Lenovo Legion C530レビュー - Optaneメモリーを採用したLANパーティ向けPC!G-SYNCもOK!なモニター Legion Y25fも一緒に試しました(実機レビュー:takumi)

Lenovo Legion Y25F モニター
こんにちはtakumiです。今回はレノボ・ジャパンのデスクトップパソコン「Lenovo Legion C530」をレビューします。この製品は、筐体を立方体状にして筐体体積を削減し、また記憶媒体に「Intel Optane メモリー」を採用した意欲的な一台となっています。

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1.スペック

Lenovo Legion C530
スペックは上記の通りとなっています。この製品は注文時にシステム構成の変更を行えません。CPUはIntelのCoffee Lake(前世代)の「Core i7-8700」で、GPUはNVIDIAのミドルランク製品「Geforce GTX 1060」となっています。また、搭載VRAMは6GBです。ミドルクラスとはなっていますが、ゲームの起動自体はほぼすべてのゲームで出来ますので、ゲームの画質設定次第では快適に遊ぶことができるでしょう。システムメモリは16GBで、下位モデルは8GBとなっているので、購入時に構成が変えられない本製品では個人的にありがたい仕様です。

この製品で注目したいのはストレージで、2TBのHDDにIntelのフラッシュデバイス「Intel Optane メモリー」の16GB版を組み合わせています。「Optaneメモリー」は物自体はSSDと同一ですが、「Intel Rapid Storage Technology」と組み合わせることで、HDDのアクセス時にアクセスキャッシュ処理を肩代わりすることで、HDDの読み込み速度をSSD並みに速くするというものです。これにより、速度と容量、コストをバランスよく保つことが出来ます。

HDDとOptaneメモリーの容量を変えることは注文時ではできませんが、DIYなら可能になっているようです。その他、光学ドライブは非搭載で、無線LANモジュールとBluetooth4.2レシーバーを搭載しています。

Lenovo Legion C530
レビュー機の構成はOSがWindows 10 Home、CPUがIntel Core i7-8700、RAMが16GBでした。

Lenovo Legion C530
GPUはNVIDIAのGTX1060でVRAMは6GBです。ドライバーは記事執筆時点で最新の419.35です。

Lenovo Legion C530
肝心のハードドライブです。表記上は2TBのみと一見普通のHDDだけが入っているように見えますが・・・

Lenovo Legion C530
読み書き速度を「CrystalDiskMark」で測定するとご覧の通り。書き込み速度に変化はほぼありませんが、読み込みは一般的なSATA接続タイプのSSDをも上回る結果が出ました。これによりゲームなどの重たいファイルの読み込みが速くなる、というわけですね。

2.外観と内容

Lenovo Legion C530
ここからは外観を詳しく見ていきます。まずは正面です。表面のメッシュ部分は通気口になっています。また、左下にはUSB3.0Type-A×2と、ヘッドホンマイクジャックが装備されています。

Lenovo Legion C530
左側面には特に何も配置されていません。

Lenovo Legion C530
右側面はカバーが取り付けられています。

Lenovo Legion C530
背面です。左上部にビデオカードが装着されており、ここから映像出力を行います。対応ポートはD-DVI、HDMI、DP×3です。その下部にマザーボード側の接続ポートがあり、上からライン入力、ギガビット対応LANポート、USB2.0×2、USB3.1×2、USB3.0×2となっています。電源コネクタは右下にあります。また、筐体左上のレバーを引くと、

Lenovo Legion C530
このように工具フリーで筐体内部にアクセスできます。メモリスロットは2つで、左側のM.2スロットにOptaneメモリーが装着されています。自己責任前提ですがこれらは交換ももちろん可能です。

Lenovo Legion C530
下は通気口が配置されています。ゴム足4点で筐体を支えています。

Lenovo Legion C530
映り込みが激しくてごめんなさい。上部はクリアパネルが配置されていて、起動時には赤色LEDで装飾されます。左側の記憶媒体にはドライバーを使って開口すればアクセスできるものと思われます。また、中央部にハンドルが装備されており、一般的なデスクトップPCと比較して非常に持ち運びやすくなっています。電源ボタンは右下で、起動時は白色LEDが点灯するようになっています。

Lenovo Legion Y25F モニター
また今回はデスクトップマシンということで、レノボジャパンよりフルHD 1ms 144Hz対応24インチゲーミングモニター「Legion Y25f 65D9GAC4JP」も同時にお借りしました。重ねてお礼申し上げます。モニタのパネル部分は狭縁デザインとなっていて、角度や向きを自由に変えれますし、画面を縦向きにすることも出来ます。

Lenovo Legion Y25F モニター
モニターの入力ポートはHDMIとDPがそれぞれ1つずつです。左側には独自規格と思われるACアダプタ入力ポートで、両面差し込み対応な部分が個人的に高ポイントです。このモニターにはUSBハブ機能が備えられていて、右側にはUSB入力・出力ポート(3.0)が配置されています。

Lenovo Legion Y25F モニター
左側面下側にもTypeAポートと4極サウンドジャックが配置されています。上側にはヘッドセットをかけるためのアームがあります。

Lenovo Legion Y25F モニター
足のタイプは所謂「逆V字型」になっています。

Lenovo Legion Y25F モニター
ゲーミングモニターということで、明るさや色見等が予めプリセットとしてゲームジャンルごとに登録されています。

Lenovo Legion C530
レビュー機ではPCはマニュアルと電源ケーブルのみが同梱されています。

3.使用感

マシンパワーが高いとは決して言えませんが、筐体サイズがその分スリムになっていますので、持ち運びが非常にしやすいです。独特な筐体デザインをしているため横幅が少し大きくなってしまいますが、その分高さは抑えられていますので、普通のデスクトップは置けない、という環境でも設置できる可能性があります。

Lenovo Legion C530

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オーディオチップはRealtek製ですが、Lenovo製品にはDolby Atmosが標準搭載されていますので、バーチャルサラウンド性能はかなり高く、買ってすぐに特別な設定をしなくても本格的なサウンドを楽しめます。

Lenovo Legion C530

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モニターは「AMD FreeSync」に対応しており、本来はNVIDIA製GPUの同等機能「G-SYNC」は使用できなかったのですが、最新のドライバーで使用できるようになりました。

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Lenovo Legion C530

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コントロールパネル上の設定項目で設定すると、画面のフレーム処理をこれまでより更に精密なものにし、動きの激しいシーンでもジャギーのないより自然な描画を行います。

4.性能テスト

この製品はCPUに第8世代のCore i7-8700、GPUにGeForce GTX1060を搭載していますので、「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチマーク」「3D Mark」「PC Mark」をやってみました。また、普段ウィンタブでは取り扱わない「ファイナルファンタジーXV Windows Editionベンチマーク」もテストしてみました。実動テストで「シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー」「Quake Champions」「Forza Horizon4」もそれぞれテストしています。

Lenovo Legion C530
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(Core i7-8750H、GTX1070): 19,008
MSI GS65 Stealth Thin(Core i7-8750H、GTX1070): 18,571
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 17,153
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 16,820
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 15,923
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 13,727
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172

Lenovo Legion C530
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 13,600
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(Core i7-8750H、GTX1070): 11,440
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 10,875
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 10,828
MSI GS65 Stealth Thin(Core i7-8750H、GTX1070MaxQ): 10,551
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 10,215
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 9,951
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 9,462
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 9,364
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 9,284
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 9,124
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 8,979
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 8,867
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 8,780
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 8,568
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 7,235

Lenovo Legion C530
参考(高品質):
ドスパラ GALLERIA ZZ(i7-8700K RTX2080Ti) 12532
ドスパラ GALLERIA GCF1070NF(i7-8750H GTX1070) 6691
MSI GL63(i7-8750H RTX2060) 6982
MSI GS65(i7-8750H GTX1070 Max-Q) 5821
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(i7-8750H GTX1060) 4675
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(i7-8750H GTX1050Ti) 2914
MSI GF75 Thin(i7-8750H GTX1050Ti Max-Q)2990

このマシンは安定動作を目的としているため、OCを施しているわけではないので、概ね同型の製品を積んだゲーミングノートのプラスアルファ位の性能が出ています。極自然なスコアですね。FF15は少し設定を落とすのがいいのかなと思います。

Lenovo Legion C530
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
ドスパラ GALLERIA GCF1060NF(Core i7-8750H、GTX1060): 3,965、10,506、29,442
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,808、9,888、26,344
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 3,703、9,743、26,843
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
ドスパラ GALLERIA GCF1050TNF(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 2,528、6,776、17,005
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

最近ではミドルレンジ帯のGPUも新型が出てきていますが、GTX1060もまだまだ現役で、遊べないゲームはほぼありませんし、設定次第ではどのゲームも快適に遊ぶことができるという部分は、この「3DMark」のスコアから見て取れるかと思います。

Lenovo Legion C530

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PCMarkは最後のビジュアルテストが何らかの原因で上手く完走できず、総合スコアを取ることが出来ませんでした。中2つのテストスコアを掲載しますので参考までに御覧ください。

Lenovo C530 トゥームレイダー

トゥームレイダーですが、平均で50fp程となっています。少し設定を落としてフレームレートを稼げば快適に遊べることと思われます。

Lenovo Legion C530

Lenovo Legion C530

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トゥームレイダーの初期設定です。高よりの中設定でバランスを取ろうとしているのが見て取れます。

Lenovo C530 Quake

QuakeChampionsですが、120fps手前で安定しています。普通に遊ぶ分には特に困ることはないかと思われます。

Lenovo Legion C530

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初期設定では、全てHigh設定になっています。60fps付近を狙うならこのままでも問題はありません。

Lenovo C530 Forza

Forza Horizon 4も、特に不自由なく初期設定で70fpsをオーバーしています。不自由があることは全く無いでしょう。(プリセットはウルトラでした。)

5.まとめ

Lenovo Legion C530は、レノボオンラインストアにて送料税込み81,972円から販売されています。(今回レビューした90JX003NJM型は販売終了済み)

USBにTypeCが無かったり、拡張性が独自規格のため少なかったりと個人的にマイナス点もいくつかありますが、それらはあくまで「細かい部分」ですし、全体的に見ればかなり満足度は高いと思います。特に、Optaneメモリーを使用することで、速度と容量を獲得しつつ、価格も13万円台に持ってくる、というのは非常に賢い判断なのではないかと思われます。ゲーミング用途でPCを買うと、どうしても容量が必要になってきます。かといって、速度も妥協できませんから、今後はOptaneメモリーを装備した価格を抑えたモデルが主流になって行くのかなとも思ったりしました。

また同時にレビューしたモニターも高品質で使い勝手も良く非常に出来が良かったので、こちらも重ねてチェックしていただければと思います。こちらは同サイトで送料税込み37,584円で販売しています。

さらに、次世代テクノロジーに対応した後継機「C730」も最近販売開始されました。こちらはCPUに「Intel Core i9-9900K」,メモリは32GB搭載で、グラフィックはNVIDIAの新型GPU「RTX 2080」を搭載し、ストレージは512GBNVMeSSDと2TBHDDの組み合わせとなっています。更に筐体上部のLEDが多色対応になっています。筐体の使い勝手はそのままに中身を高性能化したこちらのモデルは送料税込み294,840円で販売しています。

持ち運びに秀でたPCと取り回しに優れたモニターのコンビ、普段使いには勿論のこと、LANパーティにも持って来いな逸品です。

6.関連リンク(Lenovo)

Lenovo Legion C530
Lenovo Legion C730
Lenovo Legion Y25f モニター

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コメント

  1. 久々のデスクトップPCのレビューとは。
    性能も重さも破格ですが、腰を据えてじっくり作業をするのならデスクトップかと最近思っています。

    最近画像や動画を扱う機会が多くなってきたのですが、手持ちのタブレットPC(Elite x2 1012 G1)では厳しくなってきたので・・・

    • takumi より:

      PYUさんコメントありがとうございます。
      1月のHP製マシン以来3ヶ月ぶりのデスクトップレビューです。

      やっぱり、デスクに向き合うことって大事なのかなーと思いつつあります。(ノートPCで原稿書いたりもするんですが、やっぱりデスクトップの方が個人的には捗ります。)特に画像や動画を扱う場合、必然的にメモリ容量だったりCPUスピードだったりストレージの速度が快適さに直結するので、デスクトップ機の方がよりストレスフリーである可能性は高そうです。非ゲーミングマシンならもっと価格を抑えられますしね。