HPがノートPC「ProBook 460 G11」を発売しました。ProBookというのはHPの法人向けPCブランドで、EliteBookのひとつ下、「ミドルレンジ」という位置づけです(HPの法人向けPCは個人顧客も普通に購入ができます)。また「ProBook 465 G11」という同一筐体のAMD CPU搭載モデルもありますので、465 G11についてもこの記事で一緒にご紹介します。
1.製品概要
スペック表
ProBook 460 G11/465 G11 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 125U/Core Ultra 7 155U AMD Ryzen 5 7535U/Ryzen 7 7735U |
外部GPU | なし |
RAM | 460:8GB/16GB/32GB(DDR5-5600、最大32GB) 465:8GB/16GB(DDR5-4800、最大32GB) |
ストレージ | 460:256GB/512GB/1TB SSD(PCIe NVMe) 465:256GB/512GB SSD(PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 16インチ(1,920 × 1,200) |
ネットワーク | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C(20Gbps、映像出力・PD対応)× 2、USB Type-A(5Gbps)× 2、HDMI2.1、LAN(RJ45)、オーディオジャック ※465 G11のUSB Type-Cは10Gbps |
カメラ | Webカメラ(FHD) |
バッテリー | 56 Wh(最大13/Mobile Mark 25) |
サイズ | 359.4 x 251.0 x 10.9-17.0(突起部含まず)mm |
重量 | 1.84 kg~/1.818 kg |
バリエーションモデル
460 G11
・Home/Ultra 5/8GB/256GB
・Pro/Ultra 5/8GB/256GB
・Pro/Ultra 7/8GB/256GB
・Pro/Ultra 7/16GB/512GB
465 G11
・Pro/Ryzen 5/8GB/256GB
・Pro/Ryzen 5/16GB/512GB
・Pro/Ryzen 7/16GB/512GB
※左からOS/CPU/RAM/SSD
※460 G11は注文時のカスタマイズに対応、465 G11は非対応
コメント
OSは基本Pro版ですが、460 G11ではHome版も選択できます。CPUは460 G11がCore Ultra 5 125U/Core Ultra 7 155U、465 G11がRyzen 5 7535U/Ryzen 7 7735Uで、460 G11のほうが新しく、AI処理チップNPUを内蔵する型番になっています(その分465 G11のほうが安価です)。
RAMは460 G11/465 G11とも2スロットあり、460 G11は注文時の容量カスタマイズが可能です。なお、この際に16GBで「16GB×1」と「8GB×2」を選べますが、8GB×2のほうがパフォーマンスが高くなります(特にグラフィック性能)ので、将来的に16GBよりも大きくしたい場合(この製品は最大で32GBまで搭載可能です)は16GB×1でいいと思いますが、16GBのまま使い続ける予定なのであれば8GB×2にしておくほうがいいでしょう。なお、465 G11のRAM16GBモデルはすべて「8GB×2」です。SSDは460 G11で容量カスタマイズが可能、最大で1TBにすることができます。
ディスプレイは16インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)です。上位モデルのEliteBookシリーズよりも輝度が低い(300cd/m²。EliteBookシリーズは400cd/m²)ので、おそらく「ワンランク下」の液晶パネルなのだと思います。
天板です。HPのロゴはプレミアムタイプではなく、「よく見かける」普通のロゴです。筐体素材は大部分がリサイクルアルミニウムです。また、MIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性を備えています。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「HP Premium Keyboard(電源ボタン搭載)、防滴機能付き、キーピッチ:18×18mm、キーストローク:1.5mm、JIS標準準拠・OADG準拠配列、テンキー」と開示されています。
入出力ポートの配置です。この画像は460 G11のものですが、465 G11も同じ配置ながらUSB Type-Cポートがデータ転送速度20Gbpsではなく10Gbpsとなります。USBポート4つ、HDMIポート、有線LANポートとビジネス用として充実した構成になっています。ただし、SD(microSD)カードリーダーはありません。
なお、HPの法人向けPCに搭載されているセキュリティ機能については「HP Wolf Security for Business (HP Sure Sense、HP Sure Start 、HP Sure Click、HP Sure Run、HP Sure Recover、HP Sure Admin、HP BIOSphere、HP Secure Erase(NIST準拠))」が搭載されており、これを見る限りEliteBookシリーズとほぼ同等の内容になっていると思います。
2.価格など
HP ProBook 460 G11/465 G11はHPオンラインストアで販売中で、10月27日現在の価格はIntel版の460 G11が130,350円から、AMD版の465 G11が109,780円から、ですがHPの法人向けPCは購入時に送料3,300円がかかります。一方でウインタブ読者クーポンが使えますので、この価格から4%OFFで購入できます(130,350円のモデルであれば送料込みで128,436円になります)。
価格は全般にAMD版の465 G11のほうが安いですね。しかし、Core Ultraを搭載する460 G11も捨てがたい…。EliteBookシリーズよりも価格が数万円安く、460 G11については注文時のカスタマイズも可能、HP法人向けPCならではの強力なセキュリティ機能と、仕事用のスタンダードノートとして非常に魅力的な製品だと思います。
3.関連リンク
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HP ProBook 460 G11 製品詳細
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2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。