こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はドスパラ(会社名はサードウェーブ)の17.3インチゲーミングノート「GALLERIA GCF1060NF」の実機レビューです。ゲーミングノートの主流と言えるサイズは15.6インチと17.3インチですが、「どうせ持ち歩いたりしない」のであれば17.3インチのほうがより迫力あるゲーミング体験ができますね。
1.スペック
ゲーミングノートのレビュー記事で、最初に見るところは「CPUとGPU」だと思います。この製品はCPUが第8世代(Coffee Lake)のCore i7-8750Hで、GPUがGeForce GTX1060(VRAM6GB)となります。8月2日現在ドスパラのゲーミングノートは「Core i5-8300H、Core i7-8750H(1機種のみCore i7-7700HQ)」と「GTX1050Ti、GTX1060、GTX1070」という構成になっていて、CPUで言うとCore i9、GPUだとGTX1080という、最上位のものは採用されていません。これらの最上位CPUやGPUを搭載すると一気に製品価格が跳ね上がってしまう、というのもあるのだろうと思いますが、先日のtakumiさん(現役ゲーマー)の投稿記事を参考にしても、この製品の構成であればPUBG(直近で非常に人気があり、かつ低スペック機キラーと言える重量級のゲーム)でも快適に動くと思います。
ドスパラはBTOメーカーなので、注文時にOSのバージョンやRAM、ストレージの構成を変更することができます。この製品のRAMは標準で8GBですが、カスタマイズにより4GB(価格は安くなりますがおすすめしません)~32GBまでの変更が可能です。ストレージは物理的に2基搭載可能で、標準構成は250GB SSD + 1TB HDD、カスタマイズにより2TB HDDや500GB SSD + 1TB SSDなどという構成も可能です。また、「SSDなし」にすることもできますが、著しく使用感が落ちるはずなので、これはやめたほうがいいです。
ディスプレイは17.3インチのFHD解像度、ドスパラではIPSという表現を使っていませんが、おそらくIPS(IPS相当)です。また、リフレッシュレートは「もはや最新ゲーミングノートでは普通」とも言える120 Hzとなります。通常のディスプレイよりも応答速度が早くなるので、FPSなどのゲームをする際にはハイスコア達成に寄与してくれると思います。
入出力ポートに関してはゲーミングノートらしく充実していて、USBは合計で4つ、HDMIとMiniDisplayPortという2つの映像出力専用ポートもあります。また、有線LANのチップは安定性と速度に定評のある「KILLER E2500」が使われています。
レビュー機のシステム構成です。OSがPro版になっている以外は標準構成で「Core i7-8750H、RAM8GB、250GB SSD + 1TB HDD」という構成になっています。また、画像はありませんが、GPUはGTX1060が搭載されていました。
2.筐体
同梱物です。ドスパラからお借りするレビュー機は一般向けの新品とは異なりますので、新品よりも同梱物の数は少なくなっています。基本的にマニュアルについては「はじめにお読みください」の小冊子と、あとはクイックスタートガイド(1枚ものの簡単な説明書)が付属すると思います。
また、ACアダプターはゲーミングノートの場合全般に大型のものとなり、この製品のACアダプターは電源ケーブル込みで694 gありました。
天板です。すみません、画像を撮影した際、電球色の蛍光灯を使用したため、若干黄色っぽくなっていますが、実物は「真っ黒」です。「ゲーミングっぽい」デザインにはなっておらず、このアングルから天板を見ると、ごく普通のスタンダードノート(ただし大きいです)と感じられます。
右側面です。こちらには画像左からUSB 2.0、SDスロット、そしてDC-INがあります。主要なポート類が左側面に集中していることもあり、こちらから見るとやはり少しそっけない感じです。
背面です。大きな通気口が2つあり、このあたりはゲーミングノートらしいところです。最近のゲーミングノートは背面に映像系や有線LANポートなどを配置する製品が増えているように思われますが、この製品は背面にポート類はありません。
左側面です。こちらには多くのポートが配置されます。画像左からセキュリティロックスロット、有線LAN、USB 3.0、HDMI、MiniDisplayPort、USB 3.0、USB Type-C、マイクジャック、イヤホンジャックです。ということで、周辺機器の接続はもっぱら左側面から、ということになりますが、右側面にもUSB 2.0をひとつ確保しているので、特に使いにくいということはないと思います。
前面です。こちらにはポート類はありません。
この画像は前面をひっくり返してみたところです。このようにLEDインジケーターが配置されます。また、視認性は悪くなく、手元でインジケーターが光っているのは確認できます。
底面です。画像の下側が前方(手元)側なのですが、スピーカーと、上に記載したLEDインジケーターが見えます。また、画像の中央やや左側にサブウーファーが見えます。17.3インチの大型サイズということもあり、スピーカーの音質にはかなり期待できそうですよね!
キーボードです。17.3インチサイズなのでパームレストはかなりの大型となりますし、両サイドの余地(余白)も結構大きくなります。このキーボードのサイズは15.6インチ製品と同じだと思われ、17.3インチだから特に大きい、ということはありません。
バックライトはRGBで、プリインストールされている設定用のアプリで配色やイルミネーションのコントロールが可能です。
キートップはフラットで、特別な加工は施されていません。また、この製品のキーボードは「SteelSeries(国内外問わず人気のゲーミングデバイス専門ブランド)」製となっていて、それが大きなセールスポイントでもあるのですが、個人的な印象としては、SteelSeries製であろうとなかろうと、ずっと前からGALLERIAのキーボードはゲーミング用として一級品だと思っていますし、実際このキーボードは「いつものGALLERIA」だとしか感じられません。
私が気づいた配列上のクセです。GALLERIAなんでWindowsキーが右側、というのは実機レビューのたびに書いているので、読者のみなさんもすっかり慣れっこになっていると思います。なので省略。それ以外の部分で、試用していてちょっと「あれ?」と思うのはBackspaceキーとDeleteキーの位置関係です。Backspaceキーの方は割と普通だと思うのですが、Deleteキーは遠いです。テンキーの上にあるんですよね。
それと、いい機会なのでドスパラお得意の「クーラーブーストボタン」の位置も一緒に説明します。要は電源ボタンの左側です。このボタンを押すと瞬時にファンが最大風量になります。もちろんファン音もかなり大きくなってしまいますが、ここ最近の猛暑にうんざりしている中、意外にこのボタンを押してしまうという場面もあるのかもしれないなあ、と思います。ただし、このボタンは筐体内部を冷やすためのものであって、PCに向き合っている人間は別に涼しくなったりしない、というのは当たり前のことです。
ヒンジを開いてみます。大型で、RGBキーボードがあるために一見してゲーミングノートだと感じられますが、筐体デザインそのものは特に強い個性があるということもありません。むしろ造形的にはスタンダードノートそのもの、という感じです。
正面から見たところです。横幅419 mmと大きく、ベゼルも特に細いという感じではありません。最近、ドスパラも含め、ゲーミングノートながら薄型でコンパクトな筐体を備える製品が増えてきていますが、ゲーミングPCの場合は、この点完全に好みの問題になります。どっしりとした大型の筐体を好む人も多いので、スタンダードノートやモバイルノートのように、コンパクトサイズが常にいい、というわけでもないです。この製品の場合「どっしりした筐体」を好む人に受け入れられやすいだろうと思います。
ヒンジを最大開口してみました。このように、水平位置(180度)まで開いたりはしませんが、角度的に足りないとかはありません。普通のノートPCと同じと考えていいです。
3.使用感
キーボード
この製品のキーボードはsteelseries製です。とはいえ、従来のGALLERIAのキーボードと使用感に大きな差は感じられませんでした。もともとGALLERIAのキーボードは強打仕様で、常識的な範囲で強打してもびくともしない堅牢なもので、そのせいもあってか打鍵音が静かで確実に打鍵できるものですが、この製品もその特長をうまく引き継いでいると思います。いかついゲーミングノートの打鍵音が静か、というのはちょっと笑っちゃうのですが、実際にそうなんです。
キー配列は素直でWindowsキーが右にあるという点(こうでないとGALLERIAではないので、これは仕方ないです)を除き、大きく戸惑う部分はありません。細かい話をすると、筐体説明のところで指摘したとおり、DELETEキーが少し遠い(テンキーの「/」の上にあります)というのと、右のShiftキーが小さいという指摘ができますが、重大な問題、というわけでもありません。割と早く慣れることができるでしょう。
キーピッチは手採寸で18.5 mmほど、キーストロークはノートPCとしては若干深めです。
また、カラフルなバックライトの制御は専用のアプリ「SteelSeries Engine 3」で行います。デフォルトのレインボーカラーから単色にしたりできますし、各種イルミネーションの設定も可能です。
ディスプレイ
ドスパラはディスプレイ形式を開示していませんが、TNと考えた場合視野角が広く、私はIPS(IPS相当)のディスプレイだと思います。というか、IPSと高品質のTNというのは識別が容易ではないので、「どっちだ!」というよりは体感的にIPSと同じくらい、というふうにご理解いただければと思います。
また、リフレッシュレートは120Hzですね。最近の流れとして、ゲーミングノートでは「4Kディスプレイ<高リフレッシュレート」となっていて、それに合うものになっています。
ゲーミングノートでは144Hzという、超高リフレッシュレートの製品が登場してきていますが、某メーカー(ドスパラではありません)のご担当者によれば、「いやあ、120Hzでも144Hzでも、人間の感覚だと体感差はほぼないんですけどね」なんてお話もありましたので、現実的には120Hzあれば十分かと思います。
発色はよく、輝度も十分だと思います。ゲーミングノートの性質上、電源に接続してゲームをすることになると思いますので、輝度を落として使う頻度はあまり高くないと思われますが、輝度100%の状態だと本当に明るく、鮮やかです。
事務所や自宅など、室内で蛍光灯をつけて使う場合、現実的に使いやすいのは輝度50%くらいで、このくらいの輝度であればoffice系の作業も快適だと思います。
スピーカー
この製品は筐体も17.3インチサイズで大きく、スピーカーにとっては非常に有利な環境にあるといえます。実際左右のスピーカーに加え、サブウーファーも装備されています。
音質は非常にいいです。ステレオ感もしっかり出ていますし、低音の再現もしっかりしています。ゲームはもちろん、よほどの音楽好きでもなければ、外部スピーカーなしでも本格的な音楽鑑賞ができると思います。
音質制御は「SoundBlaster Connect(CINEMA 5)」で行います。簡単にしか操作していませんが、音場設定をいろいろ調整できますし、マニュアルで各音域の調整もできますので、初心者から上級者まで満足できるのではないかと思います。
その他
この時期とても暑く、PCで高負荷の作業をする場合にはちょっと過酷な環境なのですが、筐体説明のところで書いたとおり、ドスパラ製品には必殺「クーラーブーストボタン」が装備されていて、強制的にファンを最大風量にすることができます。さすがに最大風量では騒音がかなり大きくなってしまうので、ゲーム中の「ここ一番」という場面でもないと使うことはないと思いますが、実機レビュー中にベンチマークテストを実施する際には役立ったと思います。この製品に限らず、外気温が高いとどうしてもテスト中に筐体の発熱が大きいように思われましたから(エアコンなしの部屋でベンチマークやってます)。
主要なプリインストールアプリは上に書いたとおり「SoundBlaster Connect(CINEMA 5)」「SteelSeries Engine 3」そして「System Control Manager」がありましたが、機能が重複しているものがありましたので、うまく使い分けたいところです。というか、機能が足りないよりは重複しているほうがずっとマシですけどね。
4.性能テスト
この製品はCPUに第8世代のCore i7-8750H、GPUにGeForce GTX1060を搭載していますので、「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)ベンチマーク」「3D Mark」そして「PC Mark」をやってみました。
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 21,271
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,222
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 18,061
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 18,045
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 17,833
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 17,549
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 17,153
マウス NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,951
ドスパラ GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,865
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 16,820
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 16,441
ドスパラ GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 16,156
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 15,923
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 15,598
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 14,964
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 13,727
ドスパラ GALLERIA QSF965HE2(Core i7-6700HQ、GTX965M): 12,830
ドスパラ GALLERIA QF960HE(Core i7-4710MQ、GTX960M): 12,791
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 12,285
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 12,172
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 13,600
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 10,875
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 10,828
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 10,491
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 10,215
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 9,951
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 9,462
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 9,364
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 9,284
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 9,124
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 8,979
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 8,867
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 8,780
ドスパラ GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): 8,568
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 7,235
個別のゲームソフトであるドラクエとDDONに関しては、GTX1060搭載機としてトップのスコアになりました(参考データにあるドスパラのGALLERIA MiniはデスクトップPCです)。初めて第8世代のCore i7-8750Hを搭載する製品をテストした際、「CPU性能が格段に上がっているので、ベンチマークスコアも伸びるだろう」と予想したのですが、実際は「CPU性能が一定水準以上の場合、GPU性能で差がつく」という傾向が見て取れました。
この製品のスコアが高くなった理由というのは正直良くわかりません。筐体サイズに余裕があり、冷却も十分に効くという前提でドスパラが調整したのかもしれませんし、それ以外に要因があるのかもしれません。ただ、ドラクエにせよDDONにせよ、GTX1050以上のGPUを搭載する製品であればゲームをやっていて性能差を体感するような場面はないだろうと思います。PUBGのベンチマークソフトでもあればGPUの型番による性能差がもう少しわかりやすくなるのかもしれませんが、あいにく存在しないんですよね…。
参考:
マウス NEXTGEAR-NOTE i7901BA1(Core i7-7700K、GTX1080): 6,703、17,345、37,589
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 6,283、15,476、30,804
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,583、15,146、36,268
ドスパラ GALLERIA GKF1070NF(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,280、14,030、30,686
DELL ALIENWARE 17(Core i7-7700HQ、GTX1070): 5,257、13,233、29,845
ドスパラ GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,808、9,888、26,344
GALLERIA GKF1060NF(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,717、9,989、24,824
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 3,703、9,743、26,843
GALLERIA GKF1060GFE(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,625、9,784、24,233
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 3,583、9,276、22,203
ドスパラ raytrek RKF1060TGK(Core i7-7700HQ、GTX1060): 3,518、9,207、23,689
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 2,523、6,802、20,045
GALLERIA GKF1050TNF(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,492、6,858、18,179
NEXTGEAR-NOTE i4400GA1(Core i7-7700HQ、GTX1050Ti): 2,449、6,852、20,453
GALLERIA QSF965HE(Core i7-6700HQ、GTX965M): –、5,344、16,987
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 1,826、5,553、17,109
HP Pavilion Power 15(Core i5-7300HQ、GTX1050): 1,797、5,230、14,052
※左からTime Spy、Fire Strike、Sky Diverのスコア
続いては3D Markです。ここでは3種類のテストをしていますが、Time Spyが最も高負荷、Sky Diverが最も低負荷となります。このスコアを見るとGPUの型番による性能差がわりとはっきり出ますし、逆に言えばGPUの型番でほぼ誤差なくスコアが決まる感じです。例えばTime SpyだとGTX1070なら5,000点台、GTX1060なら3,000点台、GTX1050Tiなら2,000点台という具合にキレイに分類できます。この製品の場合、GTX1060搭載なので、Time Spyは3,000点台ということになりますが、その中ではトップのスコアになりました。
参考:
DELL G7(Core i7-8750H、GTX1060): 5,401
ドスパラ GALLERIA GCF1070GF(Core i7-8750H、GTX1070): 5,122
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 3,704
ドスパラ Critea VF-HEKS(Core i7-8550U、MX150): 3,704
DELL Inspiron 17 5000(5770)(Core i7-8550U、Radeon 530): 3,607
HP ENVY 13(Core i7-8550U):3,534
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 3,518
ドスパラ Critea VF-HGK1050(Core i7-7700HQ、GTX1050): 3,492
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,479
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 3,350
ドスパラ Critea DX KS F7: 2,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 2,873
DELL Inspiron 15 7000(7570)(Core i7-8550U、GeForce MX130): 2,824
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 2,822
ドスパラ Magnate IM(Core i5-7400): 2,763
ドスパラ Critea DX-KS H3(Core i3-7100U): 2,198
ラストはGPU性能よりもCPU性能のほうが影響しやすい「PC Mark」です。直近テストした中ではDELLのG7が最高点となりましたが、GALLLERIA GCF1060NFのスコアもごく上位に位置しています。
結論として、この製品の処理性能はスペック表記載の数値を裏切らないどころか、期待以上の実力を発揮してくれた、と評価します。
5.まとめ
ドスパラ GALLERIA GCF1060NFはドスパラ公式サイトで販売中で、8月2日現在の価格は178,980円(税込み193,296円)です。
17.3インチと大型の筐体で、CPUとGPUはゲーミングノートとして上位クラスのものが使われ、高リフレッシュレートのディスプレイが採用され…という具合に、GALLERIAらしい、誰が購入してもすぐにオンラインゲームに没頭できる仕様になっています。先日ゲーマーのtakumiさんに書いてもらった記事でも、「ほぼすべてのゲームが快適にプレイできる」スペックですね(ただし、この認識に個人差はあると思います)。購入する際に少し出費が大きくなりますが、この製品であればそう簡単には陳腐化しないでしょう。
GALLERIAはドスパラのメインストリームの製品ブランドで、ドスパラのイメージリーダーでもある最重要戦略ブランドなんだろうと思います。そのせいもあるんでしょうか、スペック表で表面的に捉えられる以外の部分でも本当によく出来ています。例えば強打仕様のキーボード、ひっそりとKILLERを採用する有線LANなど、完全にゲーマー目線で作られていると思います。ゲーミング初心者にも上級者にもおすすめできる製品です。
6.関連リンク
GALLERIA GCF1060NF:ドスパラ公式サイト