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CHUWIからミニPCがどんどんリリースされているので、整理してみます。HeroBox?CoreBox?それともLarkBox?

CHUWI Herobox
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。読者にはどうでもいいことですが、ウインタブが初めて実機レビューをした中華製品はCHUWI Hi8というWindowsタブレットで、2015年8月にGearbestにサンプル提供してもらいました。もう5年も経つんですね…。現在のCHUWIはと言えば、タブレットだけでなくノートPCでも積極的に新製品を発売し、最近ではミニPCのジャンルにも製品を投入しています。

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CHUWIのミニPCって、実は結構な数がありまして、ちょくちょくCHUWIから「新製品が出るのでウインタブで紹介してください」と言われるのですが、最近はミニPCの頻度がかなり多いなあ、と感じます。そこで、CHUWIのミニPCについて、最新モデルを少し整理してみたいと思います。私は(CHUWI製品ではありませんが)中華のミニPCを自宅で愛用していて、「ノートPCがメインマシンという人は自宅用のサブ機としてミニPCがおすすめ」ということをよく書いています。

今回は最新モデルとなる4つのミニPCをご紹介しますが、「そう言えば今すぐ買えるのは1つしかないじゃん!」ということに気づきました…。でも、近日中に発売されることは間違いないと思いますので、購入検討の参考にしていただければ、と思います。

1.HeroBox


価格(Amazon): 25,300円(税込み)
価格(Banggood): 189.99ドル(20,803円)

※Amazonの価格は製品ページ記載のクーポンを使用
※Banggoodの価格はクーポンコード「BGaMwC」を使用

OS: Windows 10 Home
CPU: Celeron N4100
RAM: 8GB
ストレージ: 180GB SSD
サイズ: 187 x 138 x 37 mm / 581 g

最初は「HeroBox」です。少し前に発売された「GBox Pro」という製品と同一筐体と思われますが、こちらのほうが良スペックですね。冒頭に書かせていただいた「自宅用のサブPC」としては、この記事で紹介している製品の中で最もふさわしいと思います。

CPUのCeleron N4100はCeleronとしては高性能な部類となる4コアCPUで、私が使っているミニPCにも搭載されていますが、ウインタブの記事執筆(テキストライティング、Webでの情報収集、Excelでのごく簡単な表作成、簡単な画像加工)くらいであればほぼノーストレスで使えます。パワー不足を感じるのはWindowsの大型アップデートのときくらいですかね。このときはCore iプロセッサー搭載機と比較して明らかに長時間を要します。また、仕事が終わった後にYouTubeで動画を観ることも多いですが、この際も全く問題はありません。

また、GBox/GBox Proとは異なり、RAMとストレージの容量に余裕があるのも大きいです。この容量であれば当面は不足を感じることもないでしょう。いざとなればSSD/HDDの増設も可能です。

この製品は日本のAmazonでも購入ができますので、「中国通販だと配送が遅い。万一の故障の際に保証関係が心配」と考える人も安心して購入ができます。ただし、安いのは中国通販ですけどね。サブ機としてはスペックも悪くなく、2万円強くらいで購入ができるのでおすすめです。

製品ページ(Amazon):
 CHUWI HeroBox
製品ページ(Banggood):
 CHUWI HeroBox
ウインタブ紹介記事:
 CHUWI Herobox - 使えるスペックのミニPCがもうすぐ発売されます!約200ドルと、とってもお手頃な価格です

2.AeroBox

CHUWI AeroBox
価格: 349ドル(約38,000円)
※予定価格
※5月24日現在、未発売

OS: Windows 10 Home
CPU: A9-9820
GPU: Radeon R7 350
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB SSD
サイズ: 不明

続いてはAMD CPU搭載のミニPCです。ただし、上に紹介したHeroBoxよりは明らかに大柄で、「コンパクト・デスクトップPC」と呼ぶほうがいいかもしれません。また、この製品は唯一「発売時期等がいまだに不明」なんです。それと、AMD製のCPU/GPUの型番について情報が非常に少なく、パフォーマンスがどの程度なのかもよくわかっていません。なので、この製品に関しては詳細情報が確認できたら改めてご紹介することにして、この記事では「こういうのもあります」ということにとどめさせていただきます。

CHUWI製品紹介ページ:
 AeroBox
ウインタブ紹介記事:
 CHUWI AeroBox - 低価格ながら外部GPUも搭載する、とってもコンパクトなデスクトップPCがもうすぐ発売されます

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3.LarkBox

CHUWI LarkBox
価格: 199ドル(約21,500円)
※予定価格
※5月下旬よりINDIEGOGOにてクラウドファンディング予定

OS: Windows 10 Home
CPU: Celeron N4100
RAM: 6GB
ストレージ: 128GB eMMC
サイズ: 61 × 61 × 43 mm / 127 g

LarkBoxはこの記事中でダントツに小型・軽量なミニPCです。しかし、スペックはそんなに悪くありません。CPUはHeroBoxと同じCeleron N4100ですし、RAMは6GB、ストレージもeMMCながら128GBあります。ただし、入出力ポートはかなり少なめです。Type-Cも含めUSBポートが3つ、HDMI、イヤホンジャック、microSDカードリーダーとなっていて、ノートPCならこれで十分なんですけど、ミニPCの場合「ディスプレイとキーボード、マウスの接続が必須」なので、それを考慮すれば「ちょっと足りないなあ」ということになってしまいます。

日本のユーザーは「スティックPC」というジャンルを知ってますので、このサイズ感にはそんなに驚かないと思いますが、スティックPCよりはスペックが高く、入出力ポートの数も多いので、実用性は高いと言えます。個人的には「199ドルならHeroBoxのほうがいいかな。そこまで小さいサイズでなくてもいいし」とは思います。ただ、クラウドファンディングでの当初価格が150ドル以下になりそうなので、その価格なら激安と言えますね。

CHUWI製品紹介ページ:
 LarkBox
ウインタブ紹介記事:
 CHUWI LarkBox - 手のひらサイズのミニPCが5月下旬にINDIEGOGOでクラウドファンディング開始!激安価格です!

4.CoreBox

CHUWI CoreBox
価格: 349ドル(約38,000円)
※予定価格
※5月下旬より米国Amazonを皮切りに順次発売予定

OS: Windows 10 Home
CPU: Core i5-5257U
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB M.2 SSD
サイズ: 173 × 158 × 73 mm / 805 g

ラストは「旧世代のCore i5」を搭載するミニPCです。この製品もLarkBoxはもちろんのこと、HeroBoxよりも大型なので、「コンパクト・デスクトップPC」と呼ぶほうがいいかもしれません。ただ、あえて旧世代のCore iプロセッサーを使い、そのぶん価格を低く抑えるという手法は、個人的には好ましいと思っています。これでもCeleronなんかよりは高性能なわけですし。また、RAMはデュアルチャンネルという記載があり、「4GB × 4GB」という構成なので、増設(換装)は可能です。また、ストレージも2.5インチの空きスロットがありますので増設できます。

この製品、メインマシンとしても十分使えるんじゃないか、と思います。私の場合、自宅ではほぼミニPCだけを使って仕事をしていますが、自宅でも(かなり頻度は低いですが)メインのノートPCを引っ張り出して使う、というケースもあります。しかし、もし自宅にCoreBoxがあれば、そういうこともないだろうなあ、とは思いますね。

価格のほう、CHUWIからの第一報では「299ドルの予定」とのことでしたが、残念ながら昨日受け取ったメールでは349ドルになった、とのこと。日本円だとおよそ38,000円ということになりますが、スペックを考えればまあ悪くはないかな、と思います。

CHUWI製品紹介ページ:
 CoreBox
ウインタブ紹介記事:
 CHUWI CoreBox - 旧世代のCore i5を搭載するミニPC、これならメインマシンとしても使えそう!?

5.ニーズが決まれば選びやすい?

これら4製品のうち、どれが一番いいのか、というのは人それぞれだと思います。ただ、ニーズが決まれば割と迷うことなく機種選びができるんじゃないか、と思います。製品情報が不十分なAeroBoxは別として、それ以外の3製品では、

・自宅で作成済み資料の手直しをする、Webで調べ物をする、通常のWeb品質で動画視聴をする:
 → HeroBoxかLarkBox

・仕事用もしくは趣味用に使うメインPC:
 → CoreBox

で、HeroBoxかLarkBoxか、という点については

・ストレージ拡張したい、NASとして使いたい、周辺機器接続余地が欲しい:
 → HeroBox
・とにかく小さい方がいい、安いほうがいい:
 → LarkBox(INDIEGOGO)

ということになると思います。また、現時点だとHeroBoxのみ日本のAmazonで購入ができます。CHUWIは日本のAmazonに自社出店していますので、この先CoreBoxとLarkBoxも日本のAmazonで発売される可能性は高いと思いますが、購入できるようになるまでに少し時間がかかるでしょう。

いかがでしょうか?冒頭に書かせていただいたとおり、これらのミニPCは、CoreBoxのような高性能機もありますが、基本的には「すでにノートPCを使っている人が2台めのPCとして購入する」ような製品かな、と思っています。また、自宅用のファイルサーバー(NAS)としてこれらの製品を検討されている人もいると思います。いずれもコスパに優れた製品で、OSのライセンスも心配いらない(中華ミニPCの場合、実はこれがかなり重要)なので、CHUWI製品の中から購入検討するのもいいんじゃないでしょうか。

6.関連リンク

CHUWI 日本語公式サイト

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