こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ASUSが12.6インチのWindowsタブレット「TransBook 3 T305CA」を発売します。ディスプレイサイズからして「Surfaceタイプ?」と思ったものの、そうではなく、「タブレットありき」の製品のようです(ASUSにはすでにSurfaceタイプの製品「TransBook T304UA」「TransBook 3 T303UA」があります)。もちろんキーボードは付属しますが、「タブレットとして使ってこそ光る」ように感じられました。
1.スペック
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Core m3-7Y30 / Core i5-7Y54
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 128GB / 256GB SSD
ディスプレイ: 12.6インチ(2,880 × 1,920)ゴリラガラス3
カメラ: イン491万画素/アウト1,297万画素
入出力: USB Type-C(Thunderbolt)、オーディオ
ワイヤレス: 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2
バッテリー: 約4.3時間~5.5時間
サイズ:
(タブレットのみ)303 × 202 × 6.9 mm / 695 g
(キーボード込み)303 × 210 × 17 mm / 1,235 g
この製品はCore m機(Core m3、およびCore m5のリニューアル版であるCore i5-7Y54を搭載)です。RAMとストレージは搭載されるCPUによって決まり、Core m3/4GB/128GBもしくはCore i5/8GB/256GBという組み合わせとなります。なので、「上位モデル」「下位モデル」という表現が適当かと思います。
ディスプレイは12.6インチとやや大型、解像度は2,880 × 1,920と高精細で、アスペクト比も3:2ですが、本体にキックスタンドは装備されておらず、「純タブレット」という外観です。また、1,024段階の筆圧に対応する手書き入力が可能です(ただし、これを実現するスタイラスペン「ASUS Pen」は別売りとなります)。
カメラもタブレットらしく、イン側、アウト側にそれぞれ装備されており、アウト側は約13MPと、タブレット製品としてはかなり画素数が大きくなっています。また、入出力ポートについては「悪い意味で」タブレットらしいですね。Thunderbolt対応のUSB Type-Cが1つ、オーディオ(イヤフォン、マイク)ジャックが1つあるだけです。専用のキーボードを除く周辺機器の接続を考慮すると、多機能ハブは必須でしょう。
サイズは上級タブレットらしく、12.6インチと大型ディスプレイを備えるにもかかわらず、厚さ6.9 mm、重さ695 gと、かなりの薄型軽量です。一般的なSurfaceタイプの2 in 1(のタブレット部分)よりも薄く、軽いです。
その他、スピーカーは筐体両側面に2つずつ(つまり4スピーカー)であるとか、電源ボタンに指紋センサーが搭載されるとか、上級タブレットにふさわしい装備もあります。
2.筐体
筐体は「アルミ削り出し」です。タブレットなので、クラムシェルノートのように「狭ベゼル」というのは無理ですが、この画像を見るとそれなりにはベゼル幅が薄くなっているように見えます。また、エッジ部分はダイヤモンドカットが施されます。
背面です。ASUSのZenBookシリーズに採用される「スピンメタル加工」が施されていますね。また、ご覧のようにキックスタンドはついていません。
付属するキーボードを装着したところです。このキーボードはバックライトがつき、キーピッチ19.24 mm、キーストローク1.4 mmを確保する本格的なものです。「ではありますが」微妙に「とってつけた感」がありますよね。
このキーボードにはヒンジはついておらず、カバー部分を台座にして使う、簡易的な形状となります。製品画像を見ると角度調整はできるようなのですが、クラムシェルノートやSurfaceタイプの2 in 1と比較してしまうと、キーボード接続時の使用感はやや劣ると思います。
3.価格など
ASUS TransBook 3 T305CAは9月15日の発売予定で、ASUSの直販サイト「ASUS Shop」では予約注文を受け付けています。価格はCore m3/RAM4GB/128GB SSDの下位モデルが税込み75,384円、Core i5/RAM8GB/256GB SSDの上位モデルが税込み96,984円となっています。なお、この価格には「専用のキーボードを含み、スタイラスペンは含まない」ということに注意しましょう。
12インチクラスのタブレットの場合、パッケージングがSurfaceタイプになってしまうことが多く、この製品もディスプレイまわり(サイズ、解像度、アスペクト比、手書き入力)を見るとSurfaceタイプの影響を感じますが、本体側にキックスタンドを装備せず、またデザイン面でも「タブレットとして使って!」とメーカーが言ってるような気がしますよね!
手書き入力性能いかん(これは使ってみないとなんとも言えません)によるとは思いますが、「タブレット形態が主、キーボード接続をしたノートPC形態が従」という使い方をしたいのであれば、Surfaceタイプ以上に光る製品なのではないか、と感じました。
4.関連リンク(ASUS Shop)
TransBook 3 T305CA-7Y54(上位モデル)
TransBook 3 T305CA-7Y30(下位モデル)
コメント
T305と聞くとT303とT304の後継機だと連想させるのですけど別物ですね。型番が紛らわしいです。
PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。acerとASUSは紛らわしい名前が多いと私もつねづね…
304で液晶の解像度落として稼動時間伸ばしてたのに
解像度戻して稼動時間短くなってる。
Core mにした意味ないような。
こんにちは、コメントありがとうございます。鋭いご観察ですね。個人的には303、304とは切り離した別物、って気がします。
これならmatebookでいいかなって思っちゃう
こんにちは、コメントありがとうございます。そうっすかねえ…(うまい反論が見当たらない)