので、画像右上にあるLEGION EDGEは、最適化の設定を行う項目のようです。ゲームプレイ時は最大パフォーマンスで稼働させ、未使用時はそれに合わせたパフォーマンスに自動的に最適化します。

CyberLink
また、CyberLinkのDVD用のソフトが搭載されていました。手元にDVDが無く使用していませんが、おそらく体験版ではなくバージョンがいくらか古い分、フルで使えるものになっていると思われます。DVDへの読み取り/書き込みや参照が行えます。

プリインストールは少なくこのくらいでした。あまり多すぎても困りますが、エントリー向けの製品なので程よい数だと思います。

静音性ですが、ヘッドフォンをしていれば気にならない程度です。外している場合は負荷が小さいときでも少し気になります。また、ゲームプレイ中の負荷が高いときは時々ファンが高速で動作し、結構大きな風切り音と低音が出ます。振動も出るので、何かマットだったり、制振できるものを下にしたほうが良いかなと感じました。

4.性能テスト

ドラクエ10のベンチマーク
DorakueFullHD
参考:
Lenovo Legion T730(Core i9-9900K、RTX2080):24,360
Lenovo Legion C730(Core i9-9900K、RTX2080):24,090
ドスパラ GALLERIA ZF(Core i7-9700K、RTX2070):22,792
Lenovo Legion C750 2018年モデル(Core i7-8700、GTX1060):22,407
ASUS ROG Strix GL10CS(Core i7-9700K、GTX1660Ti):22,186
ASUS ROG Strix GL10DH(Ryzen 7 3800X、RTX2070):21,612
ASUS ROG Strix GL12CX(Core i7-9700K、RTX2060):20,790
ドスパラ GALLERIA DF(Core i5-8500、RTX2060): 19,274
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
ドスパラ GALLERIA RJ5(Ryzen5 2600、GTX1660): 14,204

最高品質でFull HDの設定です。スコアとしては、参考スコアの製品とも大きな差は無いですね。ゲーミングデスクトップなので、このくらいのゲームであれば余裕でプレイできてしまいます。

ドラゴンズドグマオンラインのベンチマーク
DDO
参考:
Lenovo Legion T730(Core i9-9900K、RTX2080):16,125
Lenovo Legion C730(Core i9-9900K、RTX2080):15,737
ASUS ROG Strix GL10CS(Core i7-9700K、GTX1660Ti):14,787
Lenovo Legion C750 2018年モデル(Core i7-8700、GTX1060):14,567
ASUS ROG Strix GL12CX(Core i7-9700K、RTX2060):13,531
ドスパラ GALLERIA ZF(Core i7-9700K、RTX2070):13,230
ドスパラ GALLERIA DF(Core i5-8500、RTX2060): 12,958
ASUS ROG Strix GL10DH(Ryzen 7 3800X、RTX2070):12,090
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA RJ5(Ryzen5 2600、GTX1660): 8,617

こちらも最高品質の設定でも高いスコアが出ています。少し気になるのはASUS ROG Strix GL12CXやドスパラ GALLERIA ZFに近いスコアを出していますが、あと2回ほど測定しても大きく変わらなかったので、GPUとの相性がでているのだと思います。

3DMarkのベンチマーク
3DMark
参考:
Lenovo Legion T730(Core i9-9900K、RTX2080):10,283、22,459、54,833
Lenovo Legion C730(Core i9-9900K、RTX2080):10,127、21,378、52,003
ドスパラ GALLERIA ZF(Core i7-9700K、RTX2070):8,665、19,807、45,030
ASUS ROG Strix GL10DH(Ryzen 7 3800X、RTX2070):8,459、18,958、44,420
ASUS ROG Strix GL12CX(Core i7-9700K、RTX2060):7,182、16,824、39,118
ドスパラ GALLERIA DF(Core i5-8500、RTX2060): 7,072、16,142、34,912
ASUS ROG Strix GL10CS(Core i7-9700K、GTX1660Ti):6,167、13,136、34,642
ドスパラ GALLERIA RJ5(Ryzen5 2600、GTX1660): 5,381、11.954、31,285
Lenovo Legion C750(Core i7-8700、GTX1060):3,912、10,448、30,597
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

予想よりも低いと思いましたが、こちらも複数回の測定をしたものの大きな差はありませんでした。GPUとしてエントリー向けのGTX1650を搭載しているので、GTX1060搭載のスコアより低くなるのは正しいのかもしれません。

PCMark10のベンチマーク
PCMark10
参考:
Lenovo Legion C730(Core i9-9900K、RTX2080)::7,540
Lenovo Legion T730(Core i9-9900K、RTX2080):7,302
ASUS ROG Strix GL10DH(Ryzen 7 3800X、RTX2070):6,512
ASUS ROG Strix GL10CS(Core i7-9700K、GTX1660Ti):6,435
ドスパラ GALLERIA ZF(Core i7-9700K、RTX2070)::6,337
ドスパラ GALLERIA DF(Core i5-8500、RTX2060): 5,769
ドスパラ GALLERIA RJ5(Ryzen5 2600、GTX1660):5,201
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906

PCMark10については、外部GPUの影響を大きく反映しないので、妥当なスコアだと思います。

CrystalDiskMark
CDM2c
まずはSSDです。とても高速であることがわかるスコアです。これよりももっと高速な製品もありますが、普通に使う上でこんなの高速であれば何も心配はいらないですね。
CDM2d
次はHDDです。SSDと比べるととても低く感じますが、読み書きともに200MB/sに迫るので、HDDとしては高速な速度の製品が搭載されていることがわかります。

5.まとめ

Lenovo Legion T530は2019年11月21日現在、Lenovo直販サイトで税込149,811円で販売中です。これは製品ページに記載のあるEクーポンを適用した価格になります。カスタマイズ製品でもないので、出荷予定も最短1-2営業日ととても短くなっています。

価格も15万円を切る価格で、気軽にゲームを楽しみたい方におすすめの性能と価格のバランスに優れたモデルになります。メンテナンスもしやすいような内部構造で、初めてのゲーミングデスクトップPCの候補の1つにしても良いのではないでしょうか。また、冒頭にも書いたとおり、今年のクリスマスプレゼントの1つの候補として如何でしょう。クリスマスプレゼントとしたら高額ですが、Vプリカキャッシュバックキャンペーンが12月31日まで開催されていて、この製品も対象ですので1万円分のキャッシュバックが受けられます。年末からお正月をゲーム三昧にするのも良いと思います。

6.関連リンク(Lenovo)

Lenovo Legion T530(インテル)

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