MicrosoftがXBOX Game Passのプラン内容変更と価格改定を発表しました。今回の価格改定は日本だけでなく全世界で実施され、新規ユーザーは7月10日、既存ユーザーは9月請求分から改訂後の価格が適用されます。
目次
1.コンソール用XBOX Game Passプランが廃止
実質「XBOX Live Gold」の後継プランで、XBOX ONE・Series S|X向けの「コンソール用XBOX Game Pass(ゲームが遊び放題)」、厳選された25タイトルのみ遊び放題になるかわりに利用料金が低く設定されている「XBOX Game Pass Core」、Windows向けにリリースされている「PC Game Pass(ゲームが遊び放題)」、XBOX・Windows両方のタイトルが遊び放題になり、XBOX Cloud Gaming Beta(スマホや低スペックPCでもクラウド経由でXBOX向けゲームを楽しめる)も利用できる「XBOX Game Pass Ultimate」の4プランが用意されていましたが、7月10日をもって「コンソール用XBOX Game Pass」プランが廃止されました(加入済みのユーザーの継続利用は可能です)。
一方、PCでゲームを楽しんでいる方には関係なく、現時点では日本での提供は未定となっていますが、「XBOX Game Pass Core」と同内容のサービスを提供する「XBOX Game Passs 標準」(14.99ドル、約2,230円)が今後追加される予定です。ただし、コンソール用XBOX Game Passとは異なり、新作タイトルを発売日当日からプレイすることはできず、コンソール用XBOX Game Passで配信されている一部タイトルがプレイできない場合もあるとのことです。
2.価格改定でサブスクリプション料金が値上げ。XBOX Game Pass Ultimateは月額1,450円(税込)に
コンソール用XBOX Game Passプランの廃止と同時に価格改定も発表されています。値下げだったらありがたかったのですが、残念ながらすべてのプランで値上げされています。
ウインタブ読者に最もなじみがあるプランのみ取り上げるとXBOX Game Pass PCが月額850円から990円に、XBOX Game Pass Ultimateが月額1,210円から1,450円に改定されます。Ultimateの値上げ幅が大きいですね・・・。
円安の影響・・・というわけではなく、全世界的に値上げが実施されていて、新規加入ユーザーは7月10日、既存のユーザーは9月12日以降の請求分から新価格が適用されます。
3.改訂後の価格でもお得
値上げされてしまったとはいえ、XBOX Game Pass Ultimateでは「Forza Motorsport」や「Call Of Duty:Modern for Warfare III」、「パルワールド」といった話題の新作が次々と配信されるだけでなく、EAがリリースされているタイトルも遊び放題になる「EA Play」、高速かつ安定したネット環境が必要になりますが、高性能GPUが搭載されていないPCやスマートフォン・タブレット端末、ChromebookでもXBOX向けゲームをプレイできる「XBOX Cloud Game Beta」も利用できるので、月額1,450円でも依然としてお得だと思います。
新規ユーザーであれば最初の一ヶ月は100円で利用できますし、ROG ALLY・ROG ALLY XなどのゲーミングPCを新品で購入した際にXBOX Game Pass Ultimateの利用権が付属している場合もあるので、まずは自分に合うか試してから加入するのも良いでしょう。
かのあゆも昨年からXBOX Game Pass Ultimateをサブスクリプション契約していますが、ゲーミングUMPCを使い始めたこともあり、1,450円でも元が取れていると思っていますし、今後も継続するつもりです。
買い切り型とは異なり、配信タイトルは定期的に入れ替わっているため、ずっとプレイ出来るというわけではありませんが、配信されているタイトルが豊富なので飽きることもありません。ゲーマーなら今の価格でも加入して公開することはないはずです。
関連リンク
XBOX Game Pass:Microsoft