HPの「ゲーミングPC新製品説明会」に行ってきました!市場を睨んだブランド展開と製品投入の説明が面白かった!

公開日: : HP ,

HPの新製品説明会
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPは7月12日に新しいゲーミングPC(デスクトップPC、ノートPC、周辺機器)を発表しました。都内で説明会があり、参加させてもらいましたので、簡単にご報告します。発表された新製品のうち、ウインタブの守備範囲となるのは「Pavilion Gaming 15」と「OMEN by HP 15」そして、いくつかの周辺機器なのですが、個別製品の紹介は別記事とさせていただきます。その前に、HPの説明がとてもおもしろかったので、その内容を読者のみなさんに少しでもお伝えしたいと思います。

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1.PavilionとOMEN

ご存知の通り、HPのパソコンには「製品ブランド」が使われています。プレミアムラインには「Spectre」「ENVY」、ボリュームゾーン(エントリースペックからハイスペックまで幅広い範囲をカバー)には「Pavilion」、そしてゲーミングには「OMEN」という具合です。

実は説明会の名称は「新ゲーミングブランド発表会及びゲーミングPC新製品説明会」となっていまして、製品ブランドに関する説明もあったんです。

HP Pavilion Gaming 15
こちらは7月12日に発表された新製品のひとつ「Pavilion Gaming 15」です。そう、「Pavilionなのにゲーミング」です。この製品の前身機は「Pavilion Power 15」なのですが、厳密には「前身機」とは言えないかもしれません。現時点で併売されていますから。

Pavilion Power 15はウインタブでも実機レビューしたことがあり、ゲーミングノートと言っても差し支えないくらいのスペックと性能を持つ製品ですが、筐体はスタンダードノートのPavilion 15とほぼ同じものが使われていました。しかし、Pavilion Gaming 15は全くの新筐体が採用され、明らかにゲーミングノートらしさを強めています。というか、少しおとなしめの外観ですが、しっかりゲーミングノートです。

PavilionとOMEN
「Pavilion Gaming」という名称の製品は以前も存在したと記憶していますが、この説明会で「Pavilion Gaming」というのは新たな製品ブランドである、ということが発表されています。実際、ノートPCだけでなく、デスクトップPCでもこの製品ブランドを冠する新製品が2機種発表されました。

で、Pavilion GamingというのはゲーミングPCの裾野を広げるための「入り口」的な位置づけ、OMENは「eSportsのアスリート」が納得するようなハイエンドのゲーミングPCである、という位置づけになります。

PavilionとOMEN
「OMENを買おうとしたら、あまりにもコワモテなんで家族の大反対にあって購入をあきらめた」とか「すいません、OMENの赤いイルミネーションは消せないんですか?という問い合わせがよくある」とかの逸話はHPでもよく把握しているようで、OMEN一本ではなく、ライトゲーマーやコンテンツクリエイターも快適に使えるような役割をPavilion Gamingに期待しているとのことです。

PavilionとOMEN
そして、これも面白いスライドだと思いました。ゲーマーのセグメントとして「エンスージアスト層(ゲーミングにかける支出が年間で1,200ドル以上」「パフォーマー層(同じく800ドル~1,200ドル)」そして「メインストリーム層(同じく800ドル未満)」の3つがあり、OMENのターゲットにはエンスージアスト層とパフォーマー層を、Pavilion Gamingのターゲットにはメインストリーム層(人数比率はこの層が最も多い)を意識していくということです。

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それと、もう一つ気になったのが、Pavilion Gamingは「AAAタイトルが快適にプレイできるように設計」、OMENは「AAAタイトルが高画質で快適にプレイできるように設計」と言い切っていたことです。Pavilion Gaming 15に搭載されるGPUはGeForce GTX1050もしくは1050Tiですから、HPは「普通に遊ぶのであればGTX1050でも十分快適なはず」と考えているということですね。

また、「高画質」という表現も、一般的なPCの利用シーンではなく、あくまでも「ゲーミングでの高画質」となります。Pavilion Gaming 15には4Kディスプレイ(3,840 × 2,160)の設定がありますが、OMEN(新製品の15.6インチ)にはこの解像度の設定がなく、FHD解像度にとどまるかわりにリフレッシュレート144Hz + G-Sync対応となります。つまり、ゲーミングPCの「高画質」というのは解像度<リフレッシュレートやG-Syncである、ということです。

ではなぜPavilion Gaming 15のみに4Kディスプレイを設定したのか?というと「コンテンツクリエイターが利用することを想定」しているからです。さすがにHPだけあって、製品ブランドごとのターゲットユーザーの絞り込みがすごい、と思いました。

2.コンパクト化とエアフローへのこだわり

OMENのコンパクト化
PAvilion Gamingのコンパクト化
OMEN by HP 15は従来モデルに比べかなりコンパクトサイズになりました。また、Pavilion Gaming 15はPavilion Power 15に比べ狭ベゼル化を実現しています。そして、サイズの説明と合わせ、HPが非常に強くアピールしていたのが「エアフローの改善」です。もちろん他の点についてもいろいろと説明していただいたのですが、なにしろエアフローです。この説明が最も印象に残りました。ゲーミングPCって「冷却」がすごく重要なんですね。

Pavilion Gaming 15の冷却ファン
OMEN by HP 15の冷却ファン
Pavilion Gaming 15は冷却ファンの配置変更および通気口の大型化、またOMEN by HP 15は冷却ファンのパーツ変更と通気口の大型化により、筐体をコンパクト化してもエアフローはむしろ改善されているということです。

そう言えば、CPUとかGPUに関する説明は本当に「サラッ」と終わっちゃったんですよね。私達ユーザーが、「まずCPUとGPUだ!」って思うのとはちょっと違いました。また、今回の新製品に本当のハイエンド「OMEN X」が含まれていなかったせいもあると思いますが、Core i9の搭載は見送られています。メーカーさんの発想(どこを最重視するのか)というのは、私達ユーザーとは少し視点が異なるのかもしれませんね。説明会を振り返ってみると、やはり「筐体構造」にかなりのウエイトが置かれていたと思います。

もちろん他にもいろいろな説明がありました。筐体構造だけじゃありませんでした。ただ、それらについてはこの後掲載するつもりの新製品(Pavilion Gaming 15とOMEN by HP 15)紹介記事で触れます。

この記事は、なんだか私の感想文というか、「説明会の思い出」みたいな内容になってしまいましたが、個人的にはとっても面白かったですし、しっかりした市場分析と製品戦略を聞くことができましたので、とても有意義でした。

3.関連リンク

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Comment

  1. 匿名 より:

    私見ですけど大手ノートPCを好むゲーマーは実性能を重視するようなイメージですね

    そもそも論としてPCゲーマー全体の傾向としてハード限定でリテラシー平均値が相当に高め
    表面上のスペックを並べてお買い得感を出す手法は一般人と比べると通用しにくい

    実直に冷却重視でスペックを余すこと無く発揮させた方が
    コストパフォーマンスがあるという大手の訴訟に共感していると予想

    4Kの話はなるほど!という感じでした
    (ゲーマーにとってはあまりにも敷居が高すぎて)
    訴訟力が無いイメージだったので

  2. なお より:

    >「OMENを買おうとしたら、あまりにもコワモテなんで家族の大反対にあって購入をあきらめた」とか「すいません、OMENの赤いイルミネーションは消せないんですか?という問い合わせがよくある」

    オーメンである以上、怖くなるのはしかたないことですw

    4Kディスプレイはゲーマーにとって(現状では)不必要なことで
    ゲーミングマシンには強力なGPUが積んであるからといって
    安易に積むのは考え物で
    情報が増えた場合、当然ながら応答速度にも影響してしまうからです

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