こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2月27日(現地時間)からスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress(MWC) 2017」に合わせ、Lenovoが最新製品を発表しています。MWC 2017では多くのメーカーがPC、タブレット、スマホの新製品を発表しますが、日本発売の可能性がありそうなもの、ありそうにないものの見極めがなかなか難しいところでもあります。しかし、今回紹介する「Miix 320」は前身機といっていい「Miix 310」が日本向けに販売されていることから、日本発売はほぼ間違いないだろうと思います。
1.スペック
OS: Windows 10 Home(Pro版設定あり)
CPU: Intel Atom X5
RAM: 最大4GB
ストレージ: 最大128GB eMMC
ディスプレイ: 10.1インチFHD(1,920 x 1,200)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: イン200万画素/アウト500万画素
入出力: USB 3.0 Type-C、USB 2.0 × 2、microHDMI、microSD、オーディオジャック、(NanoSIM)
バッテリー: 10時間
サイズ:
(タブレット):249 × 178 × 9 mm / 550 g(LTEモデルは560 g)
(キーボード):249 × 183 × 8.5 mm / 570 kg
前身機(Lenovoではそうは言ってませんが、ウインタブではこう書くことにします)のMiix 310と同様、この製品もキーボードが分離する2 in 1スタイルです。掲載したスペック表は米国のLenovoにあった製品ページから転機したもので、CPUは「Atom x5」としか記載がありません。ほぼ間違いなくZ8350かZ8550のいずれか、ということになるはずです。ちなみにMiix 310は「Atom X7-Z8750」を搭載しているので、CPUの性能は少しダウンするということになりますね。
RAM、ストレージはともに「Up to」という記載がありましたので、RAMは2GB / 4GB、ストレージは64GB / 128GBのバリエーションが存在すると思われます。ディスプレイは10.1インチ、アスペクト比16:10のFHD解像度で、Miix 310と同じです。もちろんこれで悪いということはなく、10.1インチサイズなので十分に高精細と言えるでしょう。
スペック表を確認する限り、Miix 310と大きな違いはなく、上に書いたとおりCPUがランクダウンしてしまったことの他、ストレージに128GBのものが新設されること、また新たにUSB Type-Cポートが装備されることが異なる程度です。筺体は大きく変わってますけどね。
あ、そうでした。一つ忘れてました。この製品はLTEモデルの設定があります。今や日本でもMVNOのデータ専用SIMなら月々1,000円を大きく下回る料金で契約可能なので、このサイズの2 in 1ならLTEモデルのほうがいいんじゃないでしょうか。
2.筺体
筺体の雰囲気はずいぶん変わりました。Miix 310のブラック基調の筺体色から「シルバーとホワイト(正確にはPlatinum SilverとSnow White)」の2色展開となっています。
キーボードはヒンジつきです。他社のキーボード分離型2 in 1と同様に、タブレットとは物理接続です。
キーボードは今のところ英語配列の画像しかなく、キーレイアウトも詳しくはわかりません。しかし、この画像を見るとキーの造形がかなり凝ったものになっているのがわかります。
また、この製品はステレオスピーカーを搭載し、「Dolby Advanced Audio」も搭載しています。上の画像はタブレット本体ですが、筺体の下側にあるのがスピーカーです。音質の方はかなり期待できそう…。
3.価格など
Lenovo IdeaPad Miix 320は4月に発売され、Wi-Fiモデルが269ユーロ(約32,000円)から、LTEモデルが399ユーロ(約47,500円)から、となっています。またアクティブスタイラスとOffice 365(12カ月のサブスクリプション)を搭載したモデルも7月に一部の国で発売される予定です。
今のところ日本での発売は未定、というのがLenovoの公式発表ですが、日本のLenovoのサイトでもこの製品が紹介されており、日本で発売される可能性は高いものと思われます。
ユーロ建ての価格をみていると、Wi-Fiモデルの269ユーロというのはおそらくRAMやストレージ容量が小さいもの(2GB/64GBかな?)、LTEモデルの399ユーロというのはWi-FiモデルよりもRAM/ストレージは大容量になっているのではないか、と予想します。仮にユーロ建ての価格がそのまま日本での売価になるとしたら、決して悪くない価格設定だと思いますが、現在Miix 310は大幅に実売価格が崩れており(3万円台前半から買えます)、それを思うとこの製品もあまり売価が上がってしまうようだと苦しいかもしれません。Miix 310のほうはCPUもAtom Z8750ですし、個人的には「どうしてこんなに安いのか理解に苦しむ」と思ってますんで…。
4.関連リンク
MWC特設ページ:Lenovo(日本)
IdeaPad Miix 320:Lenovo(米国)
コメント
どうせ買うなら安くなったMiix310買うのが正解な気がする
前身機「Miix 310」は有力な購入候補機でしたが、USB充電ではなく比較的大型のACアダプター充電だった事が私の好みではなかった為見送りました。(キーボード配列が特殊な事も影響)
今は10インチ超のタブレットや2in1を購入する予定はありませんが、Miix 320の充電方式は気になります。
こいつもIPSじゃないのかな
USB3.0やtypeC、無線acとか色々ブラッシュアップされてるからそこも頑張ってくれるといいな
ペンも気になる、続報待ってます
310と同じくキーボードが5段なのがちょっと…
他は良いと思うけどね他は
公開された写真的にはまた専用ACっぽいんですよねえ…((micro)HDMI、USB Type-Cと並んでコンセントアイコン付きの丸形コネクタが見える)
値段的にUSB BCなりPDなりと並行で給電できるような設計にはなってなさそうですし、荷物が増えるなあ。いや、Matebook持ってるんで買わないですけど。