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Beelink Gemini N50/N41 - よりスリムなデザインになった良スペックの中華ミニPC、価格もお手頃!

Beelink Gemini N50/N41
ミニPC/TV Boxを手がける中国のメーカー「Beelink」から新しいミニPCが登場です。「Beelink Gemini N50/N41」という製品なのですが、名称は先日紹介記事を掲載した「Beelink Gemini X」に似ているものの、Gemini Xシリーズとはかなり異なる構造になっています。ミニPCというのはジャンルとしては「デスクトップPC」の範疇となりますが、ウインタブでは中華のミニPCをおすすめしています。その理由として「低価格であること」と「ノートPC、特にモバイルノートPCをメインPCに据えている人のサブマシンとして優秀」というのがあります。実際私はメインPCが13.3インチの「ThinkPad 13(残念ながら廃番)」なのですが、中華ミニPCである「VORKE V1 Plus」を自宅でデスクトップマシンとして愛用しています。

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1.スペック

Beelink Gemini N50/N41
Gemini Xと同じく、CPUはGemini Lake世代のものが搭載されますが、Gemini Xがデスクトップ用の型番であるのに対し、N50/N41はモバイル用の型番です。N50とN41は搭載されるCPUが異なるほか、RAM、ストレージ構成が異なります。

N50: Pentium N5000/RAM8GB/128GB SSD
N41: Celeron N4100/RAM6GB/128GB SSD
N41: Celeron N4100/RAM4GB/64GB eMMC

このようにN50は単一スペック、N41は2つのバリエーションが存在します。予算次第ではありますが、ウインタブ読者の場合「どう考えてもN50」という結論になるかも知れないですね。N50であれば一般的なオフィス系の作業なら十分にこなせるでしょうし、N41の上位モデルの方もRAMとストレージ構成に結構な余裕がありますので、比較的PC負荷の小さい作業をするのであれば十分に使えると思います。

Beelink Gemini N50/N41
ただし、ちょっと注意したい点があります。後述しますがこの製品はGemini Xよりもかなりスリムな筐体になっていて、M.2スロットを備えているものの、画像に「Built-in 128GB SSD」と記載されていることを考えると、このM.2 スロットは購入時点で「空き」ではなく、SSDモデルの場合はすでにSSDが装着されているものと思われます。また、eMMCモデルのほうはM.2スロットが「空き」になっているんでしょう。

ということは、購入後にストレージを拡張する場合、DIYでの作業は可能なものの、「増設」ではなく「換装」とせざるを得ないと思われます。記事の冒頭にちらっと書いたとおり、「サブPC」として使うのであればストレージは128GBあれば大丈夫だと思いますが、メインPCとして使う場合は、使い方によっては不足感があるかもしれません。

入出力ポートは非常に充実しています。もちろんデスクトップPCの範疇に入る製品なので、当たり前といえば当たり前なんですけど、コンパクトなサイズに4つのUSB 3.0ポート、2つのHDMIというのは高く評価できると思います。ちなみにこのポート構成はより大型サイズのGemini Xと同じです。

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サイズの方はかなりコンパクトで、特に高さが2センチというのは立派だと思います。ミニPCの場合、ブラケット(金具)を使ってディスプレイの背面にセットすることも多いので、スリムタイプであるというのは歓迎したいところです。

2.筐体

Beelink Gemini N50/N41
geekbuyingの製品ページを確認すると、N41のほうはトップ画像にあるように「ブラック」の筐体色ですが、N50のほうはキレイなブルーです。デザインとしては一般的なミニPCとなりますが、前面に「Connect to wonderful life」って書いてるのがいいですね!

Beelink Gemini N50/N41
ポート配置です。画像上には電源ボタン、DC-IN、HDMI × 2、リセットボタンがあり、画像下には(通気口の下に)SDスロット、USB 3.0 × 4です。どうでもいいんですけど、Beelink製品というのは「ブラックなど濃い筐体色に赤の電源ボタン」というのがデザインアクセントになってまして、このデザインのファンも存在します(私です)。

Beelink Gemini N50/N41
筐体はCNC加工の金属製(おそらくアルミ合金)です。また、エッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施されていますので、ミニPCという、あまりデザインが重視されないジャンルながら、美しく高い質感に仕上げられています。

Beelink Gemini N50/N41
ブラケットも付属します。形状が少し特殊ですが、おそらくVESA規格に合うネジ幅(ネジ穴の幅)になっていると思われます。

3.価格など

Beelink N50/N41は中国の通販サイト「geekbuying」でプレオーダー中で、9月21日現在の価格は下記のとおりです。

N41(4GB/64GB): 199.99ドル(23,130円)
N41(6GB/128GB): 229.99ドル(26,600円)
N50(8GB/128GB): 319.99ドル(37,009円)

メインPC的に使っていくのならN50が長い目で見て一番いいかな、と思います。でも、N41の6GB/128GBモデルは一段とコスパが高いですよね。Gemini Lake世代のCeleronやPentiumは前世代Apollo Lakeと比較して30%程度の性能アップを果たしていると言われますが、それでもCore i3と比較すると歴然たる差があるはずです。ただし、ExcelやWord、Webブラウジングや簡単な画像加工(リサイズやトリミング、明るさや色の補正など)などをする分にはストレスを感じないくらいの実力はありますし、SSDモデルであればシステムやアプリの起動やデータ転送などもかなり快適になると思います。なので、サブPCとして使うのはもちろん、ライトユーザーのメインマシンとしてもいい選択になると思います。

4.関連リンク

Beelink Gemini N50:geekbuying
Beelink Gemini N41:geekbuying

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