1.サイズ
Windowsタブレットとしては「可もなく不可もない」標準的な感じです。最厚でも最薄でもないし、最重量でもないし最軽量でもない。でも厚さが1センチを越え、重さも400gに迫っているのでMiix2 8あたりと比較してしまうと少し苦しいというところでしょうか。ミリ単位、グラム単位と軽視するなかれ、電車の中など、すこしばかり無理がかかったり不自然な形で長時間ホールドしてしまうとはっきり差が出ますね。ただ、これが致命的な欠陥かといえば決してそんなことはなく、後述するデジタイザという、他のWintabにはない差別化ポイントを持っているわけで、サイズに関して多少のことは我慢しましょう。
2.デザイン
安っぽくはないけど、高級感はありません。背面はブラックの樹脂製ですが、ちょっとゴムっぽい感触があり、滑りにくい仕上がり。プラスティックにキラキラのメッキをするよりはこちらのほうがいい、って人も多いでしょうね。あと、背面の下側には本機の売り、デジタイザを生かすべくスタイラスが付属しています。かなりしっかりした立てつけなので、意図せずに外れたりすることもなく、なくしてしまうことはなさそうです。また、収納時は目立たず、スタイラスの存在に気づきません。
あと、Windowsタブレットの数少ないデザイン上の差別化ポイントであるWindowsボタンですが、Dellのvenue8同様、サイドに取り付けられており、いわゆるへその位置にはasusのロゴが燦然と…。好みが分かれるかもです。
3.性能
CPUはAtomのZ3740 RAMは2GBと、Windowsタブレットのスタンダードと言える構成です。ベンチマークテストなんかやってるところも多いのですが、実際のところスペックは変わりようがないと言えるでしょう。カメラのほうはイン126万画素、アウト500万画素で、これまたスタンダードな構成です。しかし、VivoTab Note8には競合製品とはっきり差別化できる個性があります。デジタイザですね。お絵描きが趣味の人はもちろん、絵に興味がない人もデジタイザとスタイラスの恩恵は十分に感じられるはず。8インチの画面でデスクトップ環境をストレスなく操作するには指はちょっと太すぎますから。マウスの代わりとしてもデジタイザとスタイラスはすごく便利です。DELLのVenue8が純正スタイラスの在庫不足のためにユーザーを怒らせていることを思えば、スタイラスを最初から内蔵していて、サードパーティのスタイラスも使えるVivoTab Note8はスグレモノです。ちなみに、デジタイザを内蔵していなくてもスタイラスは使えますが、スタイラスに電源が必要(なので重く大きくなる)だったり、筆圧調整が出来なかったりという問題があるので、少なくともイラストなんかを書こうと思うならデジタイザは必須ですね。
4.アクセサリ
あんまり発売されてませんね。純正ではケースくらいでしょうか。VivoTab Note8は量販店とAmazonに販路が絞られていて、取扱店ごとにスペックと価格が少しづつ違います。ストレージの容量(32GBと64GB)、Officeのタイプ(PersonalとHome&Business)、そしてOS(Windows8.1と8.1Pro)です。一番買いやすいストレージ32GBにOffice2013Personalの組み合わせはヤマダ電機と上新電機にあり、39,800円(+ポイント)で買うことが出来ます。こういう売り方をしているので、メーカーサイトにはいまだにVivoTab Note8の情報が掲載されていませんし、純正オプションについても、わずかにスリーブ(ソフトケース)がAmazonで売られているくらいなのです。Wintabの場合、外付けキーボードやマウスはサードパーティーや競合会社の商品がそのまま使えますので、あまり困らないといえば困りません。
5.これ買いました
私、つい先日VivoTab Note8を入手しました。ヤマダ電機モデル(ストレージ32GB+Office2013 Personal)です。ストレージ容量には若干不安がありますが、自分の用途を考えて、OneDriveなどのクラウドストレージを活用することでしのいでみよう、と思っています。この先VivoTab Note8を使い倒してみて、Wintabの使い方をいろいろ発見していくつもりです。
6.関連リンク
Windowsタブレット「ASUS VivoTab note 8」をiPadと比較しつつ、原稿を書く端末に使ってみた:lifehacker
ASUS「VivoTab Note 8」:PC Watch
AtomだしmicroUSBなんだけどBlu-rayとか観られるの?人気の8インチWindows 8.1タブレット「ASUS VivoTab Note 8」でUSBホストアダプターを試した【レビュー】:S-MAX