こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。気がついてみればタブレットだけでなくノートPCの実機レビューも相当数こなしているわけですが、その中には強く印象に残るものもあれば、「あれ?そんなのレビューしたっけ?」というものもあります。いいとか悪いとかではなく、自分にとってストライクゾーンか否か、ということなんだろうと思います。
DELL XPS 13の実機レビューをしたのは2016年2月ですから、もう半年以上前になるのですが、今でも強烈に記憶に残っています。13インチサイズとしては極めてコンパクトな筐体、アルミとカーボン素材による高い質感、ベゼルレス(ベゼルが極細)に4K品質のディスプレイ…、失礼ながら従来のDELL(いろいろとアメリカン)製品に対する先入観をすべて捨て去らなくてはならないと感じた、すごい製品でした。
私は個人使用するモバイルノートPCとしてLenovo ThinkPad 13を購入したのですが、仮に十分な予算があればXPSにしたかもしれません。ThinkPad推しを自称する私でも、この製品はほしい、と思っていました。
そのXPS 13がリニューアルです。変更箇所は非常に少ないのですが、CPUが最新も最新、第7世代KabylakeのCore iシリーズに換装され、筐体色が一部変更されています。しかも価格も定価ベースで引き下げになっています(注)。
(注)DELLは従来型のXPS 13を常態的に「20,000円引き」としていましたが、今回のリニューアルに伴い、「20,000円引き」の価格が定価になりました。したがって定価ベースでは20,000円安くなりましたが、実売価格ベースでは据え置きとなっています。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット(Pro版選択可)
CPU: Intel Core i5-7200U / i7-7500U
RAM: 4GB / 8GB / 16GB
ストレージ: 128GB / 256GB / 512GB SSD
ディスプレイ: 13.3インチ(1,920 × 1,080)/ (3,200 x 1,800)タッチ
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: ワイドスクリーンHD(720 p)Webカメラ
ポート:
USB 3.0(PowerShare仕様) x 2
USB Type-C(Thunderbolt 3) × 1
3-in-1 カードリーダ (SD、SDHC、SDXC)
Mini DisplayPort x 1
ヘッドセットジャック x 1
セキュリティケーブルスロット x 1
バッテリー稼働時間: 13時間(タッチ液晶)/ 22時間(非タッチ液晶)
サイズ: 304 × 200 × (9-15) mm
重量: 1.2 kg(非タッチ液晶)/ 1.29 kg(タッチ液晶)
今回のリニューアルはスペック表上の変更点はCPUの換装くらいです。もともとXPS 13は第6世代(Skylake)のCore i(6,000番台)を搭載していたのですが、これが第7世代(Kabylake)に変更されました。グレードによってCore i5-7200UとCore i7-7500Uという違いがありますが、すべてKabylake化しています。
2.筐体
確認してみたところ、従来型と全く同じ筐体を使用していると思われます。もともとXPS 13の筐体は非常に完成度が高いというか、11.6インチ並みの小型サイズ、アルミ削り出しのシャーシ、カーボン素材のパームレスト、そして「Infinity Edge」と呼ばれるベゼルが極細なデザインはそのままです。
筐体色は新色が追加されています。従来型は「シルバー」と「ゴールド」でしたが、「ゴールド」が「ローズゴールド」に変更されました。上の画像はDELLの製品ページにあったものですが、これを見る限り、「色味が強くなった」と感じます。ウインタブの実機レビューで試用した筐体が「ゴールド」だったのですが、その際は少しくすんだ、地味な印象がありました。でもこれは結構派手に見えますね。
3.価格と発売時期
DELL XPS 13はDELL公式サイトで販売中ですが、出荷は10月下旬からの予定となっています。また。4Kディスプレイモデルは現在は販売しておらず、後日の発売となります。価格は下記のとおりです。
スタンダード(Core i5-7200U、4GB、128GB、1,920 x 1,080):124,980円
プレミアム(Core i5-7200U、8GB、256GB、1,920 x 1,080):139,980円
プラチナ(Core i7-750U、8GB、256GB、1,920 x 1,080):149,980円
※価格はすべて税抜き
個人的にはどうせXPSを買うなら4Kモデル、と思うのですが、まだ詳細情報が出てませんね。XPS 13ユーザーに聞いてみたところ、むしろFHDのほうが使いやすい、ということを言っていました。いわく、「FHDのほうが目が疲れにくい」とか、「4Kだと使用するアプリによっては表示が異常に小さくなってしまう(つまり表示倍率の設定が難しい)」そうです。確かに理屈上はそうですね…。
また、この製品の場合、スタンダードモデルでもビジネスマシンとして十分な処理性能があるはずですし、筐体品質も上位モデルと全く変わらないので、それを思えばかなりお買い得なのではないでしょうか。また、XPS 13は実機オーナーの満足度がかなり高いようなので、それも有力な購入要因になると思います。Kabylakeの何たるかはまだここでは書けませんけど、少なくとも最新鋭のCPUである、というのは間違いないですしね。
コメント
予算があればって、ThinkPad 13の倍くらいしますやん。
12万~15万円あれば選択肢の幅も広がりますな。
こんにちは、コメントありがとうございます。「数万円足りない」という意味で書いたんですが、ヘンでした?
すいません。ノリでツッこんだだけです。
特に意味はないです。
こんにちは、コメントありがとうございます。律儀すぎ。気にしないでください。
2万5千円差でi5→i7、4GB→8GB、128GB→256GBなら高いの選びたくなるけど総額見ると悩む。
こんにちは、コメントありがとうございます。そうやってRAMをちょっと上げて、CPUをちょっと上げて、とやってるうちに取り返しのつかないことに…。ゲーミングノートとかだとかなり危険ですよね。予算が許せばi7なんでしょうけど、用途によってはi5でも十分すぎたりするし、私なんてi3で十分幸せだったりしますよ。