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DERE MBook M11 - Jasper Lake搭載で美しいデザインの15.6インチノート。

DERE MBook M11
ウインタブでは初めてご紹介する中国メーカー「DERE」の15.6インチノート「MBook M11」です。DEREは2009年に設立された深センメーカーで、英語公式サイトもあり、それを見る限り、しっかりした会社のように思われます(ただし実際のところはよくわかりません)し、従来から多くのWindows PCをリリースしているようです。これまではBanggoodで取り扱いがなかったので、ウインタブとしても紹介してこなかった、というのがあります。

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そんなわけで、ウインタブにとっては未知のメーカーなので、必ずしも読者のみなさんに「これ、良さげだから買ってみてもいいのでは?」とは言えませんし、製品ページにもいくつかツッコミどころがあるのですが、今後に期待、ということでご紹介したいと思います。

1.DERE MBook M11 スペック

スペック表

  DERE MBook M11
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Celeron N5095
外部GPU なし
RAM 12GB
ストレージ 256GB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
入出力 USB Type-C、USB 3.0 × 2、USB 3.0、HDMI、midroSDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45)
カメラ Webカメラ(0.3MP)
バッテリー 38Wh
サイズ 360 x 240.2 x 20 mm / 1.5 kg

コメント

スペック表に誤りと思われる箇所がいくつかありますので、スペック説明をしながら指摘していきます。

OSはWindows 10 Proです。Windows 11へのアップグレードについては言及がありませんでした。CPUはJasper Lake世代のCeleron N5095です。ウインタブでは初めて取り上げる型番ですが、4コア4スレッドのCPUで、ウインタブで何度かご紹介したことのあるCeleron N5100(最新のノートPCに搭載例が増えています)と比較するとベースクロックが高く(N5095は2.0GHz、N5100は1.1GHz)、TDPも大きめ(N5095は15W、N5100は6W)なので、N5100よりもパフォーマンスは高いと思われます。

Intel Celeron Processor N5095:Intel
Intel Celeron Processor N5100:Intel

RAMは12GB、ストレージは256GBと512GBがありますが、10月24日現在Banggoodで取り扱っているのは256GBのみです。また、SSDは「拡張可能」とのことですが、底面にM.2 スロットがあるのか、それとも筐体を開口しなくてはならないのか不明です。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度で、IPSかTNか、という点については言及がありませんでした。

入出力ポートについては疑問点があります。

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DERE MBook M11
まず、右側面(画像上側)は左からUSB Type-C、HDMI、USB Type-A、DC-INジャックという説明なのですが、画像を見る限りHDMIはmini規格(MiniHDMI)と思われます。また、左側面(画像下側)は左から有線LAN、イヤホンジャック、USB Type-A、microSDカードリーダーという説明ながら、おそらくmicroSDではなくフル規格のSDカードリーダーではないか、と思われます。

バッテリー容量についても疑問です。Banggoodの製品ページには29.6Wh、メーカー提供画像には38Whと37,000 mWhという表記が混在していて、どれが本当なのかよくわかりません。同様に筐体サイズに関してもメーカー提供画像に1.2 kg、1.5 kg、1.7 kgという記載があり、本当のところが不明です。

正直なところ、「何のためにスペックを公開しているのか」と言いたくなります。これではDEREというメーカーに好印象は持てないですよね。また、BanggoodもBanggoodだよなあ、と思います。話をさらにややこしくしているとしか思えません。

2.DERE MBook M11 筐体

DERE MBook M11
筐体の横幅は360 mmということですから、この画像のベゼル幅は少し盛っている(画像加工されている)と思います。それと、この画像にはWebカメラが見当たりません。一応スペック表にはWebカメラがあることになっているのですが…。

DERE MBook M11
天板は無地で、筐体素材は「オールメタル(金属製)」と開示されています。それと、ノートPCとしては珍しい、赤い筐体が目を引きます。

DERE MBook M11
筐体色は赤しか選べないわけではなく、このように「普通のシルバー」も設定されています。

DERE MBook M11
キーボードです。15.6インチサイズなのでテンキーが付きます。ただ、中国メーカー品にしばしば見られる、アルファベットキーとテンキーの境目がないタイプなので、慣れないとミスタイプしそうですね。また、このキーボードにはバックライトも装備されていますし、この画像だと確認できませんが、タッチパッド内には指紋センサーもあります。

3.DERE MBook M11 筐体

DERE MBook M11は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、10月24日現在の価格は419.99ドル(48,874円)です。

ここまで記事を書いてきた感想として、また、ここまで記事を読まれた読者のみなさんも同様の感想をお持ちのことと思いますが、「まだ無理」ですね。スペックは低価格帯PCとして非常に魅力的ですし、筐体のデザインもいいとは思いますが、ただでさえ日本では無名なのにメーカーが開示している製品説明に間違いが多く、とても5万円近いお金を支払いたいとは思えません。

この製品を実機レビューする機会が訪れるのかどうかはわかりませんが、一度実機を試してみないとなんとも…、というのが正直なところです。

4.関連リンク

DERE MBook M11:Banggood

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