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ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E レビュー - 15.6インチでコンパクトサイズのゲーミングノート、もちろんCoffee Lake搭載(実機レビュー)

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の最新ゲーミングノート「GALLERIA GCF1060GF-E」の実機レビューです。実はこのレビューに先立ち、この製品とまったく同じ筐体を使用している「GALLERIA GCF1050TGF-E」という製品のレビューもしています。スペックでは今回のGCF1060GF-Eのほうが上なんですけど、GCF1050TGF-Eのほうもハイスペックマシンであることには変わりなく、したがってウインタブが重視している「筐体の外観」とか「普段使いの使用感」にほとんど差がありません。そのため、記載がかなり重複してしまうかもしれません。できましたら、下記のGCF1050TGF-Eのレビュー記事と合わせてご覧いただければ、と思います。
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E レビュー - Coffee Lake搭載の薄型・軽量ゲーミングノート、これは絶対欲しい!(実機レビュー)

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とはいえ、ウインタブにとってははじめての「Coffee LakeのCore i7(Core i7-8750H)」搭載機となりますので、ベンチマークテストなどをしっかりやってみたいと思います。

1.スペック

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E スペック表
ではまず、スペック表を確認してみましょう。ドスパラはBTOパソコンを販売していますので、構成をカスタマイズすることができます。OSは標準ではWindows 10 Homeですが、注文時にPro版を選択することができます。CPUはCoffee Lake世代のCore i7-8750Hが搭載されます。このCPUは同じくCoffee Lake世代のCore i5-8300Hと並んで、今後はゲーミングノートに搭載される主力CPUという位置づけになるはずです。ただ、まだこのCPUを搭載する製品は出揃っていませんし、記事の冒頭で書いたようにウインタブでもこれまで実機使用経験がありません。それだけにこの製品がどのくらいのパフォーマンスを叩き出してくれるのか楽しみなところです。なお、CPUはカスタマイズ項目ではありません。

GPUはGeForce GTX1060です。こちらもカスタマイズはできません。この製品と同じ筐体を使っている「薄型GALLERIA」の兄弟機、GCF1050TGF-Eとの相違点はCPUとGPUです。というかこれだけです。GCF1050TGF-EはCore i5-8300H/GTX1050Ti、GCF1060GF-EはCore i7-8750H/GTX1060という組み合わせです。ここだけ見るとGCF1050TGF-Eはエントリー、GCF1060GF-Eはミドルクラスのゲーミングノートということになりますが、GCF1050TGF-Eは「もはやCore i5のスコアではない」くらいの性能がありましたので、従来のエントリーとかミドルといったくくりは適切ではないかもしれません。

RAMとストレージはバリバリのカスタマイズ項目です。RAMは最大で32GBまで増量できますし、面白いことに4GBに減量することもできます(その場合、価格が安くなります。ウインタブではおすすめしません)。ストレージはM.2 SSDと2.5インチのSSDもしくはHDDの2基を搭載可能で、標準構成だと250 GB M.2 SSD + 1TB HDDとなり、これをSSD + SSDにしたり、逆にHDDのみにしたり(最小構成だと1TB HDDのみ。安くなりますが、これもおすすめしません)といったカスタマイズが可能です。

ディスプレイは15.6インチでFHD解像度となります。ドスパラではディスプレイ形式(IPSかTNか)について開示していませんが、この製品のディスプレイはIPS(またはIPS相当)で間違いないと思います(後述します)。

入出力ポートは「薄型軽量でもGALLERIA」ですね。充実しています。USBは合計4つ、映像出力系も3つ、もちろん有線LANポートもあります。複数の外部ディスプレイを接続しての多画面出力も可能です。ただし、有線・無線ともLANアダプターはKILLERではありません。

サイズについて、15.6インチで横幅360 mmというのはスタンダードノートとして見ても最小クラスです。また、厚さは27 mmとなっていますが、これは「最厚部」で、実際に手にとった感じでは27 mmという感じはしません。ずっと薄く感じます。また、重量2.0 kgというのはゲーミングノートらしからぬ軽量ぶりです。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E システム構成
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E ストレージ構成
レビュー機のシステム構成です。ほぼ「標準仕様(カスタマイズによる変更点なし)」でしたが、OSのみPro版になっていました。「Core i7-8750H/GTX1060/RAM8GB/250GB SSD + 1TB HDD」という構成ですね。

2.筐体

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 本体とACアダプター
通常の購入だと取扱説明書やスタートアップガイドなどが付属するはずですが、お借りした製品にはペーパー類は付属しておらず、本体とACアダプター、電源ケーブルのみが入っていました。ACアダプターはゲーミングノートらしく大型サイズになっていて、重量は661 g(電源ケーブル含む)でした。ちなみにGCF1050TGF-EのACアダプターの重量は585 gだったのですが、外観上の差は感じられませんでした。個体差というには少し大きめですが、真相はよくわかりません。

6月14日追記:
ACアダプターの重量について、ドスパラより下記のご案内をいただきました。
「外観はほぼ同じですが、GCF1050TGF-Eは120W、GCF1060GF-Eは150Wとなっており、容量が異なります。そのため中身の部品重量が異なり、重量に差が出ています」

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 天板
天板はロゴマークもない、完全な無地です。筐体素材はアルミ合金とプラスティックだと思います。そして、おそらく天板はアルミですね。なお、画像左下にLEDインジケーターがついていますが、このLEDはヒンジ開口時にキーボード面右上に表示されます。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 天板2
天板が無地だと書きましたが、よく見るとこのように細かいストライプ状の模様があります。実物はけっこう高級感がありますよ。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 底面
底面です。この面はプラスティック製でした。大きな通気口がありますが、GALLERIAについていることがあるサブウーファーはありません。また、メンテナンス用ハッチもついていませんし、バッテリーも着脱式ではありません。画像下側の左右にステレオスピーカーがあります。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 右側面
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 右側面2
右側面です。この製品は通気口がたくさんありまして、左右の側面にも通気口がついています。右側面のポートは画像左からUSB 3.0 × 2、SDスロットとなります。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 前面
前面にポート類はありませんが、中央に線状にLEDライトがあります。一種のステータスインジケーター(スリープ時にヒンジを閉じていると点滅したりします)の役割があるようなのですが、どちらかと言うとデザイン上のギミックという性格が強いと思います。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 左側面
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 左側面2
左側面です。画像の一番左にあるのがセキュリティロックスロット、大きな通気口を挟んで有線LAN、USB 2.0、マイクジャック、ヘッドフォンジャックです。こうしてみると通気口が目立つものの、なかなかスリムですよね。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 背面
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 背面2
ゲーミングノートには背面にポート類を配置しているものが多いですが、この製品もそうです。主に映像出力系のポートがあります。画像左からMiniDisplayPort × 2、HDMI、USB Type-C、そしてDC-INです。また、通気口も大きめなものが2つありますが、これでもゲーミングノートとしては目立たないほうです。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E キーボード
キーボードです。デフォルト状態ではレインボーカラーのバックライトが点灯していますが、バックライト設定用ユーティリティソフトがプリインストールされていて、色は変更できますし、もちろんバックライトをオフにすることも可能なので、ゲーム以外、たとえばビジネス利用時でもそんなに目立たずに使うことが可能です。それと、イルミネーション(バックライトが流れるように点滅したり、自動的に色を変化させたりする機能)の設定もできます。

また、このキーボードは「光学式スイッチ」を採用しており、打鍵感はメカニカルキーボードに非常に近いものでした。先日レビューしたGCF1050TGF-Eと全く同じで、とても打鍵感のいいものです(後述します)。

それと、キーボード面左右の余白(余地)が狭く、この製品のコンパクトさを実感できます。なお、キーピッチは手採寸で約19 mmあり、十分な余裕があります。あと、意外に重要な話として、この製品のWindowsキーは左側にあります。GALLERIAファンはガッカリ(GALLERIAのWindowsキーは誤押下防止のため、右側にあることが多いです)かもしれませんが、普通の人にはありがたいかもしれません。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E キーボード2
ノートPCとしてはちょっと珍しいと言いますか、キーボードは「アイソレーションタイプ」ではありません。「アイソレーション」の定義にもよりますが、少なくとも見た目はそうです。個々のキーが「独立した島」になっておらず、浮いたように取り付けられています。また、キートップは立体的な造形になっていて、「台形」のような少し変則的な形状で、キーの上部が盛り上がっています。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E
ヒンジを開口してみます。GCF1050TGF-Eのレビューの際も感じたのですが、この筐体、ゲーミングノートとして、というのではなく、もう少し広く捉えて「ノートパソコンとしてカッコいい」です。ちょっとハードというか、いかつい雰囲気を残しつつ、薄型軽量に仕上がっているので、男性向きかもしれませんが、高性能マシンという雰囲気が出ています。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 正面
正面から見てみます。このようにベゼル幅がかなり細くなっていまして、左右のベゼル幅は約7 mmでした。これはDELL XPS 13の4 mmよりは太いですが、ゲーミングノートとは思えないくらいです。当然これはデザイン性を高めることにも寄与しています。

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ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E ヒンジ最大開口
ヒンジの開口角度はそれほど大きくはありません。一部の「巨大なGALLERIA」だと180度開口が可能なものもあるのですが、この製品は「普通」です。実用性は十分だと思いますけどね。

3.使用感

ディスプレイ

ドスパラではこの製品のディスプレイ形式を開示していませんが、視野角が十分に広く、とてもTNの視野角とは思えません。明らかにIPS(IPS相当)だと思います。

発色については、GCF1050TGF-Eのときに感じたのとまったく同じです。手持ちの23.8インチIPS液晶のディスプレイと比較してみて、悪く言えば少しくすんで見えますが、それがむしろリアルですね。23.8インチのディスプレイが鮮やか過ぎて逆に不自然と感じられてしまいます。実は発色って、好みが出る項目だと思います。なので、使う人の好みに左右されると思いますが、個人的にはこのくらいのほうが目が疲れないし、ストレスもたまらないような気がしますね。

キーボード

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 設定アプリ
バックライトについてはプリインストールされている「GAMING CENTER」というユーティリティソフトを使えば、レインボーカラーではなく、単色に設定したり、W,A,S,Dキーだけ色を変えるなどのカスタマイズが可能です。この製品に限らず、ゲーミングノートにはバックライト色をレインボーカラーに初期設定しているものが見られますが、これってどのくらい需要があるんでしょうね?レインボーのまま使っている人はどのくらいいるんだろう…。

ちょっと脱線しますが、「GAMING CENTER」はバックライト色だけでなく、ファンの風量を設定したり、パフォーマンスモニターでシステムの状況を確認したりといったこともできます。

上のほうでも書きましたが、この製品のキーボードは光学スイッチです。打鍵してみると「青軸メカニカル」に非常に近い感覚です。もちろんストロークはかなり浅いのですが、ここのところメカニカルキーボードを採用しているゲーミングノートが増えつつありますので、それらに似ていて、「浅い青軸」という感じですね。

ただし、いいところばかりではないです。青軸ライクなので、打鍵音が大きくなります。静かな場所でこの製品を使うのははばかられるかもしれません。もちろんその代わり「気持ちいい」ですけどね。打鍵の様子を撮影してみましたので、参考にしてください。なお、途中でウインタブの準レギュラー(セキセイインコ)の声が入ってしまっています。「静かにしろ!」というのが通用しない相手ということもあり、どうかご容赦ください。

こんな感じで、リアルな青軸メカニカルよりは打鍵音は小さめですが、それでも結構パチパチいいます。使っていて気持ちがいいんで、私は好きですけどね。

キー配列は素直な部類だと思います。(初めてレビューしたGCF1050TGF-Eのときは)使い始めのうち、左のShiftキーがやや小さめで奥まった位置にあるように感じられ、多少ミスタイプしてしまいましたが、すぐに慣れました。あと、私はあまり使いませんが、右側にCtrlキーとAltキーがないというのは人によっては困るかもしれません。

スピーカー

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E Sound Blaster
この筐体、音質はかなりいいです。付属のソフトウェア「Sound Blaster Connect」によるところも大きいです。ゲームやミュージックなど、利用シーンに合わせた音質、またミュージックであればクラシック、ポップス、ロックなどのジャンルに合わせたレディメードのセッティングも可能ですし、マニュアルでの調整も可能です。

本格的に「じっくり音楽鑑賞する」のであれば外付けスピーカーがあったほうがいいと思いますが、通常利用というか、BGM程度に音楽を流しながら作業するという場合はこれで十分な品質だと思います。あと、やっぱりサブウーファーはついていないみたいですね。いやね、GCF1050TGF-Eのときも必死にそれを確認してみたんですが、なにせ重低音を受け持つ部品なんで、よくわからないんですよ。このレビューでは「ないもの」と考えていただければ、と思います。

バッテリー

すみません、今回のレビューではきっちり測定していません。ゲーミングノートのバッテリー稼働時間を測定するのは本来やりたくない(いい成績にならないのは明らかなので)のですが、この製品は薄型軽量ということで、ゲームだけでなく、画像加工等のクリエイティブ用途はもちろん、一般的な事務作業にも十分使えるサイズ感の製品だと思います。もしバッテリー稼働の状態でオンラインゲームをやり、その際のバッテリー稼働時間を測定したら、1時間とか、悲惨な結果になるのは間違いないと思いますが、そうではなく、非ゲーミングの際の稼働時間くらいはチェックしたいですよね。

GCF1050TGF-Eでのテストでは「ディスプレイ輝度100%でWebブラウジングや音楽鑑賞(30分程度)、簡単な画像加工、テキストライティングを断続的に90分行った結果、バッテリー消費は48%」となりました。単純計算だとバッテリー稼働時間は約3時間です。また、ディスプレイを暗くして、バッテリー節約に努めれば、公称値(4.6時間)に近づくのではないか、と結論づけました。

GCF1060GF-Eでもバッテリー稼働時間の公称値は4.6時間で変わりません。CPUとGPUのスペックがより高いので、その分バッテリー消費が早い、という可能性もありますが、このクラスの製品の場合、非ゲーミングの状態だと、CPUもGPUも半分寝ているようなものでしょうから、おそらくGCF1050TGF-Eとあまり変わらない結果になるだろうと思います。

筐体まわり

GALLERIAらしいと言いますか、薄型軽量であっても「頑丈」です。あくまで常識的な範囲ですが、キーボードを強打したり、筐体を少しねじってみたりしてもたわんだりしません。どういう使い方をするにせよ、「薄くて軽くて頑丈」な筐体に文句がある人はいないでしょう。

また、GALLERIA必殺の「クーラーブーストボタン(キーボード面の電源ボタンの横にあります)」もあります。このボタンを押したら瞬時にファンが最大風量になります。その際のファン音はGALLERIAとしては静かな部類だと思いますが、一般的なノートPCとしてはかなりの音量になります。非ゲーミング時にお世話になるボタンではありませんが、ゲーム中の「ここ一番」では強力な武器になってくれると思います。

上のほうにも書きましたが、この筐体はとにかくカッコいいです。私はこれまで何台もGALLERIAをレビューしてきましたが、ノートPCとして最も万人向けなカッコよさと言えるんじゃないでしょうか?超高性能マシンでありながら、ゲーミングノートっぽい押し出しの強さを抑えて、しかしそこはかとなくいかつさを残す薄型軽量筐体って、本当にカッコいいですよ!

4.性能テスト

では、このレビューのメインテーマと言える、「Coffee LakeのCore i7の実力を試しましょう。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E ドラクエベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 15,923
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 10,555
ドスパラ GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): 10,136
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 7,783
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E DDONベンチ
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 13,600
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 10,828
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 10,215
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 9,951
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 9,364
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 9,124
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 8,979
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 8,867
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 8,780
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 8,568
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 7,235
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 6,374
ドスパラ GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): 6,181
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 4,818

ドラクエベンチとドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチの結果を見ると「悪くはないが、しかし…」って感じですね。GTX1060搭載機として見れば上位に位置するということは言えますが、第7世代のCore i7-7700HQとGTX1060の組み合わせ(のPC)と比較して顕著にいい、とは言えません。オンラインゲームのベンチマークテストの場合、GPU性能のほうに引っ張られる傾向があるんでしょうか。当初「Core i7-8750Hならドラクエで2万点くらいは出るんじゃね?」と思っていましたが、そう甘くはないです。

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E 3D Mark
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 1,372、4,128、13,910
GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): –、4,014、11,109
GALLERIA QHF960HE(Core i5-4210M、GTX960M): –、3,680、10,771
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 1,104、3,119、10,037
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 437、1659、5,788
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア

3D Markについては、GTX1060搭載機としてはトップの成績ですが、ここでも「ぶっちぎり」とは言えません。期待が大きすぎたか?

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E PC Mark
参考:
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198

最後にGPUの型番があまりスコアに大きく影響しない、PCの総合性能テスト「PC Mark」のスコアです。ここでようやく納得の行くスコアになりました。参考データトップのGALLERIA MiniはデスクトップPC(CPUもGPUもデスクトップ用)です。それを上回って堂々の歴代トップとなりました。やはり、オンラインゲームのようにグラフィック性能がものを言うテストの場合、CPUとGPUの組み合わせで決まるのだなあ、ということがわかりますね。一方でCPUの単体性能が現れやすいPC Markでははっきりとした結果が出たと思います。

先にレビューしたGCF1050TGF-EのCore i5-8300Hもそうでしたが、やはりCoffee Lakeそのものの実力は第7世代のCPUよりも顕著に上なのだろうと思います。一方で、オンラインゲーム、あるいはグラフィック処理を重視する作業の場合、CPUとGPUを適切に組み合わせることが重要だと思います。個人的な意見ですが、GTX1050TiとかGTX1060くらいまでならCoffee LakeのCore i5-8300Hでも十分なバランスになるように思います。Core i7-8750Hだと、GTX1060から1070、あるいは1080くらいまでを視野に入れて組み合わせたほうがしっかり結果が出るのではないでしょうか。

5.まとめ

ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-Eはドスパラ公式サイトで販売中で、6月13日現在の価格は159,980 円(税込み172,778円、セール価格です)から、となっています。同一筐体を採用し、Core i5-8300HとGTX1050Tiを搭載する「GALLERIA GCF1050TGF-E」のほうは134,980円(税込み145,778円、こちらもセール価格です)から、となります。

これでドスパラの薄型・軽量な新筐体を採用した2機種ともに試用させていただいたことになります。ともかくこの新筐体は素晴らしいの一言です。サイズ感もさることながら、光学式キーボードの打鍵感も極めて高く評価できますし、(しつこいですが)狭ベゼルを採用したスリムな筐体は本当にカッコいいです。もし私が今GALLERIAを購入するとしたら迷わずこの新筐体を採用した2機種のいずれかにします(断言)。

ではCore i5にするのかCore i7にするのか、という点です。ベンチマークスコアの成績は確かにCore i7搭載のGCF1060GF-Eが上ですが、正直な感想としてはCore i5搭載のGCF1050TGF-Eでも十分なのでは?というのがあります。ただし、オンラインゲームなんて星の数ほど存在しているわけで、それら多くのゲームに適合する確率が高いのはより高性能なGCF-1060GF-Eであることは間違いないでしょう。また、6月12日現在のセール価格を見ても、両者の価格差は税込みベースで3万円弱です。ならば先を見据えて上位モデルを、というのが妥当かもしれません。

一方で、ゲーム専用機としてこの製品を使うのではなく、あるときはライトなゲーマー、そしてあるときはビジネスマンとしてこの製品に向き合うのだ、ということならCore i5のほうでも全然OKなのかな、と思います。もちろんゲーム初心者なら、Core i5モデルを選んでも十分に腕を磨けるマシンだと思います。

6.関連リンク(ドスパラ)

GALLERIA GCF1060GF-E(レビュー機です)
GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5モデルです)

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