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AOKZOE A1 Pro - Ryzen 7 7840U搭載のゲーミングUMPC、ハイビームが国内予約販売を開始!思ったよりもかなり安い!

AOKZOE A1 Pro
株式会社ハイビームがゲーミングUMPC「AOKZOE A1 Pro」の国内予約販売を開始しました(発売日は8月上旬)。AOKZOE A1 ProについてはINDIEGOGOにてクラウドファンディングされた際に紹介記事を掲載済みですが、ハイビームが取り扱うこととなり詳細スペックと価格が判明しましたので、改めてご紹介します。

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…それと、おそらくこの製品の購入検討をする際に比較対象となるであろう「ASUS ROG Ally」とのスペック比較もしてみます。

なお、AOKZOE A1 Proの製品概要についてはこちらの記事をご参照ください。
AOKZOE A1 Pro - 最新CPUのRyzen 7 7840Uを搭載する8インチゲーミングUMPC、クラウドファンディング開始です!

1.AOKZOE A1 Pro スペックなど

スペック表

  AOKZOE A1 Pro
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 7840U
外部GPU
RAM 16GB/32GB(LPDDR5X 6400)
ストレージ 1TB/2TB SSD(PCIe4.0 ×4接続)
ディスプレイ 8インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ
ネットワーク Wi-Fi6E、Bluetooth 5.2
入出力 USB4 Type-C、USB3.1 Type-C、USB3.0 Type-A、オーディオジャック、microSDカードリーダー
バッテリー 65Wh/17,100Wh(3.85V)
サイズ 285 × 125 × 21-40 mm
重量 729 g

(参考)ROG Ally スペック

  ROG Ally RC71L
OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen Z1/Z1 Extreme
外部GPU なし
RAM 16GB(LPDDR5-6400, オンボード)
ストレージ 512GB SSD(PCIe4.0 ×4接続)
ディスプレイ 7インチ(1,920 x 1,080)タッチ、120Hz
ネットワーク WI-Fi 6E(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.1
入出力ポート USB3.2 Gen2 Type-C、ROG XG Mobileインターフェース、microSDカードリーダー、オーディオジャック
バッテリー 40 Wh(約10.2時間)
サイズ 280.0 × 111.38 × 21.22-32.43 mm
重量 608 g

コメント

ゲーミングUMPCの筐体は「パッと見」だとよく似ています。しかし、AOKZOE A1 ProとROG Allyではディスプレイサイズが異なり、よって筐体サイズも異なります。また、ディスプレイのアスペクト比も異なっており、ROG Allyが16:9であるのに対しAOKZOE A1 Proは16:10です。また、リフレッシュレートはAOKZOE A1 Proが非開示、ROG Allyが120Hzです。視認性がいいのはAOKZOE A1 Pro、サイズが小さく携帯に便利なのがROG Allyということになりますね。どちらがいいかは人それぞれだと思います。

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搭載CPUも異なります。ただし、いずれもZen4アーキテクチャで内蔵GPUはRDNA3アーキテクチャなので、型番体系がぜんぜん違うものの、基本設計自体はあまり大きく変わりません(特にRyzen Z1 ExtremeとRyzen 7 7840Uはコア数/スレッド数/基本周波数/ターボ周波数が同じです)。Ryzen Z1 ExtremeについてはPC Watchに詳しい説明がありましたので、興味のある人はこちらもご覧ください。

「ROG Ally」に採用されている「Ryzen Z1」の詳細が明らかに

ROG Allyのウインタブの実機レビューでのベンチマークスコアとハイビームにあるAOKZOE A1 Proの製品ページに記載されているベンチマークスコアを比較すると、AOKZOE A1 Proのほうが少し高いスコアになっていますが、CPU Monkeyが公開しているベンチマークスコアでは両CPUは全く同じでした(どこまでしっかり検証されているのかはわかりませんけど…)。…まあ、互角と考えていいんじゃないですかね?あとは双方でTDPの変更がどこまで可能か、ということになると思います。

RAMとSSDの容量についてはAOKZOE A1 Proのほうが選択範囲が広いです。ROG Allyは16GB/512GBのみの設定になっていますが、AOKZOE A1 Proは(日本仕様の場合)32GB/2TBまでの大容量モデルも用意されています。ぶっちゃけ512GBだとWindowsのPCゲームをたくさんインストールすると容量が不足することもあります。

AOKZOE A1 Pro
入出力ポートは明らかにAOKZOE A1 Proのほうが多いです。これ、ゲーム専用機としてだけでなく、周辺機器を接続してミニPCのようにして使う際には使いやすさに差が出ると思います。

また、バッテリー容量の差も無視できません。45WhのROG Allyに対し、AOKZOE A1 Proは65Whと結構な違いがあります。高負荷でゲームをする場合、ROG Allyの場合は1時間弱程度(ウインタブの実機レビューベース。TDPを落とせばもっと長くプレイできます)でしたが、AOKZOE A1 Proはもっと長くプレイができそうです。ただし、ウインタブとしては実機をレビューしたROG Allyと、レビューをしておらず、今後もレビューする予定がないAOKZOE A1 Proの「駆動時間公称値(ハイビームの説明)」を比較してとやかく言うのはフェアではないと思っていますので、これ以上のコメントは控えます。

あとはサイズですね。タテ・ヨコ・厚さについてはディスプレサイズが異なる割に差はそれほど大きくはありません。ただし、重量は100 g以上の差がありますので、携帯に便利なのはROG Allyのほう、と考えていいでしょう。

2.AOKZOE A1 Pro 価格など

AOKZOE A1 Pro
AOKZOE A1 Proはハイビーム公式オンラインストアで予約販売(先々行予約)中で、6月26日(月) 11:59までの期間、RAM32GBが10,000円OFFとなります。それを踏まえた価格は下記のとおりです。

・RAM16GB/1TB SSD:119,800円
・RAM32GB/1TB SSD:139,800円
・RAM32GB/2TB SSD:149,800円
 ※税込み価格

ハイビーム、相当頑張ったと思います。この価格はクラウドファンディングでの早割価格よりは少し高いですが、6月17日現在のINDIEGOGOの販売価格よりもずっと安くなっています。また、ROG Ally(Ryzen Z1 Extremeモデル)の価格は109,800円ですが、RAM16GB/512GBという容量であることを考慮すればAOKZOE A1 Proに割高感は全くありません。

メーカーとしての信頼性はどう考えてもASUSのほうが上だとは思いますが、ハイビームも製品保証やアフターサービス(保証対応だけでなく、製品破損などの故障時の修理対応)がしっかりしていますので、並行輸入品を購入するよりもずっと安心できます。

どっちがいい!ということは言えませんが、どっちにするか悩む人が多いだろうなあ、とは思いますね…。

3.関連リンク

AOKZOE A1 Pro:AOKZOE公式サイト
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コメント

  1. 匿名 より:

    Ryzen7 7840UとZ1 extremeの違いは、AI用のハードウェアアクセラレーターであるRyzen AIの有無ですね
    このAIアクセラレーターはそれなりのダイサイズを取っていると思われますので、それがないZ1 extremeは比較的安価に流通するのではないでしょうか?