記事にアフィリエイト広告を含みます

DELL Inspiron 15 7000 2 in 1 - 大きいサイズの2 in 1、ビジネス用にもファミリー用にも最適!(実機レビュー)

DELL Inspiron 15 7000
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は15インチサイズと大型のキーボード非分離・ディスプレイ360度回転型の2 in 1「DELL Inspiron 15 7000」の実機レビューです。最近は待望のCherryTrail搭載のハイスペック8インチWindows タブレット「Venue 8 Pro」をはじめとして意欲的な新製品をどんどんリリースしているDELLですが、この製品もなかなか個性的ですよね。このくらいのサイズで2 in 1というのはあまり選択肢が多くないんです。
New Inspiron 15 7000 Series 2-in-1ノートパソコン(2015/10/6発売)

スポンサーリンク

1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット(Pro選択可)
CPU: Intel Core i5-6200U
RAM: 8GB
ストレージ: 256GB SSD
ディスプレイ: 15.6インチ(1,920 × 1,080)/(3,840 × 2,160)タッチパネル
ネットワーク:  802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみWebカメラ
入出力: USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、オーディオ、SDスロット
バッテリー: 43Whr、稼働時間7時間
サイズ: 381.9 x 252.5 x 19.9 mm / 重量 2.17 kg
価格: 95,018円~151,178円(クーポン割引考慮後、2016年3月6日現在)

補足します。この製品はそれほどカスタマイズ余地は大きくなく、OSとディスプレイ解像度のみ2種類から選ぶことができます。あとは製品版Officeの有無だけですね。CPUにSkylake世代のCore i5を搭載し、RAM8GBですから、ハイエンドとはいえないまでも実用上十分に高スペックであるといえます。重量が2kgを越えているので、ひょいひょい持ち歩く、という感じではありませんが、十分に薄型軽量、スタイリッシュな製品だと思います。

試用機はCPUとRAMはスペック表通り、ストレージがSSDではなくHDDで500GB、ディスプレイ解像度は1,920 × 1,080という構成でした。なお、現行モデルではHDDを選択することはできません。まあ256GBのSSDのほうが大多数の人にとってはありがたいと思いますけど。ということで試用機は上位モデルではなく、むしろ最下位構成の内容です。10万円でおつりがくる、というものですね。

2.筐体

DELL Inspiron 15 7000 同梱物
本体と同梱物です。筐体カラーはブラックでした。15.6インチなので、さすがに大きく感じました。
DELL Inspiron 15 7000 前面
筐体前面(開口部側)には何もついていませんが、このサイズにして厚さ2センチを切っているので、かなり薄型に感じられます。
dell_inspiron_15_7000-5
筐体背面(ヒンジ側)です。こちらにも何もありません。

DELL Inspiron 15 7000 右側面
右側面にはUSBポートとSDカードスロットがあります。また、タブレットのように電源ボタンと音量上下ボタンがついています。

DELL Inspiron 15 7000 左側面
左側面には画像左からNobleロック、オーディオジャック、HDMI、USBポート2つ、そして電源(DC-IN)という配置です。

DELL Inspiron 15 7000 キーボード
キーボードです。15.6インチサイズですがテンキーがついていないため、こじんまりした印象です。なんだかスペースの無駄使い、というふうにも見えますが気のせいでしょうw

DELL Inspiron 15 7000 キーボード拡大
キーボードのアップです。特に凹凸はついていません。また、XPS 13のようにパームレスト部分にすべり止めの加工が施されているということもないですね。夏場に汗ばむような環境だとわかりませんが、特に表面加工をしていないからといって不都合はありません。

DELL Inspiron 15 7000 テントモード
大型サイズですが、このタイプの2 in 1と同じく「4つのモード」が使えます。これがテントモードです。

DELL Inspiron 15 7000 ディスプレイモード
これがディスプレイモードです。この際、キーボードが底部になりますが、キー入力が無効になりますので誤入力の心配はありません。

DELL Inspiron 15 7000 タブレットモード
で、これがタブレットモード。普段使っている8インチや10インチのタブレットとは別次元の大きさですが、もちろんタッチ対応していますし、操作そのものは普通にタブレットです。

DELL Inspiron 15 7000 Continuum
Continuum(Windows 10 MobileのContinuumとは別物。キーボードを回転させるとタブレットモードとPCモードを自動的に切り替える機能)にも対応しています。このサイズだとタブレットモードにしなくても十分タッチ操作は快適なんですけどね。

スポンサーリンク

3.使用感

ノートPCとして使う場合、もちろん快適なのですが、キーボードにテンキーがついていないことに注意が必要です。私は日ごろから10インチの2 in 1を使っていて、当然テンキーなどついているはずもなく、この製品にテンキーがないことによってなんら違和感を感じませんでしたが、大型のノートPCに慣れている人、つまり同サイズでの買い替えを検討している人にとっては使用感を大きく左右すると思われます。

打鍵感はいいです。というか私これまでいろんな製品を試用してきましたが打鍵感の悪いPCというのにあたったことはありません。この製品ももちろん快適で、ノートPCとして十分合格といえるレベルです。

次に問題の「2 in 1」としてです。上に画像を掲載しましたが、テントモードとかタブレットモードとか、小型のキーボード非分離型2 in 1と同じように変形させることができます。タブレットとして使う場合、このサイズなので8インチとか10インチのタブレットと同じ使い方をするのはナンセンスです。手で持って使う、ということは積極的には考えられません。しかし、テーブルの上に置いてタッチ操作するというのは結構快適なんですよね。

それと、テーブルの上(デスクの上でもこたつの上でも同じです)でテントモードやディスプレイモードを使うのは意外に快適です。15.6インチの大画面で動画などを見るのにいいですね。

4.性能

いつものとおり、オンラインゲーム「ドラゴンクエスト X」と「ドラゴンズドグマオンライン(DDON)」のベンチマーク・テストと3DMarkを試してみました。

DELL Inspiron 15 7000 ドラクエベンチ1
参考:
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
ドスパラ Diginnos DG-D11IW(Core M5Y10c): 2,933
ドスパラ Altair VH-AD(Celeron N3150)
HP Stream 14-z000(AMD A4 Micro-6400T APU): 2,106
BungBungame Photon 2(AMD A6 Micro-6500T APU): 2,024
Cube iWork 11 Stylus(Atom X5-Z8300): 1,817
ONDA V919 Air CH(Atom X5-Z8300): 1,801
Chuwi Hi 10(Atom X5-Z8300): 1,658

うーん、思ったほどよくないですね。CPUがCore i5‐6200Uなので、CeleronとかAtomに圧勝するのは当然として、Core i7‐6500UのXPSにこれだけ大きい差をつけられるとは思いませんでした。

DELL Inspiron 15 7000 ドラクエベンチ2
参考:
ドスパラ GALLERIA QHF960HE: 10,136
DELL XPS 13: 3,592

最高品質でテストしても状況は変わらず、でした。参考データのドスパラ GALLERIA QHF960HEというのはGPUにNVIDIA GeForce GTX960Mを搭載しているのでスコアは別格になりますが、やはりXPSとの差はかなり大きくなってしまいます。

DELL Inspiron 15 7000 DDONベンチ1
参考:
ドスパラ GALLERIA QHF960HE: 6,410
DELL XPS 13: 3,085

DDONベンチでも差がついてしまいました。XPSだと標準品質では「普通」に遊べるという評価ですが、Inspiron 15だとそうなりません。この製品はオンラインゲーム目的ということだとちょっと厳しいかもしれませんね。

DELL Inspiron 15 7000 3DMark
参考
ドスパラ GALLERIA QHF960HE: 3,680、10,771、10,230、62,217
DELL XPS 13: 871、3710、6,003、50,711
※数値は左からFireStrike、SkyDiver、CloudGate、IceStormのスコア

最後に3DMarkです。やはりここでも数値は伸び悩んでいるという感じです。ただ、ウインタブでこれらのベンチマークスコアを掲載しているのは、パフォーマンスを計数化するのに便利、というのが理由で、もともとゲーミングPCではないInspiron 15のスコアが思わしくなくてもそれをもってこの製品の性能が低い、ということを意味するものではありません。おもにグラフィック系の性能を比較するとこうなる、ということだけで、実際普段ウインタブで記事にしているAtomやCeleronよりは段違いに高性能です。

ExcelとかYouTubeとか、プロレベルではない画像加工とかであれば全くストレスなく、快適に使えることは間違いありません。

5.まとめ

最後の性能テストの結果は思わしくありませんでしたが、Inspiron 15 7000は15.6インチと大型の2 in 1として希少性(大型2 in 1って他にはLenovoのYOGAくらいかな、と思います)があり、筐体品質も素晴らしいものです。

そして、価格が非常に魅力的で、試用機と同レベルのものが税込み95,018円と、10万円を切る価格で購入できてしまう、というのもうれしいところです。

唯一人によって気になるかもしれないのはキーボードで、大型のノートPCでテンキー付きのものを使い慣れているような人には少し不便に感じられるかもしれません。

15インチクラスのノートPCというのはビジネス用はもちろん、家庭用にもメインマシンとして十分なサイズだと思います。このサイズで多彩なレイアウトが取れる上にタッチパネル、というのは非常に使い勝手がよく、ビジネスのミーティングに、あるいはご家族揃ってのエンタメに威力を発揮してくれると思います。大型タブレットというのもいいものですね。

6.関連リンク

New Inspiron 15 7000 Series 2-in-1ノートパソコン(2015/10/6発売)

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    ベンチマークなのですが公式でIntelドライバーのアップデートでスコアが伸びるみたいですねー

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。初耳です。kwsk教えていただけると助かります。よろしくお願いします。

  2. ベンチマークって、同じCPUでも省電力の設定などでも変わりますよ?

    • wintab より:

      しいふうるさん、こんにちは、コメントの返信が遅れすみませんでした。ご指摘をもとに、今後は設定を多少いじりながらテストしてみます。