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ASUS Transformer Book T90 Chi, T100 Chi, T300 Chi - 日本名TransBook、新型デビュー!

こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。引き続きCES 2015で発表された新製品を紹介します。今回はASUSの新型2 in 1である「Transformer Book Chi」シリーズです。この「Transformer Book」というのは日本では「TransBook」という名称になります。今回もそうなるのかは確定した話じゃないんですけど、現行のTransBook T100TA(TAM)に関してはそうなっていますので、この「Chi」も「TransBook T×× Chi」になるはず、と思います。

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「Chi」には3つの型番「T90」「T100」「T300」があり、大きな相違点はディスプレイサイズです。また「T300」だけはCPUやRAMがかなり強力になっていて、従来モデルである「T100TA」とはスペック的に「全然別物」です。

1.スペック

T90 Chi

Transformer Book T90 Chi

画像出所:米国ASUS公式サイト

CPU: Intel Atom Z3775(1.46GHz/バースト時2.39GHz)
ディスプレイ: 8.9インチ WXGA (1280 x 800) IPS液晶
RAM: 1/2GB
ストレージ: eMMC 32/64GB
ネットワーク: 802.11a/b/g/n,Bluetooth 4.0, HS
カメラ: イン2Mピクセル/アウト5Mピクセル
サイズ: タブレット部分: 241 x 137 x 7.5mm, 400g
     キーボード部分: 241 x 137.5 x 9mm, 350g
     タブレット+キーボード: 241 x 137.5 x 16.5mm, 750g

T100 Chi

Transformer Book T100 Chi

画像出所:米国ASUS 公式サイト

CPU: Intel Atom Z3775(1.46GHz/バースト時2.39GHz)
ディスプレイ: 10.1インチ Full HD (1920 x 1200) IPS液晶
RAM: 1/2GB
ストレージ: eMMC 32/64GB
ネットワーク: 802.11a/b/g/n,Bluetooth 4.0, HS
カメラ: イン2Mピクセル/アウト5Mピクセル
サイズ: タブレット部分: 265 x 174.5 x 7.2mm, 570g
     キーボード部分: 265 x 174.5 x 6mm, 510g
     タブレット+キーボード: 265 x 174.5 x 13.2mm, 1080g

ここでいったん切ります。T90とT100は基本的にディスプレイサイズと解像度、そして筐体サイズ以外は同一のスペックです。CPUは現行のT100TAと変わらずAtom Z3775で、これは値ごろなタブレットや2 in 1の中では高スペックな部類に入ります。RAMは米国モデルでは1GBか2GBとなっていますが、おそらく日本では2GBになるんじゃないかと思います。ストレージは32GBか64GBと、これも現行モデルと同様ですね。カメラは現行のT100TAがインカメラ(126万画素)のみであるのに対し、アウトカメラもついて性能も向上しています。

特筆すべきは筐体です。タブレット部分の厚さに注目!なんと7.5mm(T90)、7.2mm(T100)です。最新のiPad Air 2の6.1mmには負けてしまいますが、Windowsタブレットとしては(ダントツで)最も薄い、ということになります。重量の方はT100のほうは従来型(約1130g)と大きくは変わりませんが、T90の方はキーボード込みで750g、タブレット単体では400gとなっており、かなり魅力的です。ちなみにThinkPad 8は430gなんで、T90は画面サイズが大きくなりつつも重量増をかなり押さえ込んでいる、ということが分かります。

なお、米国モデルらしく、バンドルされるのは「Office365の1年間利用権」となります。

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T300 Chi

Transformer Book T300 Chi

画像出所:米国ASUS 公式サイト

CPU : Intel Core M 5Y71(1.2Ghz/バースト時2.9GHz)
    Intel Core M 5Y10(0.8GHz/バースト時2GHz)
ディスプレイ: 12.5インチ WQHD (2560 x 1440)IPS液晶
        12.5インチ Full HD (1920 x 1080)IPS液晶
RAM:  4GB/8GB
ストレージ: iSSD 64GB/128GB
ネットワーク: 802.11a/b/g/n,Bluetooth 4.0, HS
カメラ: イン2Mピクセル/アウトカメラはなし
サイズ: タブレット部分: 317.8 x 191.6x 7.6mm, 720g
     キーボード部分: 317.8 x 191.6 x 8.9mm, 725g
     タブレット+キーボード: 317.8 x 191.6 x 16.5mm, 1,445g

はい、T300だけ他の2つとは明らかにスペックが異なりますね。T300という製品の中でもグレードが存在し、CPU(Core M)とディスプレイの解像度が2種類あります。またRAMも最大で8GBまで搭載できるようです。つまりこれは従来機T100TAやそのライバル機acer Aspire Switch 10と同一線上にあるモデルではなく、Surface Pro 3Panasonic Let’s Note RZ4と真っ向勝負になるレンジのモデルです。またサイズ感としてはMacBook Air(13インチモデルで32.5 × 22.7 × 1.7 cm, 1.35kg)といい勝負になります。

2.価格と発売時期

米国における予想実売価格は

T300・ディスプレイ2560 x 1440モデル:799ドル(約9.5万円)
T300・ディスプレイ1920 × 1200モデル:699ドル(約8.3万円)
T100: 399ドル(約4.75万円)
T90: 299ドル(約3.56万円)

で、米国での販売開始は2月から、となっています。日本発売時期は未定ということですが、T100TAが日本で大ヒットしているので、販売されない、という可能性はゼロに等しいと思われます。製品の性質上、新入学シーズンには間に合わせてくるんじゃないでしょうか?価格の方はOfficeのバンドルの仕方が異なる(米国はOffice365の1年間利用権、日本はOffice Home&Businessか?)と思われるので、米国での価格よりは高くなるでしょうね。ちなみに2015年1月6日現在、T100TAM(ストレージ64GB、HDD500GBモデル)の米国Amazonでの価格は429ドル(約5.1万円)、日本のAmazonでの価格47,885円なので、実は日本のほうが安くなっていたりしますけど、これって為替レートによる影響が大きく、ASUS的には数千円程度は日本の実売価格を高くしたかったんじゃないかな、と思います。

3.ウインタブ的関心

高スペックのT300も魅力ですが、やはりT90、T100のコンビが気になります。特にT90のほうは従来の日本のモバイルWindows市場ではほとんどなかったサイズ(ドスパラのDiginnos DG-D09IWがある)の製品で、しっかりと一体感のあるキーボードがついていますから、使い勝手のほうが非常に気になります。タブレット単体としても7mm台の超薄型筐体と8.9インチという、いいとこ取り(あるいは悪いとこ取り)のサイズ感なので、ぜひ手にとってみたいと思います。T100TA(TAM)を購入しようとしていた人はかなり迷うことになるでしょうね。

4.関連リンク

ASUS Transformer Book T90chi
ASUS Transformer Book T100chi
ASUS Transformer Book T300chi
※すべて米国ASUS公式サイト(英語)
↑2015年1月8日現在、米国ASUSの商品ページにアクセスできない状態なので、米国ASUSのニュースリリースのページをリンクしておきます。
ASUS Announces Transformer Book Chi Series:米国ASUS ニュースリリース(英語)

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コメント

  1. うぃる より:

    >T90とT100は基本的にディスプレイを含め、サイズ以外は同一のスペックです。
    記事では、T100は解像度1920 x 1200で、T90は1280 x 800と成っていますが、
    どちらでしょうか?

    ドスパラ8.9インチに注目していますが1920 x 1200ですので、
    T90が1280 x 800なら、解像度、価格、Office有無、で悩む所に成りますね。

  2. wintab より:

    うぃるさん

    ごめんなさい、記事の書き方に誤りがありました。

    正しくは「ディスプレイサイズ、ディスプレイの解像度、筐体サイズ以外は同じ」で、両者の解像度も異なります。T90の解像度は1280×800です。

    記事を訂正しておきます。ご指摘ありがとうございました&ご迷惑をおかけ
    しました。また間違い等あるようでしたらご指摘ただけると助かります。

    よろしくお願いします。

  3. 初めてコメントいたします。

    新Transformer Bookシリーズはとても魅力ですが、3機種ともキーボードドックはBluetooth接続のようです。

    https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20150107_682617.html

    こちらのブログを拝読して、文章をガンガン入力するにはAspire Swithのような直接接続タイプが望ましいと感じていたので、Transformer BookがBluetooth接続に変わったのは残念ですね。

  4. うぃる より:

    >ごめんなさい、記事の書き方に誤りがありました。

    いえいえ いつも楽しく参考にさせて貰っていますので、
    お気になさらずに。

    タブレットを入れるケースや液晶保護フィルムなども含めて
    紹介やレビューの記事などもあると嬉しいです。

  5. wintab より:

    薮原さん、コメントありがとうございます。

    あくまで好き嫌いの問題なのかもしれませんが、先日、ポメラーキーボード(Bluetooth接続で、キータッチが快感)で壮絶なチャタリングを経験し、1ページ全て「/」の文字で埋め尽くされてしまいました。これがEnterキーだったらと思うと恐ろしい限りです。

    マウスなら笑って許せますけど、キーボードは個人的には絶対直接接続だよね、と私も思います。

    うぃるさん、コメントありがとうございます。

    私は自称「裸族」なので、ケースとフィルムは全然持ってません。でもウインタブで記事にするのに必要ですし、複数の機種を所有しているので、試しに何か購入してみますね!

  6. うぃる より:

    「使用されている物がありましたら」ですので、記事の為にわざわざ購入されると、
    新しいガジェットの元手で減りますので無しでOKです(笑)

    >先日ポメラーキーボード(Bluetooth接続で、キータッチが快感)で壮絶なチャタリングを経験し

    こういう実際に利用されていて、起こったトラブルや解決方法は役に立ちますね。