テックワンがONEXPLAYER(ONE-NETBOOK社)初となるWindows ミニPC「ONEXPLAYER M1」の国内正規販売を発表しました。ONEXPLAYERの名を冠するだけあってスペックが高く、外付けGPU(eGPU)の接続も視野に入れた「ゲーミング・ミニPC」とも言えそうな製品です。
1.製品概要
スペック表
ONEXPLAYER M1 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core Ultra 9 185H |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(DDR5-5600,) |
ストレージ | 1TB/2TB SSD(M.2 2280, PCIe4.0 ×4) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | WI-Fi6E、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB4 Type-C (Thunderbolt、映像出力, PD対応)、USB3.2 Type-A、USB2.0 Type-A × 2、HDMI × 2、Display Port、OCuLink、microSDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 196 × 120 × 32 mm |
重量 | 599 g |
コメント
OSはWindows 11 Homeです。ウインタブでよくご紹介したりレビューしたりしている中国メーカーのミニPCはほとんどがPro版OSなんですけどね。ただ、中国メーカーの製品の場合、ライセンスが怪しいケース(ボリュームライセンスのもの多数)もありますけど、ONE-NETBOOK社の製品なら安心です。
CPUはCore Ultra 9 185Hです。もちろんハイエンドな型番ですし、AI処理チップNPUも搭載しています。RAMは32GB、ストレージは1TB/1TBを選択できます。なおRAMについては増設・換装が可能なのかは不明です。
ポート構成です。USBポートは合計で4つ、うち2つがフル機能のUSB4 Type-Cです。映像系ではHDMIポートが2つにDisplay Portが1つ。USB4ポートも含めると映像出力ポートが5つもありますが、製品ページの説明によれば「最大4画面出力に対応」とのことです。
OCuLinkポートも装備していますので、同社の「ONEXGPU」をはじめ、外付けのGPU(eGPU)の接続が可能です。ただし、OCuLinkのついたeGPUはまだ数が少ないので、「使うとしたらONEXGPUかな」と思いますね。また、この製品のUSB4ポートは「Thunderbolt(3か4かは不明)」なので、OCuLinkを使わずともeGPUの接続はできます。
あと、「Turboボタン」というのもついています。このボタンを使うと「ワンクリックで消費電力は60Wに」できるとのこと(デフォルトでは45W)。
UMPCやゲーミングUMPCにノウハウのあるONE-NETBOOK社のミニPCなので、冷却性能にも期待できます。この画像だけではなんとも言えないですけどね。
2.価格など
ONEXPLAYER M1(国内正規版)は8月下旬の発売で、ONE-NETBOOK日本公式ストア、Amazon、ハイビーム公式オンラインストア、ハイビーム秋葉原本店・大阪日本橋 in PCワンズ店で予約販売がスタートしています。また、ONE-NETBOOK公式ストアもしくはハイビーム公式オンラインストアでの予約購入で本体価格が5%OFFとなります。価格は下記の通り。
1TB SSDモデル:149,800円(142,310円)
2TB SSDモデル:163,800円(155,610円)
※カッコ内は予約限定価格
国内正規版はテックワンによる国内1年間の保証がつき、1年を超えた場合でも破損や故障の修理が国内で可能とのことなので、安心して購入できますね。
ウインタブでは直近、ハイエンドクラスのミニPCを3機種レビューしています(Beelink SER8、GEEKOM AE7、GEEKOM XT13 Pro)が、これらの製品はいずれも10万円前後、という価格設定です。ONEXPLAYER M1はこれらの製品よりも高価ですが、CPUが新しく、かつ非常に高性能であることと、UMPCの有力メーカーであるONE-NETBOOK社の製品であること、そしてテックワンの国内保証が付くことを考慮すれば妥当な価格かな、と思います。
3.関連リンク
ONEXPLAYER M1:ONE-NETBOOK日本公式サイト
ONEXPLAYER M1:ハイビーム
コメント
ウインタブならONEXPLAYER X1 miniを先に紹介するかと思ったけど違ったか