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ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)- 13.4インチサイズでデタッチャブル2 in 1タイプの「モバイル・ゲーミングPC」、CPUとGPUが新しくなりました

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)
ASUSが3月13日に国内発表したゲーミングPC「ROG」シリーズのニューモデルから、今回はデタッチャブル2 in 1タイプの「ROG Flow Z13(2023)」をご紹介します。この製品については1月に海外で発表された際に紹介記事を掲載していますが、国内版の発表に合わせ、海外版の記事内容を再編集してお届けします。

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ASUSには「ROG Flow Z13(デタッチャブル)」と「ROG Flow X13(コンバーチブル2 in 1)」、2タイプの13.4インチ・ゲーミングノートがありますが、どちらもゲーミングPCとしては非常に珍しい「モバイルノートサイズ」の筐体を備えています。

なお、この製品の2022年モデルはウインタブでレビューしています(渋谷Hさんのご投稿です)。筐体は2022年モデルと2023年モデルでほぼ同一と思われますので、こちらの記事もあわせてご参照ください。この記事では主に2022年モデルからの変更点についてご説明します。
ASUS ROG Flow Z13 (dGPUなしモデル)を事務用機としてレビューします(読者投稿:渋谷Hさん)

1.ROG Flow Z13 スペック

スペック表

  ROG Flow Z13(2023)
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i9-13900H
外部GPU NVIDIA GeForce RTX2050/RTX4050/RTX4060
(すべて”Laptop”)
RAM 16GB(LPDDR5-5200, オンボード)
ストレージ 512GB/1TB SSD(PCI Express 4.0 x4接続)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.4インチ (2,560 x 1,600) 165Hz
※タッチ対応
ネットワーク Wi-Fi6E(802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C 、USB3.2 Gen1 Type-A、ROG XGインターフェース、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ イン503万画素(顔認証対応)/アウト1,258万画素
バッテリー 56WHr(約8.8時間)
サイズ 本体:302 x 206 x 14.3 mm
キーボード:302 x 228 x 5.6 mm
重量 本体:1.2 kg/キーボード:0.35 kg

バリエーションモデル

・GZ301VF:RTX2050/512GB SSD
・GZ301VU:RTX4050/1TB SSD
・GZ301VVRTX4060/1TB SSD

コメント

海外版ではOSがWindows 11 Proとなっていましたが、国内版はWindows 11 Homeです。CPUはCore i9-13900H(第13世代、Raptor Lake)のみが設定され、RAMも全モデル16GBです。バリエーションモデルごとに異なるのはGPUの型番とストレージですね。最新のGeForce RTX40シリーズからRTX4050、RTX4060が採用されています。また、RTX2050という、聞きなれない型番がありますが、これは昨年末に追加されたエントリー向けのGeForceです。2022年モデルでは外部GPU非搭載の低価格グレードがありましたが、これがRTX2050モデルに置き換わった、ということです。

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)

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ディスプレイは大きく変わりました。13.4インチでタッチ対応、と言うのは変更ありませんが、従来モデルでは「1,920 × 1,200解像度でリフレッシュレート120Hz」と「3,840 × 2,400解像度でリフレッシュレート60Hz」だったものが2,560 x 1,600解像度でリフレッシュレート165Hzという仕様に一本化されました。また、このディスプレイはASUSのROGシリーズに使われる「Neburaディスプレイ」という名称になっています。個人的には従来モデルの2種類のディスプレイは「ゲームのほうに振るのか、クリエイティブワークのほうに振るのか」で悩んでしまいそうに思われましたので、ニューモデルの仕様は「わかりやすく、多目的に使える」ものだと感じます。

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2.ROG Flow Z13 筐体

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)

筐体の外観は従来モデルからあまり変わっていません。また、サイズもほぼ同じです。

2023年モデル:302 x 206 x 14.3 mm / 1.2 kg
2022年モデル:302 × 204 × 14.5 mm / 1.12-1.18 kg

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)
筐体の厚みなんかは異なりますが、筐体構造はMicrosoft Surface Proシリーズと同じですね。タブレット本体にキックスタンドを装備し、薄型で着脱式のキーボードが付属します。なお、この画像ではキーボードが英語配列になっていますが、日本仕様は「82キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード)」と開示されています。

ASUS ROG Flow Z13 GZ301(2023)

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入出力ポートの配置です。ゲーミングPCとしてはポート類は明らかに少ないと言えますが、13.4インチのデタッチャブル2 in 1としてはかなり健闘しているほうだと思います。

XG Mobile

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ROG Flowシリーズ用に外付けGPU BOX「XG Mobile」が用意されています。XG Mobileも今回リニューアルされ、搭載GPUがGeForce RTX4090 Laptop GPUとなりました。また、画像にあるようにXG Mobileは単なるGPU BOXではなく、たくさんのポートを備えており、ドッキングステーションとしての役割も果たします。

3.ROG Flow Z13 価格など

ASUS ROG Flow Z13(2023)は3月17日の発売予定(3月15日現在、予約販売中)で、ASUS Storeでの価格は下記のとおりです。

・GZ301VF(RTX2050):289,800円
・GZ301VU(RTX4050):329,800円
・GZ301VV(RTX4060):339,800円
 ※税込み価格

従来モデルよりも価格が上昇してしまいましたが、全モデルで第13世代のCore i9とGeForceを搭載、またディスプレイ仕様も一本化されました(つまり、下位モデルではディスプレイのスペックが上がった、ということです)ので、「このくらいにはなるんだろうなあ」とは思います。「世にも珍しい、外部GPU搭載のタブレットPC」なわけで、希少価値(w)もありますよねー。

あと、XG MobileのRTX4090搭載モデルは3月下旬の発売予定で、お値段税込み399,800円。価格についてはノーコメントw。なお、XG Mobileには既存モデルもありますが、RTX4090搭載モデルも含め、今回ご紹介のGZ301シリーズとの互換性について不明なところがありますので、購入される場合は事前にASUS Storeに問い合わせるようにしてください。

4.関連リンク

ROG Flow Z13 GZ301VF(RTX2050)icon:ASUS Store
ROG Flow Z13 GZ301VU(RTX4050)icon:ASUS Store
ROG Flow Z13 GZ301VV(RTX4060)icon:ASUS Store
ROG XG Mobile GC33Y(GPU BOX, RTX4090搭載)icon:ASUS Store

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