DELLが15.6インチのゲーミングノート「G15/G15 Ryzen Edition」を発売しました。すみません、ついさっきまで「G5(以前からあるモデル名です)」だと思っていたのですが、製品名が「G15」に変わっていますね…。しかしDELLの公式サイトでの扱いを見ると、「G5のニューモデル」と考えて良さそうです。
1.スペック
スペック表
G15/G15 Ryzen Edition | |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-10200H/Core i7-10870H AMD Ryzen 7 5800H |
外部GPU | NVIDIA GeForce GTX1650 GeForce RTX3060 |
RAM | 8GB/16GB/32GB |
ストレージ | 512GB/1TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 x 1,080)120Hz/165Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(Thunderbolt 3)、USB3.2 Gen1 ×3、HDMI、オーディオジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(HD) |
バッテリー | 56Wh/86Wh |
サイズ | G15:357.2×272.1×23.3 mm Ryzen:357.3×272.8×26.9 mm |
重量 | 2.44 – 2.449 kg |
バリエーションモデル
・G15(5510)
プレミアム:Core i5/GTX1650/8GB/512GB/120Hz
プラチナ:Core i7/RTX3060/16GB/512GB/165Hz
プラチナ:Core i7/RTX3060/32GB/1TB/165Hz
・G15 Ryzen Edition(5515)
プラチナ:Ryzen 7/RTX3060/16GB/512GB/120Hz
プラチナ:Ryzen 7/RTX3060/16GB/512GB/165Hz
※左からCPU/GPU/RAM/ストレージ/ディスプレイのリフレッシュレート
コメント
G15のCPUは第10世代(Comet Lake-H)のCore i5/Core i7、G15 Ryzen Editionは第4世代のRyzen 7を搭載します。スペックを確認すると、G15のCore i5モデルが全体的にワンランク低い構成になっていて、このモデルのみGPUがGTX1650、RAMは8GBとなります。ただ、その分「断然安い」というのもあります。
ということで、性能面ではG15のCore i5モデルはエントリークラス、G15のCore i7モデルとG15 Ryzen Editionは中上位クラス、と言えると思います。
ディスプレイは15.6インチサイズのFHD解像度ですが、リフレッシュレートが2種類あり、120 Hzと165Hzです。ただ、「よっぽど腕のいい人でない限り」両者の体感差はほとんどないと思いますね。特にカジュアルゲーマーの場合は120 Hzでも十分かと思います。
入出力ポートは搭載するCPUによってUSBポートの仕様に差があります。
Core i5モデル:
USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1、USB2.0 × 2
Core i7モデル:
USB Type-C(Thunderbolt3)、USB3.2 Gen1 × 3
Ryzen Edition:
USB Type-C、USB3.2 Gen1 × 3、
形状だと「USB Type-Cが1つ、USB Type-Aが3つ」というのは同じですが、規格に大きな差があります。マウスとかキーボードを接続するくらいならあまり気にしなくて結構ですが、データ伝送速度を重視したい人は注意してください。
サイズは基本的に全て同じ、と言いたいところですが、G15とG15 Ryzen Editionでは「厚さ」が結構違います。筐体画像を見るだけだと違いがよくわかりませんけどね。いずれにせよ、15.6インチのゲーミングノートとしてはやや大ぶりではあります。
2.筐体
この画像はRyzen Editionのものです。上に書かせていただいたとおり、サイズは若干異なりますが、Intel版のG15もほぼ同じ見た目と考えていいと思います。
左右のベゼルは細いですが、下部ベゼルはヒンジ形状がやや個性的なこともあり、(ヒンジによる高さも含めると)結構な厚みがあります。
背面です。ちょっとALIENWAREっぽい外観になりましたよね。ヒンジがやや前方に位置し、後部にオーバーハングがあります。この結果、筐体の奥行き(短辺)は272 mmと、かなりの大きさになっています。
…でも、カッコいいですよね…。
キーボードです。これもRyzen Editionの画像。テンキーのつく、15.6インチノートとしてはオーソドックスなレイアウトです。ただ、ここも注意が必要で、G15/G15 Ryzen Editionは英語キーボードと日本語キーボードを選択できるのですが、日本語キーボードの場合はバックライトはホワイトの単色、英語キーボードの場合は(画像のように)4ゾーンのRGBバックライトがつきます。よりゲーミングの雰囲気を高めるのなら英語キーボードですかね。
なお、筐体色はG15が「ダーク グレー」「スペクター グリーン」「ファントム グレー」の3色、G15 Ryzen Editionは「ファントムグレー」「スペクター グリーン」の2色を選べます。この記事で主に掲載している色が「ファントムグレー」で、キーボードの画像が「スペクター グリーン」です。
側面・背面と入出力ポートの配置です。上に書かせていただいたとおり、搭載するCPUによってUSBポートの構成が異なりますが、Core i7モデルの場合だと「1.USB3.2 Gen1、2.USB3.2 Gen1、3.USB Type-C(Thunderbolt 3)、4.USB3.2 Gen1、5.HDMI、6.DC-IN、7.LAN(RJ45)、8.オーディオジャック」です。
3.価格など
DELL G15/G15 Ryzen EditionはDELL公式サイトで販売中で、5月12日現在の価格は下記のとおりです。
G15(Core i5):86,304円
G15(Core i7):156,853円から
Ryzen Edition:146,063円から
※税込み価格
この価格は17%OFFのセール価格ですが、「安いですね」。Core i5モデルなんて激安と言っていいレベル。また、Core i5/Ryzenモデルの割安感も大きいです。デザインが一新され、GPU性能もアップしたG15、この筐体、このスペック、この価格なら「買い」でいいんじゃないでしょうか。
4.関連リンク
New Dell G15ゲーミング ノートパソコン(5510) (2021年4月16日発売):DELL
※G15/G15 Ryzen Editionとも同じ製品ページから購入できます